近大マグロの幼魚養殖、沖縄でも

クロマグロの「完全養殖」事業を近畿大学とともに手がける豊田通商は9月15日、沖縄県名護市で準備を進めてきた幼魚の養殖を始めると発表した。幼魚まで育てる施設は、長崎県五島市に続いて2カ所目。来春以降に出荷する予定だ。全額を出資して運営会社「ツナドリーム沖縄」を設立。卵から孵化させた体長5センチほどの稚魚を五島市の施設などから持ってきて、30センチほどの幼魚(ヨコワ)に育てる。その後、さらに成魚まで育てる業者などに出荷する。2016年に1万匹、20年には5万~6万匹を養殖する計画だ。

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