Archive for: 9月 2023

青山学院大学社会情報学部の入学前教育にてAI教材「atama+」の活用を決定

 atama plus株式会社(東京・港区、稲田 大輔 代表取締役CEO)が提供するAI教材「atama+(アタマプラス)」を活用することが決定した。対象は「スポーツに優れた者の入学者選抜」のうち、「スポーツに優れた者方式」と「相模原キャンパスアスリート方式」の24年度入学生。学部が指定する数学の単元をatama+で学習することで、文理融合型の学びに不可欠な基礎学力の向上を目指す。

 青山学院大学の社会情報学部は、文理融合の学びを通じて現代社会で必要な考える力と実践力を養う学部だ。文理問わず横断的な基礎学力が求められ、入学後には数学的思考を身につけられるカリキュラムが整っている。

 atama+を活用することで、入学までの期間においても学習機会を提供する。atama+は、一人ひとりの理解度に合わせた個別最適なカリキュラムを作成するAI教材。特定の入試方式による24年度入学生は、約3ヶ月にわたって学部が指定する数学の特定単元をatama+で自立的に学習することで、入学後にも一層の活躍が期待できる。

◆青山学院大学社会情報学部におけるatama+を使った入学前教育の概要
対象  :「スポーツに優れた者の入学者選抜」のうち、「スポーツに優れた者方式」と「相模原キャンパスアスリート方式」で選抜された社会情報学部への24年度入学資格を持つ者(希望者のみ)
教科  :数学
募集開始:2023年12月末
実施期間:2024年1月〜3月

ブラザー、川崎市と「持続可能なまちづくりの実現に向けた連携協定」を締結

 ブラザー工業株式会社(佐々木 一郎 社長)の国内販売子会社であるブラザー販売株式会社(安井 宏一 社長)は、9月19日に川崎市(福田 紀彦 市長)と持続可能なまちづくりの実現に向けた連携協定を締結した。

 ブラザー販売は、川崎市と連携協定を締結し、市内を運行する路線バスや新しい市役所本庁舎などのペーパークラフトの制作に協力した。ペーパークラフトは同市のホームページで無料で公開されるとともに、同市が主催や後援するイベントでのノベルティや、児童向け公共施設での利用など、環境にやさしい公共交通機関への関心の向上と利用促進を目的に広く活用が検討されている。また、2024年に市制100周年を迎える同市の記念事業を担う「川崎市市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェア実行委員会」に参加し、交通も含めた、環境にやさしい社会の実現にも貢献していくとしている。ブラザー販売は、ペーパークラフトや刺しゅうなど、プリンターやミシンのコンテンツ制作と、それらを用いたワークショップの開催経験で培った「楽しみながら社会とつながり、学びを得る体験づくりのノウハウ」を活用し、自社だけでは解決できない社会課題の解決に向けた活動を、行政や企業と協力して行っていくとしている。

■連携協定締結式
 9月19日(火)に川崎市役所本庁舎において連携協定締結式を行った。川崎市長の福田氏とブラザー販売社長の安井は締結式を通して、公共交通の利用促進に留まらず、持続可能なまちづくりの実現に向けて、行政と企業の垣根を越えた広く新たな取り組みをしようというお互いの思いを確認しあった。

■「持続可能なまちづくりの実現に向けた連携協定」 連携事項

1.公共交通の利用促進に関すること
2.環境にやさしい社会の実現に向けた取組に関すること
3.持続可能なまちづくりの実現に向けた市民等への普及啓発に関すること
4.豊かな地域社会づくりに関すること
5.その他相互に連携・協力することが必要と認められる事項に関すること

新たに制作したペーパークラフト
 ブラザー販売は、子どもたちが楽しみながら「まちと交通」を考える機会を創出したいという川崎市の思いに共感し、締結式の以前から市内を走るバスのペーパークラフトや、「バスで行きたい場所・行ってみたい場所」という市民参加型のアンケート企画で選ばれた建物のペーパークラフト制作に協力してきた。

 今回新たに、「川崎市役所新本庁舎」「全国都市緑化かわさきフェアとのコラボラッピングバス(川崎市交通事業80周年記念事業)」「KAWASAKI BRT」「チョイソコかわさき」のペーパークラフト制作に協力した。今後も同市と相談しつつ、新しいコンテンツを追加していく予定である。また、制作協力したペーパークラフトは、同市のホームページでの公開に加え、ブラザーのプリントコンテンツサイト「プリふれ」でも公開を予定している。

■川崎市ペーパークラフトダウンロードサイト
https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000128093.html

■ブラザーコンテンツサイト 「プリンターでふれあおう!プリふれ」
https://online.brother.co.jp/ot/dl/purifure/

子どもの体験格差解消に向けた長野市・経産省との協働事業「長野市子どもの体験・学び応援モデル事業」がスタート

 子どもの教育格差の解消に取り組む公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(東京・墨田区、代表者:今井悠介・奥野慧)は、この度、子どもの体験格差の解消に向け、長野市および経済産業省と協働で「長野市子どもの体験・学び応援モデル事業 みらいハッ!ケンプロジェクト」を開始する。

 同モデル事業は、長野市内在住の小中学生全員(約28,000人を想定)に対し、スポーツや文化芸術活動、自然体験等の多様なプログラム参加に利用できる電子ポイントを付与し、子どもたちが体験の機会を得られるようにするとともに、長野市内で活動する事業者や団体等と連携しながら、子どもの体験を地域で支える仕組みを構築することを目指す取り組み。

 また、同モデル事業は、経済産業省の令和5年度「未来の教室」実証事業としても採択されており、長野市内で活動する団体等と協働しながら、地域の教育事業者の開拓や地域資源を活用した新規プログラム開発支援等を行うモデルづくりを行っていく。

■自治体による「所得制限なし」の体験支援施策。長野市内約28,000人の小中学生全員に体験等に利用可能な電子ポイントを提供

「長野市子どもの体験・学び応援モデル事業」は、長野市内在住の小学生と中学生の養育者を対象に、スポーツや文化芸術活動、自然体験等の多様なプログラム参加に利用できる電子ポイントを付与し、子どもたちがプログラムを通じて自分の好きな活動を見つけ、成長することを目指す取り組み。

 子どもたちは、登録された地域のクラブや教室、団体等でポイントを利用し、体験や学びの機会を得ることができる。ポイント利用にあたり所得制限はなく、長野市内在住の小中学生約28,000人が利用対象となる見込み。

■経産省「未来の教室」実証事業での採択を受け、長野市内で活動する団体等と協働で事業を展開するモデルづくり~効果検証を実施

 このモデル事業は、経産省の令和5年度「未来の教室」実証事業で「クーポン型助成を活用した地域における学び・体験創出事業」として採択されている。今回の採択を受け、このモデル事業においては、対象家庭へのポイント提供にとどまらず、長野市内で活動する団体等を「地域コーディネーター」として迎え、連携しながら事業を展開するモデルづくりにも取り組む。

 第一弾として、長野県内で活動するNPOの中間支援を行う特定非営利活動法人長野県NPOセンター(長野市、山室秀俊 代表理事)と株式会社ククリテ(長野市、石黒繭子 代表)を地域コーディネーターに迎え、このモデル事業の共同運営を行う。

 今年度は、地域コーディネーターと協働し、長野市内で多様な体験を提供する地域の民間事業者やクラブ・サークル等の開拓、地域資源を生かした新たなプログラムの開発を支援する仕組みの構築、支援が届きにくいことが想定される子どもたちの居場所づくりや相談支援活動をおこなうNPO等との連携体制の構築を行っていく。

モデル事業の概要
●名  称 
長野市子どもの体験・学び応援モデル事業「みらいハッ!ケンプロジェクト」
●対  象
長野市に住民票がある小学1年生から中学3年生までの子どもの養育者 ※約28,000人
●ポイント利用範囲
参画パートナーが提供するスポーツ、文化芸術活動、自然体験等のプログラム
※中学生については、上記に加え、学習でも利用可能
●ポイント提供額
一人あたり1万円
●ポイント交付時期
2023年10月中旬
※長野市から対象世帯へ「利用の手引き」およびシステム利用時に使用するID・仮パスワードを郵送
●ポイント利用期間
2023年11月1日~2024年1月31日
●実施体制
・実施主体:長野市、経済産業省(地域コーディネーター、効果検証等の部分)
・運営事務局:公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
・協力(地域コーディネーター):特定非営利活動法人長野県NPOセンター、株式会社ククリテ
※地域コーディネーターは今後も追加予定

■ポイント利用先の「参画パートナー」の募集・登録申請受付を開始
 このモデル事業の開始に伴い、長野市では、小中学生を対象にスポーツや文化芸術活動、自然体験等のプログラムを提供する「参画パートナー」の募集・登録申請受付を9月6日より開始した。参画パートナーの登録申請は、専用サイト(https://nagano-hakken.jp/)より随時受付けている。

■今後の展望
 このモデル事業の運営を通じて、地域コーディネーターと連携しながら、地域ぐるみで子どもの「体験」機会を後押しする事業モデルの確立を目指す。

 また、事業実施後の効果検証を通じ、所得制限を設けずに行うクーポン型施策の効果や地域コーディネーターとの連携モデルの成果を可視化することで、長野市での次年度以降の継続的な事業実施を目指すとともに、本モデル事業のような体験支援施策を、長野市に限らず全国の自治体に広げていくことを目指す。

■団体概要

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
 国内の子どもの貧困・教育格差解消を目的に、2009年にプロジェクト発足、東日本大震災の発生を受け、2011年6月に法人設立。経済的な理由で学校外教育を受けることができない生活困窮家庭の子どもたちに、学校外教育で利用できる「スタディクーポン」を提供するとともに、大学生ボランティアによる相談支援を行っている。
HP:https://cfc.or.jp/

通信制高校「ゴールフリー高等学院」が新たに”夕方コース”を開設

 総合教育機関の成基コミュニティグループ(京都市、佐々木 雄紀 代表兼最高経営責任者)が運営するゴールフリー高等学院は、サポート校と通信制高校学習拠点を兼ねた、通信制高校提携校。

 朝から実施されるスクーリングへの出席が難しい高校生が夕方以降に通える『夕方コース』を10/1より設置し、起立性調節障害などが理由で朝から体を動かすのが困難な高校生に向けて、新たな取り組みを始める。
 通信制高校ゴールフリー高等学院は、朝起きられないことが原因で登校ができず、進学をあきらめていた高校生のために『夕方コース』を開設する。通常、朝に登校するコースは10時半~17時の開校時間ですが、夕方コースは17時半~20時半に開校し、起立性調節障害などが理由で朝から体を動かすのが困難な高校生に寄り添うコース。スクーリングは通常のコースと同様に毎日実施しているため、体調や都合に合わせてスクーリングに出席ができる。

 そのような悩みに理解があり、進学の指導もできる職員が在籍しているため、体調と相談しながら無理なく単位を取得し、元気に動ける夕方の時間を自分の将来のために使い、大学進学を目指すことが可能だ。

『夕方コース』開校時間・キャンパス住所
時間|平日17時半~20時半
キャンパス|ゴールフリー高等学院 草津キャンパス(〒525-0032草津市大路2丁目3-11)
対象|高校1・2年生 ※高校3年生からは通常のコースにうつる。

▼夕方コースの詳細・お問い合わせはコチラ
https://www.goalfree.co.jp/gfk/lp/

▼ゴールフリー高等学院 公式サイト
https://www.goalfree.co.jp/gfk/

月刊私塾界2023年10月号(通巻510号)

巻頭言

ヤマト運輸と地方路線バス会社間の業務提携が拡がりをみせる。

 最初は2015年、岩手県北バスと「客貨混載」事業を開始した。路線は、北上~盛岡~宮古~重茂半島と150キロ以上に及ぶ。この区間を、北上~盛岡~宮古間の「ヒトものバス」と、宮古~重茂半島間の「客貨混載」の二つに区分する。前者はバス後部を改造し、荷物をフォークリフトでパレットごと積み降ろしできるようにした。後者は、乗降口付近の座席を改造し、荷物を積めるようにした。前者におけるヤマト運輸のメリットは、トラック便を減らせることだ。朝晩は輸送する荷物は多いが、日中帯は二ケタ少ない個数となる。これに対し後者は、重茂半島担当セールス・ドライバー(SD)が、日中宮古営業所に戻る必要がなくなる。それにより、SDの重茂半島滞在時間が伸び、サービス向上へと繋がる。例えば、お年寄りがスーパーに頼んだ買い物を、SDが届けるついでに安否確認もする「まごころ宅急便」サービスに、より多くの時間を割けるようになる。その結果、扱う荷物の量が1・5倍に増えた。

 バス会社は収入が増え、特に廃止が進む過疎地のバス路線を存続できる。Win―Winの取り組みだ。

 国土交通省は過疎地の物流対策として、同じような事柄を掲げる。「貨客混載」だ。ヤマト運輸が提唱する「客貨混載」と順番が逆だ。ヤマトのヤマトたる所以である。

 是非、読者諸氏も知恵を絞り、八方良しの業務提携や商品開発に取り組んでいただきたい。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 東進ゼミナール 小学生の集客に成功 「プロクラ」の導入がきっかけに
  • 8 CatchUp2 株式会社キャニオンマインド オンライン授業を格段にアップデートさせる「MAXHUB」
  • 10 CatchUp3 株式会社学習塾あすなろ会 釧路に根ざす老舗塾の新たな挑戦
  • 12 CatchUp4 向学塾 教育格差の是正を目指して 英語の講師不足の解消に「ELST 」が貢献
  • 18 HOT TOPICS① 現代を生きる上で、アンガーマネジメントの重要性
  • 20 HOT TOPICS②【特別連載】少子化による生徒数減少の危機を乗り切る 「縦型マーケティング」とは?〈前編〉
  • 24 挑む私学 関西大学北陽中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】 塾長の決断2023
  • 72 TOP LEADER Interview 教育をアップデートし、子供たちに最適な教育を。 株式会社メイツ
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(356)
  • 84 疾風の如く(170) 学習塾ボランタリーチェーン 塾エイド(千葉県) 代表 鴨志田 順 さん
  • 86 For Whom the 塾 Tolls(27)
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(125)
  • 90 白書界隈徘徊話(102)
  • 92 PAPER Review(76)
  • 94 自ら動き出すチームにする方法(109) 中谷彰宏
  • 96 シン・ジュクジン(23)
  • 97 芸術見聞録(123)
  • 98 わが子、就学中(31)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(103)
  • 101 10¹⁵ PETA(31)
  • 102 現代学習塾経営概論(7)
  • 103 Opinion from School(52)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(218)
  • 106 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(51)
  • 108 私塾界インサイト(67)
  • 112 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(23)
  • 114 咲かせよ桜(104) 小林哲夫
  • 118 論点2023(10) AI導入の諸注意
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

「Benesse鉄緑会個別指導センター」Web講座が、2023年10月から「数学ⅢC」「物理」を追加開講

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)と、同じくベネッセグループの株式会社東京教育研(東京・渋谷区、浜垣 剛 代表取締役社長)の東大受験指導専門塾「鉄緑会」が共同設立した「Benesse鉄緑会個別指導センター」は、Web指導の複数人型コース(1対7のグループ指導)に、2023年10月より、高校2年生向けの「数学ⅢC」「物理」の2講座を新規でスタートする。

 難関難関国立/理系大学志向が強まり「理高文低」などと称される昨今の大学受験動向のなか、首都圏・大阪圏といった大都市圏以外の高校の成績上位層においても、日常的にハイレベルな理系の教科指導に接したいというニーズが高まっている。

 個別指導センターでは、2010年の開塾以来、首都圏・大阪圏での通塾・対面指導/全国の生徒を対象とするWEBオンライン個別指導に加え、2020年にはWeb指導の複数人型コース(グループ指導型・配信型)を新設した。複数人型コース(1期生)では、今春の大学入試において、東京大学理科1類/2類、京都大学医学部医学科、東京医科歯科大学医学部医学科をはじめとする東大や難関大医学部医学科へ複数名合格者を輩出した。全国の高等学校からの問い合わせも増加していることから、最難関大志望者向け校内セミナーや学校特別講座などへの協力を行い、現場の先生方と「全国から東大・難関大医学部を目指す志望者の育成/学力の育成」に取り組んでいる。今後さらに、理系科目対応をより充実させるべく、このたび高校2年生向け新講座「数学ⅢC」「物理」を開講した。

■2023年10月に開講する講座の内容

・Web指導の複数人型コース(グループ指導型)において、高校2年生向けの数学ⅢC講座と物理講座を開講する

※学校行事・カリキュラムなどを踏まえて個別の高等学校ごとの独自クラス(同一高校在籍生のみのクラス)の開講も可能

■Benesse鉄緑会個別指導センター

 鉄緑会受講生への個別指導によるフォローを目的として、鉄緑会が監修、ベネッセコーポレーションが運営する形で、2010年に共同で開設した。東京校・大阪校の2拠点があり、講師陣は鉄緑会卒業生の中でも特に成績上位層を中心に厳選され、鉄緑会の教材・カリキュラム・指導方針を熟知したうえで指導を行っている。

 近年、オンライン指導が身近になったことから、鉄緑会校舎に通うことが困難な方(遠隔地在住)を対象としたWeb個別指導に加えて、2020年には複数に対応する「複数人型講座(グループ型・配信型)」もスタートした。

【2023年10月からの複数人講座(グループ指導・配信型)概要】

名称「東大・国公立医学部合格のためのWeb指導 2023」※以下の2通りの受講形態があります。・グループ指導型:週1回90分、オンライン上でのリアルタイムのグループ指導(1対7) ・配信型:週1回60分程度の録画授業の視聴
コース内容従来からの継続 :高1英語(東大型/京大型)、高1数学(ⅠAⅡB) 2023年10月よりグループ指導型に新設:高2数学(ⅢC)、高2物理
開講2023年10月
監修鉄緑会
対象(受講条件)●鉄緑会東京本校通塾圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)以外在住者で、 鉄緑会校舎に通うことが困難な方(遠隔地在住)。●受講資格(成績証明)が必要。
お申し込み●2023年10月からの受講は、2023年9月20日(水)まで。●上記以降は、開始月の前月20日までが期限となる。
受講費        (税込み)グループ指導型授業料 24,800円/月教材費 25,200円/6か月分一括システム維持費 4,000円/月初回登録費用 22,000円※途中月退会の場合でも教材費は返金できない。欠席時にも配信費は発生する。
配信型配信費 14,800円/月教材費 25,200円/6か月分一括初回登録費用 22,000円 ※途中月退会の場合でも教材費は返金できません。視聴しなかった場合でも配信費は発生する。
その他    ●視聴環境としてブロードバンド環境(光ファイバー・CATV・ADSL など)による   常時接続が必要。●条件を満たしたパソコンやタブレットが必要となる。

■資料請求方法、講座に関するお問い合わせ先

以下サイト内「お問い合わせ」フォームよりお申込み、お問合せください。

https://tetsuryoku-kobetsu.jp/

小中学校向け連絡サービス『tetoru』に既読管理機能を追加、学校が保護者のメッセージ確認状況を一目で把握可能に

 Classi株式会社(東京・新宿区、加藤 理啓 代表取締役社長)は、小中学校向け保護者向け連絡サービス「tetoru(テトル)」に保護者の開封・既読管理機能を追加した。これにより、教職員が配信した連絡の既読・未読状況を家庭単位で確認できるようになり、学校・保護者間のコミュニケーションをよりスムーズになる。

 これまでの学校と保護者間の連絡手段は、伝統的に連絡帳や連絡網を利用した電話でのやり取りが主流だった。しかし、この従来の方法では保護者が連絡内容を確認したのかを学校側が把握することは困難であり、特に休校情報などの緊急かつ重要な連絡が行き届いていない場合、学校・家庭双方にリスクが生じていた。

 この問題を解決するため、「tetoru(テトル)」では、保護者の方々がメッセージを開封し、内容を確認したかどうかを学校側が瞬時に確認できる「開封・既読管理機能」を導入する。この機能により、学校と保護者間のコミュニケーションの品質向上を図るとともに、緊急時の連絡もよりスムーズかつ確実に行えるようになる。

▼tetoru(テトル)について
【詳細URL】https://tetoru.jp/

▼基本機能
【サービス概要】小中学校向け保護者連絡サービス
【内容】学校からの連絡配信、保護者からの欠席連絡
【価格】無料 
※公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園からお申込の場合
tetoruは今後とも機能を拡充しながら学校・保護者の信頼関係構築をサポートしていくためのシステムを提供予定。

探究学習で最も多い取り組み内容は「調べ学習」だが地域差あり、北海道・東北は「学校外の企業(地域・人)との連携」の割合が高い傾向に

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬高志 代表取締役)のStudyplusトレンド研究所は、2023年8月28日(月)から8月30日(水)にかけて学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生を対象に、「総合的な探究の時間」に関するアンケート調査を実施、1,110名から回答を得た。この調査結果の完全版については、Studyplusトレンド研究所の公式サイトで紹介している。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20230927

「総合的な探究の時間」に関するアンケート調査 トピックス

「総合的な探究の時間」で最も多い取り組み内容は「調べ学習」。
地域差も見られており、北海道・東北では「学校外の企業(地域・人)との連携」の割合が他地域と比較して高い。
探究学習に対する印象は、関東・中部・近畿では「やる意味がわからない」が4割超。
「学校外の企業(地域・人)との連携」の割合が高い北海道・東北では、具体的な探究内容の悩みに関連した回答の割合が高い傾向に。
探究学習が入試にも役立つと認知している割合は4割程度、探究学習を通して進路選択のヒントを得ることができたと回答した割合は2割。
ヒントが得られたと回答した高校生の理由は、「進路選択の役に立った」「専門分野を深く学べた」「将来の視野が広がった」が多い結果に。
探究学習を通して、約半数が「考える力」「自分の意見をまとめて伝える力」「調べる力」「発表する力」の成長を実感。また7割近い高校生が、探究学習は将来に活かせると回答。
探究学習のテーマ選びのヒントとして大学に期待することは、「課題発見方法のヒントを得たい」「大学の研究内容を知りたい」の意見が多く見られる。

◆本調査の概要
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校生)
回答者  : 1,110名
※ 高校1年生 :203名、高校2年生:426名、高校3年生:481名  
調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
調査時期 : 2023年8月28日〜8月30日

※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
※リリース内に記載している地域区分の内訳は、以下の通り。
 北海道・東北・・・北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県  
関東・・・埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県
 中部・・・静岡県、岐阜県、愛知県、富山県、石川県、福井県、長野県、新潟県  
 近畿・・・滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県、大阪府、兵庫県、三重県  
 四国・中国・・・鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県  
 九州・沖縄・・・福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

■ 「総合的な探究の時間」の取り組み状況

【調査項目】
・ 「総合的な探究の時間」を受けていますか?

【回答】
・9割の高校生が、探究の時間があると回答。

【調査項目】
・「総合的な探究の時間」では、どのような取り組みをしていますか? ※複数選択可

【回答】
・最も多いのは「調べ学習」で8割超。いずれの地域でも高い結果に。
・北海道・東北では「学校外の企業(地域・人)との連携」「ポスターセッション」の割合が他地域と比較して高い。

【調査項目】
・「総合的な探究の時間」に対してどのような印象を抱いていますか? ※複数選択可

【回答】
・全体では「やる意味がわからない」が4割程度の一方で、「将来、必要な能力が身につく授業だと感じている」も3割程度。
・関東、中部、近畿では「やる意味がわからない」が4割超と、他地域と比較して高い割合。
・「学校外の企業(地域・人)との連携」「ポスターセッション」の割合が高い北海道・東北では、具体的な探究内容に関する悩みや、「よくわからないけどなんだか楽しい」の回答割合が高い。九州・沖縄も同様の傾向。

【調査項目】
・どのようなテーマで探究をしていますか? ※複数選択可

【回答】
・上位回答では、「SDGsに関するテーマ」「地域の課題解決」が多く3割超。

■ 探究学習と入試、将来との繋がりに関する認知状況

【調査項目】
・探究学習が入試にも役立つことを知っていますか?

【回答】
・入試に役立つことを知っている割合は4割程度。

【調査項目】
・探究学習を通して、進路選択のヒントを得ることが出来ましたか?

【回答】
・2割の高校生が、進路選択のヒントを得ることができたと回答。
・「ヒントを得ることができた」と回答した主な理由は以下の通り。
進路選択の役に立った(最も多かった理由)
「行きたい学部が明確になった、研究している分野の学科に進みたいと思った」
「より起業が身近なものとなり、実践的な学習のできる大学で商学を学びたい気持ちが強まりました。」
「地方問題について調べ、より具体的に私のしたいことがわかり、志望動機に繋げられる材料になった」

専門分野を深く学べた(2番目に多く見られた理由)
「自分の興味のある学問をしている大学の先生に探究の論文執筆のために話を聞きにいけて、雰囲気が分かった」
「情報学部系に興味があったため、探究でプログラミングを使用した研究をし、情報学部で行うことをイメージできた点」

将来の視野が広がった
「考える力を高めることができて、物事の共通点を見つける力や本質は何なのかと考える力がついた。そのおかげで、自分が将来やりたいことの本質に気づくことができるようになった。
「自分が達成したい研究テーマについて文献を見ていく中で様々な大学の論文を見て、多角的なアプローチの仕方があることを知り視野が広がった。また、その中でどの角度からアプローチしていくか考えることが進学したい学部を決めるきっかけとなった。」

【調査項目】
・探究学習を通して、どのような点で成長を感じることが出来ましたか? ※複数選択可

【回答】
・約半数が「考える力」「自分の意見をまとめて伝える力」「調べる力」「発表する力」で成長を感じたと回答。

【調査項目】
・探究学習で培ったものは将来に活かせると思いますか?

【回答】
・7割近い高校生が、将来に活かせると回答。
・「はい」の回答者で見られた主な理由の一部抜粋は以下の通り。
プレゼンのための資料作りや伝える力(発表する力)、論文を書く力が育った
グループで協力して一つのことを成し遂げることで、チームワークを大事にすることができたと思うから。
ネットの情報のみに頼らず文献などを参照し、そこに自分の考えを取り入れてまとめる力がついていると思うし、自分の考えを交えてまとめる力は将来必要だと思うから。
他者視点に立って、初めて分かる物の考え方や、捉え方を学ぶことが出来たから。
自分の興味を深堀できて大学のゼミへのイメージがわいたから。/将来研究したいことの序章的なことをやっているから
人と議論する能力は社会でも今求められていることだから。
・「いいえ」の回答者で見られた主な理由の一部抜粋は以下の通り。
やる意味が分かっていない
将来を意識せずにやりたいことをやったので、目指しているものと違う、つながるかわからない
やりたいこととずれていた
1人で出来ることをなぜ複数人で行うかわからない
中学のほうがレベルが高かった

【調査項目】
・自分で何かテーマを選ぶときのヒントとして、大学に期待することはありますか?

【回答】
・大きく2つの方向性で、以下のような回答が見られた。
課題発見方法のヒントを得たい
ある分野に対してなんの興味もない生徒が、「これって面白いな。もっと知りたいな。」と思えるようなその分野の入り口を提示してもらうことができれば良い。その入り口は初歩的なものであれば、初歩的であるほど良い(誰かから与えられて面白いと思うよりも、「自分が」発見したという感動こそが探究において大変大切であると思うからである。)
世の中の様々な分野の課題を提示すること。
大学生の論文は探究活動の良いお手本になると思うので、大学のサイトに簡単に論文を見られる場があればいいと思う。
テーマ決定のきっかけとなるような話題を沢山用意して欲しい。
解決して欲しい問題等を高校生に提示して欲しいです
大学の研究内容を知りたい
大学が現在研究していること
自分の興味分野、調べたいことと同じことをテーマにして研究していらっしゃる先生がいること。
興味のある分野の専門書や知識を持っている人との交流
研究室訪問をもっと活発に行いたい
教授との意見交換

経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の一次に続き、二次公募の採択企業として明光キャリアパートナーズが選定

「MEIKO GLOBAL」を展開する株式会社明光キャリアパートナーズ(東京・千代田区、小西悠太 代表取締役)は、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(経済産業省)の一次に続き、二次公募の補助対象事業者として採択されたことを発表した。

 政府が進めている「新しい資本主義」の重点テーマとして人材への投資による日本経済の活性化が掲げられている。この「成長と分配」施策の中でも人的資本への投資、すなわちリスキリングにより人的資本価値を高め、生産性や賃金の向上を実現する転職を推進する「労働市場の流動化」の普及拡大が挙げられる。

 このような環境のもと、経済産業省は、リスキリングと労働移動の円滑化を一体的に進める観点から、在職者が自らのキャリアについて民間の専門家に相談できる「キャリア相談対応」、リスキリング講座の受講を行う「リスキリング提供」、それらを踏まえた「転職支援」までを一体的に実施する体制を整備するための支援事業の公募を実施した。

 明光キャリアパートナーズはこの公募に提案し、その内容につき評価を得て、補助対象事業者として採択された。
今回の採択されたプログラムにおいては、外国籍人材に日本語だけでなく、実務に生かせるスキルや、ビジネスマナー・文化理解などの知識・スキルの向上と転職支援のサービスが対象となっており、この事業を通じて日本で働く外国籍人材のキャリアアップの支援、および、より採用企業にマッチした人材を紹介することでの、企業の人材不足の解消および更なる発展に貢献することを目的としている。

【採択事業概要】
事業名称:「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」
補助事業名称:株式会社明光キャリアパートナーズ キャリアアップ学習・転職支援事業
代表事業者:株式会社 明光キャリアパートナーズ

【リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業について】
 経済産業省ではリスキリングと企業間・産業間の労働移動の円滑化を目的に「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」により、個人のキャリアアップやそれを通じた転職を支援している。

広島県安芸高田市においてオンライン学習サービス『スタディサプリ』利用決定

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、広島県安芸高田市において2023年9月より全中学校・高校での本格利用が開始した。

広島県安芸高田市における利用概要

 学校向けの『スタディサプリ』は、基礎知識学習から、進路選択、非認知能力の育成まで先生の業務をサポートし、児童・生徒一人ひとりの可能性を切り拓くことを目指し、児童・生徒が利用できる講義動画や演習などの学習機能と、先生向けサポートツール『スタディサプリfor TEACHERS』を提供している。

 安芸高田市立中学校(6中学校、600名)と高校(吉田高校・向原高校、355名)を対象に、学校や家庭における生徒の主体的な学習を支援するため、導入が決定した。導入により先生の業務サポートにも貢献する。

学校向け『スタディサプリ』について

https://teachers.studysapuri.jp/

利用に関するお問い合わせ先

https://teachers.studysapuri.jp/contact