湘南ゼミナール、中核事業群を徹底して更なる成長を目指す 福村新社長インタビュー

3月8日、株式会社湘南ゼミナール(横浜市中区)の新しい代表取締役社長に、福村賢一氏が就任した。小誌は、新社長の福村賢一氏にインタビューをおこなった。

湘南ゼミナールの社長に就任した福村賢一社長

湘南ゼミナールの社長に就任した福村賢一社長

福村社長はアルバイト講師から社員になった、いわゆる生え抜きの社員。公立高校受験の『総合進学事業部』からキャリアをスタートさせ、教室長やエリア責任者などを経て、教務部長に就任。その後、個別指導部門『スタディ・ナビ』を立ち上げ、難関高校受験部門『アルファ』の責任者を担当したのち、現場に比べ手薄になっていた間接部門の指揮を執り、この度社長に就任した。

今回の新社長就任は、前社長のもとで伸びてきた会社をさらに飛躍させるため、もう1段階ブレイクスルーさせるのが狙いだ。2020年をターゲットイヤーとしながらも、その後も突き抜けて伸びるようにと、経営層に30代〜40代前半を起用し、世代交代・権限委譲することを目指している。また、これまで湘南ゼミナールの中期経営計画は3か年計画だったが、今回は20年までの5か年計画に切り替えた。

社長に就任した抱負として福村社長は、20年までに業界売上順位一桁入りを目指していると話す。ただ、売上げや順位にこだわるのではなく、授業の質の向上を徹底し、成績向上と合格実績を高めることで、それを達成していきたいと語る。

「塾の原点に戻って、成績向上と志望校合格を、とことん徹底すると社員に宣言しています。新たに何かを始めるのではなく、授業の質をひたすら向上させていくこと。それだけを考えています。まだまだ地域ナンバーワン教室が少ないので、既存教室を地域ナンバーワンの教室にし、その伸びだけでトップ10入りは充分達成できるはず。感覚としては、同じところを何回もひたすら耕し続けていくようなイメージですね」

さらに今年からは教務本部を設置して、研修も見直すようだ。「これも質を高めることの1つ」だという。今まで教務は現場業務と兼任だったため、責任の所在が明らかにならなかったが、担当者が責任を持って仕事に取り組めるよう、教務本部を置くことにした。

湘南ゼミナールではアルバイトの労務問題が報じられていたが、業界に先んじて、賃金体系の見直しを図るという。「今後、業界として授業外の時間について金銭的な手当てをすることは当たり前になっていくはず。当社はその先陣を切る」と話す。また、成長に向けて質をより高めていく意志を明確に共有するため、正社員対象にベースアップを今年6月に行う。しばらくは人材育成に注力し、新規開校を、より計画的に行い、大きく成長するための基盤を固めたいとしている。

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