UNIVAS、スポーツ庁 室伏長官が運動部学生のデュアルキャリア形成支援に賛同 「入学前教育プログラム」を推奨

 一般社団法人大学スポーツ協会(東京・千代田区、鎌田 薫 会長)は、河合塾グループの株式会社KEIアドバンスと共同で、2021年4月に大学へ入学する運動部学生に向けて開発された「入学前教育プログラム」の運用を開始する。運動部学生のデュアルキャリア形成支援の一環として、スポーツだけでなく、学びの動機づけを行い、2021年4月より新たに大学へ入学する運動部学生に必要なプログラムであることを報告した。
 室伏長官は、「アスリートとしてのスキル、レベル向上も重要ですが、大学4年間を人生の学びの場として捉え、文武両道を目指し、充実した大学生活を送ってもらいたいと思います。そのスタートとなる入学前教育プログラムを受講することは、デュアルキャリア形成支援に賛同するスポーツ庁としても積極的に支援していきたいと思います。」と述べた。

 このプログラムは、スポーツ活動を重視した「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」等で合格した運動部学生を対象に実施され、2021年4月からの大学の学修へスムーズに移行できるよう開発された。学業と競技生活の充実を図る「デュアルキャリア」形成を支援するため、より運動部学生へ特化した教材を導入している。2年目となる本年は、幅広い学力の学生に対応するコース設定や、運動部学生が学びに関し興味を持ってもらえるようスポーツを題材にしたプログラム開発など、幅広いニーズに対応できる教材を提供する。今年は法政大学・日本体育大学・至学館大学をはじめ11大学が導入し、一般入試以外の入学者が7割を占める(UNIVAS調べ)運動部学生の大学生活の充実に貢献していく。

[2021年新たに本格導入する教材]
① 『大学生活学びのための「読む」「書く」入門』新聞記事を題材に3回にわたりレポートを作成し、オンラインで添削。大学での学びにおいて根本的な力となる、文章を「読む力」、それをもとに「考える力」、考えたことを「文章にまとめる力」を統合的に育成する。

② 『運動部学生のためのスポーツ探究数学入門』スポーツシーンに絡めた題材を使い、数理的な素養がいかにスポーツと関連分野において重要であるかを理解する。数学に苦手感を持つアスリートの数学の学び直しにも最適。添削課題はスマホで撮影して提出するため、手軽なやり取りが可能。

◆KEIアドバンスについて
URL:http://www.keiadvanced.jp/
教育を柱に、大学をはじめとする教育機関を支援する河合塾グループの会社。学び続ける人の生涯価値の向上に貢献することをめざし、大学を対象とした広報支援や入試業務支援、教学支援ソリューションを展開するほか、大学生・社会人を対象に進学&就職をサポートする予備校「河合塾KALS」を運営している。

◆『UNIVAS』に関して
URL:https://univas.jp/
一般社団法人大学スポーツ協会は、文武両道の奨励の他、大学スポーツ界全体の統括と振興を目的に2019年3月に発足。学修環境の充実、安全・安心して競技に取り組める環境整備と共に、大学スポーツ全体の価値向上にむけて活動している。

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