Archive for: 12月 2022

月刊私塾界2023年1月号(通巻501号)

巻頭言

謹賀新年

「巨人の肩の上に乗る」という比喩をご存知だろうか。

先人たちが積み重ねてきた知見を利用して知的進歩を遂げることを指す。

 経営もそうだ。人類が営々と積み上げてきた叡智を利用しない手はない。

 人間の寿命が5000年もあるのであれば、一人がゼロから積み上げることができるかもしれない。しかし、残念ながら僅か100年以下でしかない。

 勿論学習塾の経営も同様である。経営理論を学ぶ必要がある。

 更に複雑化した世界では、分野を狭い範囲に絞り、専門化された知見を身につけるだけでは、解決が難しい課題が多くなっている。

 例えばアマゾン。創業者のジェフ・ベゾスは、物流と倉庫の生産性を向上させるために、トヨタ自動車のものづくりの仕組みを研究した「リーン生産システム」の手法を導入した。このアイデアを「リーン・シンキング」という本から学んだ。

 自分たちのビジネスは小売業であると思い込まずに、製造業のアイデアも取り入れることで、効率的な配送の仕組みを実現させた。

 経営学者のドラッカーは、経営は「リベラルアーツ(教養)」であると考え、歴史、社会学、心理学、哲学、文化、宗教などから得られる学際的な教訓を、経営のアドバイスに生かした。

 知識の幅を広げ、教養を深める最良の手段の一つが読書である。

 1年の計は元旦にあり。 読書の年にしよう。

(如己 一)

目次

  • 16 CatchUp1 合同会社CROP 塾にしかできない放課後等デイサービス「クラップ」
  • 18 CatchUp2 STUDY PLACE翔智塾 保護者も安心!LINE WORKSのログ管理機能でトラブルを未然に防止
  • 20 CatchUp3 AIC鷗州グループ 高い学習効果が得られるAI搭載の英語学習システム「マグニラーン」
  • 22 CatcUp4 株式会社アイトップ 東進のコンテンツを活かし切ってさらなる合格者を
  • 26 HOT TOPICS 教育業界が〈卯年〉に飛躍するために必要なこととは?
  • 32 挑む私学 早稲田摂陵中学校・高等学校 「Wコース」の設置によって早大との連携をさらに深める早稲田摂陵
  • 35 目次・巻頭言
  • 36 NEWS ARCHIVES
  • 64 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 65 【特集】 編集部が選んだ 2022年重大ニュース 注目のキーワード2023
  • 78 新春 ─上場記念─スペシャルインタビュー 個人塾からスタートした「Comiru」の軌跡
  • 82 Moonshot Review 塾市場 2 倍計画は動き出している ~攻めの DX を実現するための基幹 / 校務システム刷新の必要性
  • 84 TOP LEADER Interview  100年の経験とノウハウを活かし、  駿台ならではの新たな領域を開拓。 学校法人駿河台学園
  • 96 教育サービス業界 企業研究(122) ラクスル株式会社
  • 99 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(347)
  • 100 疾風の如く(162) 株式会社 プラウ プラウ経験型教育塾 塾長 北山 耕平さん
  • 102 For Whom the 塾 Tolls(20)
  • 104 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(116)
  • 106 白書界隈徘徊話(94) 西村克之
  • 108 自ら動き出すチームにする方法(100) 中谷彰宏
  • 110 塾の家計簿(68)
  • 112 シン・ジュクジン(14)
  • 113 芸術見聞録(114)
  • 114 わが子、就学中(22)
  • 115 為田裕行の「教育ICT行」(94)
  • 116 塾長の机
  • 118 1981(45)
  • 119 Opinion from School(43)
  • 120 林明夫の「歩きながら考える」(209)
  • 122 新・授業改革を目指して(130) 石川幸夫
  • 124 私塾界インサイト(58)
  • 128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(14)
  • 130 咲かせよ桜(95) 小林哲夫
  • 134 論点2023(1) リベラルアーツとは
  • 138 編集後記
  • 140 Book Review
  • 142 塾長のためのガジェット講座

シグマベストを展開する文英堂とアイードが業務提携

 アイード株式会社(東京・品川区、宮澤瑞希 代表取締役)は、株式会社文英堂(東京・新宿区、益井 英郎 代表取締役)と共同開発した「Grove」等の各種英語検定教科書や学校副教材準拠の音読評価プラットフォーム「オントレ」の販売開始及び、10校の公立高校にサービス提供を開始することを発表した。

 オントレは「音読」に特化したアプリ。先生は文英堂の教科書や教材から音読の宿題を配信することができ、生徒は配信された文章のお手本音声を真似て音読し、AIが即時に評価結果をフィードバックがある。文章全体に対して複数観点で評価されるのはもちろん、発音が苦手なフレーズや文章を抽出し復習を提案してくれる。また、発話した日別/累積の単語数が記録されるため、発話学習の軌跡が残り、生徒はモチベーションの維持がしやすい特徴がある。

​​【特徴】
音読に特化した英語学習アプリ
文英堂の検定教科書・教材に準拠したコンテンツ
先生・生徒の使いやすさに徹底的に拘ったUI/UX

【提供機能】
<先生側>
管理者用/先生用の管理ページ
課題管理・配信機能
<生徒側>
お手本音声の再生
発話音声の即時評価
発音が苦手なフレーズ・単語の復習提案
日別・累計の発話単語数を記録

検定公式オンライン学習サービス「スタギア数検」に小学生、高校生向けコンテンツを追加

 株式会社EduLab(東京・渋谷区、広実学 代表取締役社長)グループの株式会社教育測定研究所(西田紀子 代表取締役社長)は、総合学習支援の窓口プラットフォーム「スタギア」において、公益財団法人 日本数学検定協会(東京・台東区、髙田 忍 理事長)が実施する「実用数学技能検定」の公式オンライン学習サービス「スタギア数検」を提供しているが、従来までの中学生向けコンテンツに加えて、小学生、高校生向けのコンテンツを提供開始することを発表した。

取り組みの概要
 EduLabグループは、2021年6月に、『受験』『学習』『情報』の3つの窓口サービスを柱とした、総合学習支援の窓口プラットフォーム「スタギア」を提供開始し、搭載コンテンツを順次拡大している。

「スタギア」では、3大検定と呼ばれる英検®・漢検・数検において、それぞれ検定公式のオンライン学習サービスを提供している。この中でも、数検の公式オンライン学習サービス「スタギア数検」において、これまで学習者の対象を中学校1年~3年生としていたが、小学校3年~6年生、高校1年生のコンテンツ(問題と解答・解説)を新たに提供開始する。これにより、設問数は従来までの約800問から約1700問へと拡大し、学習対象となる階級の範囲としては、従来までの数検5~3級程度から、数検8〜準2級程度となり、より幅広い層の学習者様に利用することが可能となる。

●対象の目安
小学校3年生から高校1年生(数検8〜準2級)
●学習時間
毎日5分から自由に設定できます。
●価格
ライトプラン:無料
ベーシックプラン:500円/月 (※「スタギア」プライム会員費、初回加入後30日間無料)
プレミアムプラン:250円~ (会員種別により異なります。)

スタギア
https://studygear.evidus.com/
スタギア数検
https://studygear.evidus.com/studygear-suken

日本財団と長崎県大村市が連携協定を締結

 日本財団(東京・港区、笹川陽平 会長)は、「ヤングケアラーとその家族に対する支援」を加速させるために、長崎県大村市と連携モデル事業を実施することになり、2022年12月22日、大村市との連携協定締結式が日本財団ビルにて行われた。
 このモデル事業では、2022年12月から2026年3月までの3年間でヤングケアラーを早期に発見し、支援先につなげ、実際に支援を提供するモデルの構築と支援体制の整備を行う。また、今後はヤングケアラーに対する効果的な支援について検証し、政策提言へ行っていく予定。

 ヤングケアラーは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話など、本人の年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで生活や学業へ影響があることから、実態の把握及び支援の強化が求められている。ヤングケアラーの発見から支援の提供までには以下のような課題がある。
①見つからない:ヤングケアラーであることの本人、周囲の自覚がない
②支援につながらない:医療・教育・福祉の現場の連携が不十分、支援体制が確立されていない
③支援制度がない:上記から実態の把握が難しく、適切な支援制度が存在しない

【大村市との連携モデル事業の内容】
 日本財団の支援先であり、子どもの発達・学びのためのフリースクール運営等の実績をもつNPO法人schootが、ヤングケアラー専用相談窓口を開設。
 ヤングケアラー本人のほか、学校・医療機関等の関係機関からのヤングケアラーに関する問い合わせを受け、大村市と連携して必要な支援を提供する。他にも、関係機関への研修会実施による啓発活動を実施予定している。

2023年 塾用教材・展示会

日時主催会場お問合せ
1月11日(水)10:00-14:00一般社団法人 富山県教育ネットワーク「(新学期)教材・教具・情報機器 総合展示会」富山県総合情報センターTel. 076-434-2980(教材展担当:本田英雄)
1月12日(木)
10:30-14:30
全国学習塾協同組合(AJC)「2023年 塾・教育総合展 in 東京」東京国際フォーラムB2F ホールETel. 03-5996-6565(組合事務局)
1月18日(金)
10:30-14:00
千葉学習塾協同組合「JAC教材教具展 2023」幕張メッセ 国際会議室Tel. 04-7093-6228(安房英数学院 鈴木)
1月20日(日)10:00-15:00関西私塾教育連盟・NPO 学習塾全国連合協議会西日本ブロック「教材フェア in 関西」大阪ビジネスパーク ツイン21 MIDタワー20階Tel. 06-6382-1224 (共学舘義塾 村田)
1月25日(水)10:00-14:00愛知県私塾協同組合「第37回 学習塾情報展」ウインクあいち6FTel. 052-618-6713(組合事務局)
1月30日(月)10:00-14:00埼玉私塾協同組合(SSK)「2023年 SSK 教材教具・情報展」大宮ソニックシティ市民ホール401・402Tel. 049-224-7193(英進学院内 坂田)
2月2日(木)11:00-13:30公益社団法人 全国学習塾協会 「みえ学風塾フェア 2023」三重県総合文化センター第1ギャラリーTel. 059-273-5587(学習塾フェア担当宛)
2月22日(水)10:00-13:00神奈川県私塾協同組合「教材教具展」横浜市旭区民文化センター サンハートTel. 0467-82-1191(組合 理事長 田中)

学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、新機能「教材配信システム」を通じて漢検公式対策ドリルを無料で提供

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬高志 代表取締役)は、2023年4月より教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」の新機能「教材配信システム」の提供を開始する。これに先駆けて、2022年12月21日(水)より公益財団法人 日本漢字能力検定協会(京都市・東山区、山崎信夫 代表理事 理事長)の公式教材4種を、無料提供することを発表した。
 教育機関で「Studyplus for School」無料プランを導入すると、先生が「教材配信システム」の「ドリル」機能を通じて漢検10級~2級の対策ドリル4種を無料で配布でき、生徒が学習管理アプリ「Studyplus」上で問題を解くことができる。

■ 対応教材概要
  ● 教材名:
   「漢検対策ドリル 10級〜8級レベル相当(小学校低学年向け)」
   「漢検対策ドリル 7級〜5級レベル相当(小学校高学年向け)」
   「漢検対策ドリル 4級〜3級レベル相当(中学生向け)」
   「漢検対策ドリル 準2級〜2級レベル相当(高校生向け)」
  ● 教科・科目:日本漢字能力検定(漢検)10級~2級
  ● 教材提供元:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
※(公財)日本漢字能力検定協会が全国の学校・塾等、教育機関向けに無償配布している「漢字学習サイクルプリント」と「漢字のびのびプリント」を再構成している。
※「漢字検定」 、「漢検」、 漢検ロゴは、公益財団法人日本漢字能力検定協会の登録商標。

■ 利用概要
利用料金:初期費用・システム利用料・教材費すべて0円
利用対象:「Studyplus for School」を導入済み、もしくはこれから「Studyplus for School」を導入する予定であり、本教材の利用をご希望の教育機関
先行利用申し込みフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIpkD1ohxmBCLvZqwiOaBMn-l6kIbBclnZLuM-utWWK2Clpg/viewform
※これから「Studyplus for School」を導入予定の教育機関は、説明会への参加必須。
 詳細URL:https://story.studyplus.co.jp/n/n429786e87984

受験者数No.1のプログラミング能力検定、ジュニアマイスター顕彰制度にプログラミング領域で採用

 株式会社プログラミング総合研究所(東京・豊島区、飯坂 正樹 代表取締役社長)が運営する、プログラミング能力検定が公益社団法人全国工業高等学校長協会のジュニアマイスター顕彰制度に採用されたことを発表した。これにより、プロ検を受験することで大学への推薦入試等に活用できる他、奨学金の取得における活用も可能となった。
 また、プロ検は受験者数が国内No.1※のプログラミング検定となった。
※日本マーケティングリサーチ機構調べ「2022年11月期_指定領域における市場調査」

■「ジュニアマイスター顕彰制度」での採用について
 プロ検は公益社団法人全国工業高等学校長協会が主催するジュニアマイスター顕彰制度に、プログラミング領域で採用された。ジュニアマイスター顕彰制度には、実用英語技能検定(英検)や、TOEFL、TOEIC、実用数学技能検定(数学検定)、情報処理技術者検定など、進学時だけでなく、実際の社会でも活かせる資格が多く採用されている。高い能力や技能を示すこれらの資格と並び、プロ検を受験することで、豊富な知識量や専門性を証明できるようになった。
 また、受験者はプロ検で一定のレベルを取得すれば、大学への推薦入試に活用できる他、奨学金の取得における活用も可能となる。

<ジュニアマイスター顕彰制度とは>
 ジュニアマイスター顕彰制度は、全国の工業系学科・工業高校に在籍する高校生を支援するための制度。資格の取得や競技会等での成果によりポイントを付与し、一定のポイントを獲得した生徒へはゴールド、シルバー、ブロンズの称号を授与することで、生徒の意欲と技術・技能の向上を目的としている。この制度は大学入試や奨学金制度でも活用されており、AO入試や資格推薦入学、特別奨学生入試の他、奨学金付与の判断要素となるなど、学生にとっても実利ある制度。近年公教育現場においても注目度が高まっており、本制度の受賞者育成にも力を入れている専門高校も増えている。
ジュニアマイスター顕彰制度詳細:
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/11/11/1341292_10.pdf

子ども向けマネー学習アプリ「まねぶー」へ幼児教育メディア「FQKids」が12月21日からバーチャル出店開始

 株式会社mediba(東京・港区、新居 眞吾 代表取締役社長)と株式会社ORSO(東京・千代田区、坂本 義親 代表取締役社長)が共同で企画・開発を行っている、子ども向けマネー学習アプリ「まねぶー」のアプリ内店舗に、株式会社アクセスインターナショナル(東京・渋谷区、清水 朋宏 代表取締役)の幼児教育メディア「FQKids」が2022年12月21日よりアプリ内出店を開始した。

「まねぶー」は、子供がアプリ内店舗でお仕事体験やアプリ内通貨「マネブ」を使ったお買い物などの体験を通して、ゲーム感覚でお金の仕組みを学ぶことができるマネー学習アプリ。身近に実在するお店の仕事をアプリ内で体験することで、よりリアリティを感じながらお金の知恵が身に付く。

 アクセスインターナショナルは、持続可能な社会を目指して子供たちの非認知能力を育てる教育を届けたいと願い、これからの幼児教育を考えるメディア「FQKids」を展開している。このたび、マネー学習アプリとして子ども向けの金融教育やESDを推進する「まねぶー」の取り組みにアクセスインターナショナルが賛同し新たに、アプリ内店舗「FQKids」を出店する。アプリ内店舗では「パパとはみがき」、「ざっしのチェック」、「ことばのくみあわせ」の3種のゲームを楽しむことができる。

「FQKids」お仕事内容
●パパとはみがき
画面をタッチして虫歯菌をやっつけよう!

●ざっしのチェック
お手本と見比べて間違っている場所をタッチしよう!

●ことばのくみあわせ
正しい言葉の組み合わせになるようにタッチしよう!

■「まねぶー」について(https://www.maneboo.jp/
「まねぶー」は親子で楽しめる完全無料のマネー学習アプリ。
 ゲーム感覚で楽しめる「おしごと」や、おしごとでもらったアプリ内通貨「マネブ」を使った「おかいもの」を通じて、お子様がお金のやりとりや仕事、商品などについて学んでいくことができるサービス。
App Store :https://apps.apple.com/jp/app/id1549143431
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mediba.maneboo

こども向け経済メディア「キッズノミクス」公開

 株式会社Progress(代表取締役CEO 秦有樹)が事務局を務める一般社団法人こども未来投資プロジェクト(代表理事 清水裕矢)が、こども向け経済メディア「キッズノミクス」を公開した。

 こどもが「お金と社会のつながり」を身近なものとして感じる情報を提供することで、金融リテラシーを向上させることを目的としている。

 現在は、株価や為替、こども向け経済ニュース、金融用語の解説動画、金融広報中央委員会(事務局:日本銀行)が実施した金融リテラシー調査、さらには既に連携を発表しているNewsPicks for Kidsのコンテンツも掲載している。

 今後は、金融用語の解説動画の増設や、こども向けお金の検定「Jr.金融リテラシー検定」を実施、掲載するなど「お金の教育」に関わるプラットフォームとしての機能を強化する。

 株式会社Progressは「お金と社会のつながり」学習サービス「CA$H!」を法人との連携により来春開講する。同講座は熊本県の早稲田スクールが採択を決定するなど、学習塾との連携を深めている。

こども向け経済メディア「キッズノミクス」はコチラ

http://kidsnomics.space/

「お金と社会のつながり」講座「CA$H!」はコチラ

多摩美術大学卒業・修了制作展を1月と3月に八王子キャンパスで開催

 多摩美術大学(東京・世田谷区・八王子市、建畠晢 学長)は、学生生活の集大成となる卒業制作展・大学院修了制作展を、学科・専攻ごとに1月と3月の2回に分けて、八王子キャンパスにて開催する。1月のA日程では学科合同の「選抜展」を行うほか、公開講評会や特別授業、ギャラリーツアーなども実施する。

美術学部卒業制作展・大学院修了制作展A
日本画・油画・版画・彫刻・工芸・テキスタイルデザイン・環境デザイン・メディア芸術・情報デザインによる美術学部卒業制作展および大学院博士前期課程修了制作展

会期:1月12日(木) 〜 1月15日(日)10:00~18:00
会場:多摩美術大学八王子キャンパス
https://www.tamabi.ac.jp/access/

【A日程の主なイベント】
■9学科・専攻・コース合同開催「選抜展」
会場:アートテーク1F・2F
各研究室からの選抜作品を一堂に展示する。

■日本画専攻
「大学院2年生修了制作講評会」
日時:1月14日(土)10:00~ 
場所: アートテーク1F・2F、絵画北棟03-211・03-212教室 ※講評会はアートテークから行う。

■油画専攻
「福沢一郎賞」「辰野登恵子賞」
優秀な卒業生・修了生に対し独自の賞を授与している。
◆「福沢一郎賞」…かつて本学科で教鞭を執り、 教育者としても数多くの功績を残したシュルレアリズムの画家、 福沢一郎を記念した賞。1996年に創設され、 福沢一郎記念美術財団より卒業生1名に贈られる。
◆「辰野登恵子賞」…かつて本学科で教鞭を執り、 2014年逝去された画家、 辰野登恵子を記念した賞。2016年に創設され、 辰野登恵子氏ご遺族より修了生1名に贈られる。

■版画専攻
◆「客員教授秋山伸の特別授業」
日時:1月12日(木)13:00~
場所:レクチャーホールA
秋山伸客員教授による講義、その後版画専攻学生によるブックアート、ZINEの講評会を行う。
◆「大学院公開修了審査会」
日時:1月13日(金)10:00~
場所:本部棟3F 大会議室
大学院2年生の研究成果・論文発表を行い、審査員や会場からの質疑応答を行う。
◆「非常勤講師中島佑介の特別授業」
日時:1月13日(金)13:00~
場所:絵画北棟1F 03-112教室(シルクスクリーン・写真工房)
非常勤講師中島佑介によるブックアート、ZINEの講評会を行う。
◆「ゲスト講師岡崎真理子の特別授業」
日時:1月15日(日)13:00~
場所:絵画北棟1F 03-112教室(シルクスクリーン・写真工房)
ゲスト講師岡崎真理子によるブックアート、ZINEの講評会を行う。
◆「客員教授清水穣の特別授業」
日時:1月15日(日)13:00~
場所:レクチャーホールC、版画専攻展示会場(絵画北棟ギャラリー/1F展示室)
清水穣客員教授による写真史講義、その後版画専攻学生による卒業修了制作作品の講評会を行う。

■彫刻学科
「学部4年生 大学院2年生卒業・修了制作講評会」
日時:1月12日(木)13:00~
場所:彫刻学科棟内、アートテーク1F・2F

■工芸学科
「大学院2年生修了制作公開講評会 博士前期課程工芸専攻」
【陶】日時:1月12日(木)13:10~
【金属】日時:1月13日(金)13:10~
場所:工芸棟17-301A

■テキスタイルデザイン専攻
「学内展ギャラリーツアー」
日時:1月13日(金)14:00~15:00
集合場所:テキスタイル棟2Fギャラリー
​大学院2年生ならびに学部4年生の作品展示と選抜展のツアーを行う。

■環境デザイン学科
企画・図面・模型・インスタレーション・映像と多様な作品を展示する。

環境デザイン学科研究室WEBサイト http://www.tamabi.ac.jp/kankyou/
Twitter(学生運営)https://twitter.com/edd_sotsuten?s=20
Instagram(学生運営)https://www.instagram.com/edd_sotsuten/

■メディア芸術コース
「ゲスト講評会」「トークショー」
日時:1月14日(土)16:30~18:00
場所:レクチャーホールB
司会・進行:港千尋
ゲスト:AKI INOMATA氏、莇貴彦氏、福原志保氏

美術学部卒業制作展・大学院修了制作展B
グラフィックデザイン・プロダクトデザイン・芸術学・統合デザイン・演劇舞踊・劇場美術デザインによる美術学部卒業制作展および大学院博士前期課程修了制作展

会期:3月13日(月)〜 3月15日(水)10:00~18:00(最終日15:00まで)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス
https://www.tamabi.ac.jp/access/