(「セサミストリート」を制作している米国NPO法人)は、第一回Sesame Street Education Summit(セサミストリートエデュケーションサミット)をユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催した。サミットでは、現在公立小学校や自治体でセサミストリートカリキュラムを導入している教育者や専門家が登壇した。このサミットは、2020年の間日本各地をまわり、次回は熊本にて開催予定だ。
第一回Sesame Street Education Summit(セサミストリートエデュケーションサミット)小学校にて導入されているセサミストリートカリキュラムは、セサミワークショップ の「Whole Child(知的発達から情緒的発達、社会性の発達まで、子ども1人の成長を全体的に支援する)」という教育的アプローチに、メットライフ財団の助成を受け展開している、子どもたちが夢をえがき、日々の選択が夢の達成に影響していることを学習する金融教育プログラム「夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャルエンパワーメント」を加えたカリキュラム。学校教科における学力の向上だけではなく、子どもたちの社会性や情緒的行動、生涯学習における基礎的な資質の育成を目標としている。
セサミワークショップ日本代表の長岡学氏は、「我々は、セサミストリートの50周年を記念し、長年リサーチや研究を重ね培ってきた教育プログラムを紹介する機会を探していました。このサミットを通じて、日本中の学校や自治体へ我々のユニークな教育的アプローチを知っていただき、セサミストリートカリキュラムにご関心を寄せて下さること、そして我々とともに子どもたちがかしこく、たくましく、やさしく育つよう支援して下さることを願っています。」と述べた。
今回のSesame Street Education Summitでは、50年前「セサミストリート」というテレビ番組がアメリカで影響を与えたように、日本においてセサミストリートカリキュラムがどんな役割を持ち、次の50年に日本の子どもたちの学びをどう支援することができるかを討論した。パネリストは以下の5名が参加した。
● 埼玉県戸田市教育委員会 教育長 戸ヶ﨑 勤 氏
● 鳥取大学大学院 医学系研究科臨床心理学講座教授 井上 雅彦 氏
● NPO法人SOMA代表理事 瀬戸 昌宣 氏
● セサミワークショップ 日本代表 長岡 学
● セサミストリートティーチャー(ファシリテーター)為田 裕行