福島 子供の肥満傾向改善

学校保健統計調査は5~17歳の約69万人(全体の5%)を抽出し、身長や体重などの発育状態を調べている。標準体重などから算出する肥満度が一定水準を超えた子供を「肥満傾向児」としている。東京電力福島第1原子力発電所事故の影響が残る福島県では肥満の子供の割合が高かったが、2015年度は東日本大震災前の10年度の水準に改善した。震災後の初調査となった12年度以降、3年連続で全国トップ水準だった。原発事故の影響で学校が屋外での運動を制限したり、避難先での食生活が乱れたりしたことが原因とされた。

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