Archive for: 4月 2023

東進調査 2023年 東大現役合格者アンケート 理系合格者の約8割が高2までに高校数学を修了

 株式会社ナガセ(東京・武蔵野市、永瀬 昭幸 代表取締役社長)は、2023年入試において東大現役合格845名、5年連続 800名超を達成した。この東大現役合格者を対象にアンケート調査を実施した結果の中から、東大現役合格の鍵となる理系現役合格者の高校数学の全範囲修了時期についての調査結果を発表した。

東大理系現役合格者の 79.5%が、高2のうちに数学全範囲修了

グラフ1は、東大理系現役合格者に高校数学(数学I・A、II・B、III)を全範囲修了した時期を聞いた結果だ。これは、あくまで回答者自身が学習し終わったと判断した時期となる。最も多いのは高2の 46.6%。高2・ 高1・中学までの3つを合わせると、高2の終わりまでに 79.5%の合格者が高校範囲の数学を修了していたことがわかる。

 一般的に、中学生のうちに高校範囲の数学の学習がスタートする中高一貫生ではさらに多くの 83.2%が高2のうちに高校数学を修了している。一方で高校入学後に高校数学をスタートして東大現役合格を果たした生徒も、73.1%の生徒が高2までに高校数学を修了していた。多くの合格者が、高校よりも早い進度で自ら先取り学習を行っていたことがわかる。

高校スタート現役合格者の修了時期は年々早期化

 グラフ2は、高校から高校数学の学習をスタートした現役合格者の数学修了時期を 2021 年からの3年間で比較したもの。高2までに修了した割合は、2021年が 65.8%、2022年が 69.1%、2023 年が 73.1%と年々増加している。特に2023年は高1までに修了した生徒が、26.9%と大きく増えている。2023年の高3生は、高校生活が丸々コロナ禍と重なった。さまざまな活動ができない中でも、将来に目を向けて目標のために自主的に先取り学習に取り組んでいたと考えられる。

2023 年東京大学に現役合格した東進生 845 名(5年連続 800 名超)のうち、東進東大現役合格祝勝会に 参加した生徒を対象にインターネット上で実施。有効回答数 473 件。

エデュケーショナルネットワーク 標準新演習小学英語準拠のオンライン英会話『新演習 Online Speaking』をリリース

 株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社で、教育機関の支援事業を行う株式会社エデュケーショナルネットワーク(東京・千代田区、二瓶 嘉男 代表取締役社長)は、同社の塾専用教材に準拠して、オンラインでフィリピン人講師と1対1の英会話レッスンが受講できるサービス『新演習 Online Speaking』の販売を2023年4月1日(土)より開始した。小学5・6年生対象の『標準新演習 小学英語』に準拠した内容で、「話す力」「聞く力」の習得・向上を目指す。

『新演習 Online Speaking』とはエデュケーショナルネットワークが全国の学習塾・学校へ提供している基礎~応用・発展レベルの通年教材『標準新演習』のラインナップから、小学英語(小5・小6)の内容に準拠したオンライン英会話サービス。
 学習塾や学校で習得した英語フレーズを、教材に準拠した英会話レッスンでアウトプットすることで、英語4技能の「話す」「聞く」力の早期習熟を目指す。

「新演習 Online Speaking」の使い方は、『標準新演習』と同じ内容を『新演習 Online Speaking』用にアレンジしたテキストが画面上に表示され、既に学習した内容を見ながらレッスンが受けられる。
 受講中に困ったことがあった時は、イラストスタンプを用いて気軽にコミュニケーションをとることが可能なので、安心して楽しくレッスンに臨むことができる。

商品概要
サービス名称:新演習 Online Speaking
販売時期:2023年4月1日(土)
サービス利用対象学年:小学5年生・小学6年生
購入対象:学習塾・学校専用
販路:当社営業所または特約店
推奨環境:
OS:Windows 10 以降 Mac OS 10.14 以降 ブラウザ:Google Chrome 最新版
<タブレット・スマートフォン> OS:iOS 12 以降 / iPad OS 13 以降 Android 9 以降 ブラウザ:Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

郁文館グローバル高校、海外トップ100大学への進学クラス新設

 学校法人郁文館夢学園が運営する郁文館グローバル高等学校(東京・文京区、渡邉 美樹 理事長・校長)は、2024年4月より新たに「Honors」クラスを新設する。

「Honors」クラスは『世界最難関基準の学び』をコンセプトに、1年時から日米ハイブリッドのカリキュラムを履修し(STEAM教育を含むリベラルアーツ主体のカリキュラム)、2年時には全員が米国に1年間留学することで、日米2つの高校卒業資格を同時に取得する。

 導入する米国のカリキュラムは、全米TOPボーディングスクールの一つであるWayland Academy(ウィスコンシン州)のプログラム。同校はリベラルアーツ教育に定評があるとともに、受講生はカレッジカウンセリングも受けることができ、パートナー大学への最低1校の合格保証と独自の奨学金が加算される。Wayland AcademyとのDual Diploma Programの学校導入は、郁文館グローバル高等学校が日本で初めての導入となる。

 留学先は米国ペンシルバニア州他の現地ハイスクール。1人1校1年間の留学制度の下、日本語が一切使えない環境で学ぶ。これにより、CEFR B2〜C1レベル(IELTS6.5〜7.5、TOEFL iBT90~110レベル)の英語力を身に付けると同時に、高得点取得者にはSATの指導も早期から行うことで、海外トップ大学(THE世界大学ランキング100位以内)に挑戦できる素地を養う。

 2023年度からはSDGs達成への貢献を目標に据えた探究活動や個人研究において、東京大学で博士号を取得した実業家をはじめ、京都大学や北海道大学等の博士課程に在籍する世界トップ大学の若手研究者らによる直接指導がスタートする。また、海外大学進学指導においては、世界トップレベルの実績を誇る海外大学専門進学塾との教育連携も行っていく。

 また、2023年4月より同校の新教頭として、自身も海外で学び、国際教育や海外大学進学に精通する鎌倉好男教諭が着任する。同氏は「Honors」クラスの立ち上げを主導し、本校の学校運営や教育活動における中心的な役割を担う。

サクシードが、児童相談所一時保護所学習支援委託を東京都より受託

 個別指導塾の運営事業を手がける株式会社サクシード(東京・新宿区、高木 毅 代表取締役社長)は、東京都児童相談所一時保護所における入所児童に対する学習支援事業を東京都より受託した。
 サクシードはこれまでに培った学習支援のノウハウを活かしてプログラムを運営し、所属する人材の中から適切な学習サポートスタッフを配置することにより、対象児童にとって充実した学習支援を行うことを目指し、様々な事情により入所している児童たちの学習面をサポートし、すべての子どもたちが自ら持つ力を発揮し活躍していけるように、事業をすすめていくという。

山梨県甲斐市と甲斐ゼミナールが「メタバース・スクール」で連携協定を締結

 山梨県甲斐市と学習塾の「甲斐ゼミナール」は3月14日、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した学習支援事業「メタバース・スクール」(仮称)などについて、連携する協定を締結した。甲斐ゼミナールがメタバースを活用した事業で得た経験やノウハウを市と共有し、同社が市のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に協力する。同社が連携協定を自治体と結ぶのは初めての試みとなる。メタバース・スクールについても実現に向け連携を図る。

学研HD エヌイーホールディングスの全株式を取得

 学研塾ホールディングスは、愛知県で塾事業を展開するエヌイーホールディングスの全株式を取得し、2023年5月1日(予定)からグループに参加してもらうと発表した。エヌイーホールディングスのグループイン目的は、①エリア戦略、②教育DXおよび教育サービスのOMOの成功モデル確立、③地域格差解消である。エヌイーホールディングスのグループインにより、愛知県での教育サービスの拡充と中京地区での売上や利益の伸長を目指す。また、エヌイーホールディングスの長年の指導経験を生かして、学習塾の顧客に向けたきめ細かい進路指導を提供し、教育サービスにおけるOMO(Online Merges with Offline)の成功モデルを確立する。日本の教育における地域格差解消にも取り組むという。

「FLENS School Manager」導入教室の生徒・保護者ユーザー数が12万人を突破

 FLENS株式会社(東京・港区、大生 隆洋 代表取締役)は、同社が提供する塾生保護者のファン化が狙えるコミュニケーションアプリ「FLENS School Manager(以下、FSM)」を利用する学習塾・習い事教室の生徒・保護者の2023年4月時点でのユーザー数が120,000人を突破したことを発表した。従来の大手学習塾での利用に加え、個人塾やオンライン学習、英会話教室、プログラミング教室、スポーツ教室などでFSMの導入が進んでいる。これは、個人塾などで必要最低限の機能を備えたコミュニケーションアプリを低価格で導入したい、カード発行や管理が不要な入退室通知サービスを導入したいという背景が要因と考えられる。

「FLENS School Manager(FSM)」は、2020年からFLENSがサービスを開始した、学習塾向けコミュニケーションアプリ。お知らせ、入退室通知、ポイント付与、ライブラリ、請求額通知、コンビニ収納、メッセージ、映像配信、デジタル帳票、予約など、FSMの各種機能を活用することで、FSM専用アプリを通じて学習塾と保護者・生徒の接点をデジタル化できる。利用中の複数ツール・サービスをFSMに一本化して、大幅なコスト削減も期待できる。

 デジタル化・コスト削減とともに「内部広報」もFSMに一本化することで『塾生保護者のファン化』も促進できるアプリだ。さらに、FSMには「社員タスク管理機能」も備わっており、コミュニケーション管理とあわせて社内業務管理も一体化することで「業務効率化」も進むプラットフォームとなっている。
URL :https://flens.jp/

京進、保育士試験最難関科目「社会福祉」のWEB全国模試を実施

 京進のキャリア支援サービス、「京進の資格取得 これから保育士」は、4月22・23日に行われる、令和5年[前期]保育士試験受験生の合格を支援するため、WEB全国模試を3月30日(木)より実施する。この模試は保育士試験の筆記試験で最難関科目とされる「社会福祉」について行う。保育士資格の早期取得を目指す受験生へ、この模試を通じて、重要論点に関する知識の定着を確認する機会を提供することで、合格につなげてもらいたいと考えている。WEB全国模試は4月19日(水)までの期間であれば、時間や場所を問わず、スマホ・タブレット・PCから受験が可能。

 これから保育士では、保育士資格の取得を目指す社会人への支援を目的として「社会福祉」のWEB全国模試を2021年より開始し、これまでに延べ1,800人以上が受験している。この模試は、受験生に模試受験直後に個人成績および解答解説を提供。模試の期間終了時に成績統計データを基にしたレポートが出されるため、全国の受験生の成績状況を参考に、自分自身の習得度を客観的に把握することが可能となる。

「京進の資格取得 これから保育士」は、スマホひとつで場所を選ばずスキマ時間で学習することが可能なeラーニング。科目別学習講座は1科目月額990円(税込)から利用できるので、WEB全国模試とあわせて直前対策に役立てられる。また、前期筆記試験の解答速報「社会福祉」や、実技試験対策のサポートも予定している。

【WEB全国模試 概要】
■実施日程:2023年3月30日(木)~4月19日(水)
■実施科目:社会福祉
■実施方法:WEBで実施すること以外は、筆記試験と同方式。自動採点方式により得点分布を作成し、受験者
へ共有する。個人成績は公表されません
■参加料:無料
■参加特典:実技試験対策講座(6月1日(木)開講予定)の受講割引クーポンを贈呈
■申込み方法:以下より、直接ご受験ください。初めにメールアドレスなどの必要事項にご回答ください
  https://kysn.jp/yFy0Z

ベネッセ 従業員の自律的な学習を促進する「Learners‘ Station」を4月に開設

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、企業のリスキリング支援の一環として、学習者にあわせた講座をレコメンドするサービスサイト「Learners’ Station(ラーナーズ・ステーション)」を2023年4月より開設する。講座レコメンドの機能に加えて、DX人材育成や階層別研修のカリキュラムなど、学習者および管理者双方の機能が搭載されており、Udemy Business(ユーデミー・ビジネス)の導入企業であれば追加料金なしで利用ができる。

 学習者は、診断システムで自身の興味や関心のあるキーワードを選択すると、ITをはじめとした幅広いジャンルの講座と記事のレコメンドを受けられる。ニーズにあった講座がわかり、自律的かつ継続的な学習が可能になった。「おすすめ講座診断」で、関心のある分野や項目を選択すると、おすすめ講座が表示される。おすすめ講座はUdemy Businessの講座に直接リンクしているため、そのまますぐに受講を始められる。

 管理者は「おすすめカリキュラムマップ」を使って、「階層別研修」「DX人材」「IT専門職」のカリキュラムを作成できる。研修カリキュラムのテンプレート取得など、階層別・テーマ別研修等のシーンでの利用が可能。学習者と管理者双方の動機づけができる仕組みにより、継続的かつ自律的に学習できる状態をサポートする。

■「Udemy」および「Udemy Business」
 Udemyは、米国法人Udemy, Inc.が運営する世界5,900万人以上が学ぶオンライン学習プラットフォームで、世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をオンラインでつなげている。また、法人向けの「Udemy Business」は、Udemyで公開されている世界20万以上の講座の中から、日本の利用者向けに厳選した日本語及び英語約9,500講座を、サブスクリプション(定額制)で利用することができるオンライン学習サービス。(株)ベネッセコーポレーションは、一生涯の学びを通して社会と人々の人生が豊かになるよう、社会人の学びを支援しており、Udemy社とは日本における独占的業務提携を2015年より行っている。

仙台育英学園が沖縄に全日制高を設置

仙台育英学園沖縄高等学校

 2023(令和 5)年度の開校にむけて設置認可申請中だった仙台育英学園沖縄高等学校(校長 加藤 聖一)は、3 月 27 日(月)午後 4 時半に沖縄県知事名の認可通知書を受け、2023年4月に沖縄県で全日制普通科の高校を開校する。仙台育英高のほかに全日制の高校を設置するのは初めてとなる。収容定員は120名(募集定員:1 学年につき 40 名)。学園は2014 年度に仙台育英学園高等学校広域通信制課程 ILC 沖縄を沖縄市上地に設置し、運営を行なってきたが ILC 沖縄在校生・保護者をはじめとする中頭地区の中学生・保護者から全日制課程を求める声が あったことを背景に、仙台育英学園沖縄高等学校の設置を 2021 年度に沖縄県知事へ申請した。使用施設は栄光校舎(沖縄市胡屋)、勝連運動場(うるま市勝連南風原)となり、栄光校舎と勝連運動場は学園所有マイクロバス(無料運行)で 25 分の距離という。

 同学園では 4 月 12 日(水)午前 10 時半予定の同校第一回入学式(入学予定者 36 名)にあわせ、同日 に開校式を午前 10 時より予定している。