中高生が情報を得るときに最も利用しているメディアは「ニュース系サイトやアプリ」

 株式会社栄光(東京・千代田区、下田 勝昭 代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、2020年10月14日~28日の間に、小中高生のニュース・時事の情報収集に関する調査を実施した。同調査は、2019年に続き、2回目の実施。小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者859人から有効回答を得た。

「子どもが情報を得るときに最も利用しているメディア」を聞くと、小学生の71.6%が「テレビ」と回答した。中高生は、前回調査で最も多かった「テレビ」が46.3%→31.7%に減少した一方、「ニュース系サイトやアプリ」が、前回の29.0%から37.6%に増加し、最も多かった。「SNS」も16.3%→23.4%と増加傾向に。

 家庭の中で、「ニュースや時事について話題にすることがあるか」を聞いたところ、全家庭の95.6%が「ある」と回答。そのうち「子どもとニュースや時事の内容を話題にする頻度」を聞くと、「週に数回程度」が最も多く55.3%、次いで33.2%が「毎日」と答えた。

「子どものニュースや時事にどのくらい関心があるか」を聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者ともに8割以上が「関心がある」「少しは関心がある」と回答した。加えて、保護者に「子どもがニュースや時事に触れることで期待すること」を聞いたところ、最も多かったのが「世の中の出来事に関心を持つことができる」こと。小学生保護者、中高生保護者の9割以上が答えている(小学生保護者(89.6%)、中高生保護者(88.5%))。次いで、「幅広い知識や情報が得られる」が多かった(小学生保護者(72.3%)、中高生保護者(82.3%)。

「家庭で子どもがニュースや時事の情報に接するために、 工夫していることや取り組んでいること」を自由回答式で聞くと、

「トイレの壁にコルクボードをつけて、こども新聞の重要記事を切り貼りしている。週1で貼り替え、終わったらスクラップ記事にまとめている」(小4保護者)

「政治ネタは学校であまり教わらないので、今の政府のあり方などをわかりやすく話しています」(中1保護者)

 といった答えがあった。

 また、

「朝食時にスマートスピーカーでニュースをながしている」(小5保護者)

「こども新聞やニュース番組で気になったことは、子どもと一緒にインターネットなどで詳しく調べようにしている」(小6保護者)

 といったような、新しいデバイスやインターネットを使った学びを実践している家庭の姿も見え、子供が日常的に時事に触れられるような様々な取り組みが読み取れた。

〈調査概要〉

調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2020年10月14日(水)~10月28日(水)回答者数:859名(うち、小学生:401名(46.7%)、中高生:458名(53.3%))

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