「図書除菌機」設置でコロナ感染対策 三重県亀山市市立図書館

 三重県亀山市の市立図書館では、新型コロナウイルス感染防止対策として、本の衛生管理のため「図書除菌機」を設置している。
 設置された「LIVA図書除菌機」は、電子レンジ型のボックスタイプ。除菌時間は、1回30秒。本の下から風をあて、ページ間に挟まったホコリ、髪の毛、フケなどを除去し、本を開いた状態で紫外線(UV-C)を照射し、ページのなかまで除菌する。さらに、消臭抗菌剤を循環させ、煙草臭、ペットのにおいなどもとる。同時に6冊まで除菌可能。図書館利用者は、借りた本を家に持ち帰る際に使用する。
 同館では、コロナ感染防止対策として、除菌機の他、来館者はマスクを着用し、入り口で手を消毒して入館。閲覧コーナーは密接を避けるため、椅子の間隔を空け、飛沫(ひまつ)防止パネルを設置。現在閉鎖している学習室は、夏休みが始まる8月1日から再開を予定。

 同様の除菌機は、神戸市立須磨図書館や新宿区立下落合図書館など全国の244館の図書館で利用されている。新型コロナウイルス感染防止のため需要が高まり、今後導入する図書館の数は増えるだろう。

みんなが私塾界!