東京私塾協同組合 「親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」を都内3箇所で開催

親子で賑わう私立・都立 中学高校受験相談会の会場

親子で賑わう私立・都立 中学高校受験相談会の会場

東京私塾協同組合が主催する「第10回 親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」が10月12日(日)、東京・渋谷のエクセルホテル東急で開催された。この相談会は10月5日に小平市のルネ小平レセプションホール、同12日に渋谷エクセルホテル東急、19日に八王子の京王プラザホテルの3つの会場で開催された。この相談会には、東京都内の都立高校ならびに私立中高のほかに、千葉県や島根県、北海道や高知県の学校も合わせ91校の中学校および高等学校がブースを構え、来場者は受験に関することのみならず、普段の学校生活や独自の取り組みなどについて直接相談した。

今年は、3箇所でおよそ2000人あまりの受験生とその保護者らが参加したといい、12日の渋谷会場では、朝日学生新聞社との共催で「東京の部」として今年初めて実施された「ニュース作文コンクール」の表彰式もおこなわれた。

東京の部・作文コンクールの選考委員長を務めた、日本教育ペンクラブの中山登会長(武蔵野塾塾長)は「応募のあった196作品はいずれも政治、自然災害、環境問題、スポーツ、芸能などさまざまなニュースを題材に、子ども達の多岐にわたる関心を見事に文章に表現して、ニュース作文としての構成に工夫を凝らした作品も多く、各塾での熱心な作文指導が感じられた」と語った。

東京の部・ニュース作文コンクールで受賞した小中学生

東京の部・ニュース作文コンクールで受賞した小中学生

小学生の部で最優秀賞となった「セルモ目黒本部教室」に通う6年生の大滝野々花さんは、8月に発生した広島の土砂災害をテーマに、環境破壊の進む地球のメッセージを伝えた。大滝さんは今回の受賞を機に「地球からのメッセージを多くの人たちに伝えることができて良かった」話した。中学生の部で最優秀賞に輝いた練馬区の「のびのび学習教室」に通う乾市乃さんは、詩人の谷川俊太郎さんが朝日小学生新聞などで「いじめ」を題材にした詩を書き、読者の小・中学生の詩と合わせて紙面に掲載され、それが本となって出版されるという企画に賛同して、今回のコンクールに応募した。乾さんは「年齢や性別に関係なく、言葉を綴るだけで自分の気持ちを伝えることの出来る〝詩〟に感動してこの作文を書こうと思った」と詩の持っている力について伝えたかったと話した。

「ニュース作文コンクール」は、2013年から東京、神奈川、埼玉、茨城の私塾協同組合連合会と「朝日小学生新聞」や「朝日中高生新聞」などを発行する朝日学生新聞社と共同開催されているもので、朝日小学生新聞・朝日中高生新聞の中からテーマを見つけ、400~800字の作文にする。今年から「親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」の開催に合わせて「東京の部」が新設されたという。

この「親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」は、次回2015年からは新たに千葉県に近い東京東部にも会場を設け、4会場で開催されることになるという。

東京芸大音楽学部、飛び入学導入

東京芸術大は2016年度入試から、音楽学部で高校2年修了時から大学に進学できる飛び入学制度を実施する。選考は、国際的なコンクール入賞歴などの実績をもとに行い17歳で入学させる。募集人員は「若干名」とする見通し。同大付属音楽高校の生徒を優遇する制度などは設けず、広く一般から公募する。入学者は16年春から同大の学生として教育を受ける。音楽教育では早期教育が有効とされており、海外では、仏パリ国立高等音楽院、墺ウィーン国立音楽大、米ジュリアード音楽院などで10代半ばで入学しているという。

「走る」「跳ぶ」子供の運動能力1964年に比べ向上

文部科学省が実施した2013年度の体力・運動能力調査で10月12日、「走る」「跳ぶ」といった子供の運動能力は、東京五輪が開かれた1964年当時を上回っていることが分かった。10歳の結果によると、20秒間に幅1メートルの間を行き来して敏しょう性を測る反復横跳びは男子42.97回、女子40.69回となり、64年(男子33.6回、女子33.53回)を大きく上回った。握力は男子が50年前の16.74キロから17.36キロに、女子が同15.04キロから16.55キロとなり、50メートル走のタイムも男女とも0.02秒縮まった。 一方、ボール投げは男子24.45メートル、女子14.37メートルで、いずれも50年前を下回り、特に男子は6メートル近く下がった。

茨城大「さくら寮」日本人学生と外国人留学生の異文化理解に

茨城大学(水戸市)が新設した女子寮「さくら寮」(茨城県日立市)は、日本人学生と外国人留学生が共同生活する新しいタイプの寮だ。寮には4人部屋が6室あり、定員は計24人。台所や冷蔵庫のほか、トイレ、風呂、洗濯機などは共用だが、個室も用意されている。寮費は定額の光熱費込みで月額2万4900円だ。彼女らはそれぞれの研究室で実験に打ち込み、帰宅時間はばらばら。それでも時々はギョーザなどを味わうパーティーを開いて親交を深める。そこには共同生活が異文化理解につながっていることが垣間見える。

総務省調査 高校1年生のネット入り口は「スマホ」88%

総務省がまとめた調査で、高校1年生の9割近くがスマートフォン(スマホ)を所有し、このうち半数が休日に3時間以上使っていて、平日でも3割強が3時間以上使っていることが分かった。所有するインターネット接続機器(複数回答)は「スマホ」が88.1%で最も多かった。2年前の6割弱から昨年84.2%に達し、さらに伸びた。「タブレット端末」は16.5%に増えた。調査は3回目。総務省が6~7月、16都道府県の高校・高専の1年生約3700人を対象に実施した。

京都私塾連盟・大阪青凌共催、学習塾対象説明会開催

京都私塾連盟(松井博美会長)は10月2日(木)、キャンパスプラザ京都において、大阪青凌中学校・高等学校(福力稔学校長)との共催による、学習塾対象説明会を開催した。当日は、関西を中心に学習塾関係者が約120名参加した。

大阪青凌中学校・高等学校は「自主自律・稚心を去れ」の校訓の下、グローバル人材の育成を進め、年を重ねるごとに進学実績も向上している。京都私塾連盟との共催による説明会も毎年の恒例となりつつあるが、今回は中土井鉄信氏の講演を交え、例年とは違った内容で構成。
学習塾対象説明会同校の学校長の福力稔氏と教頭の向忠彦氏が、「同校の家庭学習指導の徹底が,国公立大・関関同立大の合格者の増加につながっている」と報告。京都私塾連盟の会長の松井博美氏は、「生徒・家庭との連絡を密にする同校の取り組み姿勢が,小さくても大きな成果を生み出す秘密であると感じた」と述べた。

東京個別 中間決算 増収10% 経常利益は84百万円

株式会社東京個別指導学院の2015年2月期第2四半期(2014年3月1日〜8月31日)の売上高は73億54百万円(前年同期比10.0%増)。損益面には、7教室の新規開校、テレビコマーシャルの実施など、規模の拡大並びに新規生徒獲得活動を積極的に行う一方で、コストの効率化・適正化をさらに追求致した結果、営業利益は81百万円(前年同四半期は営業損失79百万円)、経常利益は84百万円(前年同四半期は経常損失77百万円)、四半期純利益は37百万円(前年同四半期は四半期純損失64百万円)となった。

昴 中間決算 売上0.5%減も、経常利益1百万円で回復基調

株式会社昴の第2四半期累計期間(2014年3月1日〜8月31日)の売上高は16億73百万円(前年同期比0.5%減)となり、利益面では教室人員配置の適正化並びに全社的な運営の効率化を推し進めたことにより、営業損失10百万円(前年同四半期の営業損失38百万円)、経常利益1百万円(前年同四半期の経常損失34百万円)、四半期純損失は4百万円(前年同四半期の四半期純損失は33百万円)となった。

私塾ネット関東主催の研修会にて、異色のコミュニケーション研修

NS人材教育の松田浩一代表

NS人材教育の松田浩一代表

9月25日(木)、私塾ネット関東の第56回定例研修会において、生徒やその父母とのとコミュニケーション能力向上の一環として、「面談力(傾聴)の強化」をテーマとした研修が開かれた。今回、講師として招いたのはNS人材教育の松田浩一氏。傾聴とコーチングの違いを説きながら、ワークショップを中心とした講義は参加者を最後まで飽きさせず、予定の講義時間の2時間があっという間に過ぎていった。

講師の松田氏は、劇団運営、俳優活動を経て、現在では100社以上の営業支援コンサルティングや、新人研修、コミュニケーション研修等も担当。最近では、塾関係者向けの研修の経験もあるとのこと。

LINE 月間利用1.7億人初公表

LINE(本社:東京都渋谷区・代表:森川亮)は10月9日、浦安市で開いた事業戦略発表会で、実際のサービス状況を示す月間利用者数は1億7千万人と初めて明らかにした。「ライフ(生活)とエンターテインメントの両面からイノベーションを起こす。決済サービスの『LINE Pay』対話アプリのアカウントとクレジットカードや銀行口座の情報を連携させ、ネットや実店舗での支払いが可能になる。