学校の授業外で子供にプログラミングを学ばせたい保護者は「7割以上」 栄光ゼミナールが調査

 株式会社栄光(東京都・千代田区 山本博之社長)が運営する進学塾・栄光ゼミナールが、プログラミング教育に関する意識調査を今年1月9日~同23日に実施した。有効回答は、小学1年生~高校3年生の子供を持つ保護者645人。

 先日同社が明らかにした内容によると、「今まで、学校の授業外で、プログラミングに触れたことがない」と回答したのは、小学生保護者の60.0%、中高生保護者の76.8%。小学生の4割がすでに学校の授業外でプログラミング体験をしている結果に。

 2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修化されることについて、小学生の保護者65.0%、中高生の保護者57.9%が「知っている」と回答。そのうち、小学生の保護者の49.7%が「プログラミング的思考を育成することを目的としている」ことを知っていると回答したが、中高生の保護者の37.4%は「知っているものは一つもない」と回答している。小学生と中高生の保護者での認知に差があることが明らかとなった。

 また、2021年度から中学校で、2022年度からは高校で、新学習指導要領に基づき、プログラミング教育が変わることについては、小中高の保護者約9割が「知らない」と回答しており、中高の教育についての認知度は小学校に比べてかなり低い。

 学校の授業外で、子供にプログラミングを学ばせたいかを聞いたところ、小学生の保護者の73.0%、中高生の保護者の70.5%が「学ばせたい」「どちらかといえば学ばせたい」と回答し、需要の高さが示された。

 プログラミング教育に期待することは、小・中高合わせて保護者の最も多くが「論理的な思考力が身に付くこと」と回答。 次いで、小学生の保護者は「試行錯誤しながら粘り強く取り組む経験ができること」「問題解決の力が身に付くこと」、中高生の保護者は「プログラミングの実践的な技術が身に付くこと」「将来の進路や職業の選択肢が広がること」と続き、年齢によって意見が分かれた。年齢が上がるにつれ、より具体的なスキルを重視する傾向がみえた。

●調査概要

調査対象:小学1年生~高校3年生の子供を持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2019年1月9日(水)~1月23日(水)

回答者数:645名(うち、小学生:442名(68.5%)、中高生:203名(31.5%))

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