奈良県生駒市の小学生が「個人情報を探る側」の視点で学ぶ SNSの使い方・情報モラルの授業を実施

 奈良県生駒市は、SNSの使い方・情報モラルに関する独自の授業コンテンツを開発し、昨年度から市立小学校で順次開催している。今年度は6月16日(水曜日)・17日(木曜日)に生駒南小学校(萩原町335)で、6月18日(金曜日)に桜ヶ丘小学校(桜ケ丘7-15)で実施する。

• 生駒市独自の「SNSの使い方・情報モラル」授業の3つの特徴
1 与えられた3つのキーワードから個人情報を検索・特定する
 顔を隠し、声を変えた講師がオンラインで、自分に関する3つのキーワード(苗字、役職、地名)を提示。子どもたちはそれを頼りに30分間インターネットで講師の個人情報を検索し、10問のクイズ(講師の住所、名前、子どもの名前、生年月日など)に解答する。Googleフォームから解答を入力し、送信すると瞬時に点数が出てくる仕組みになっている。

 自分たちが30分検索するだけで他者の個人情報を簡単に検索できることを体感すると同時に、悪意のある大人に検索される危険性も実感できる仕組みだ。

2 SNSの可能性と危険性の両面を紹介する
 講師の家族はSNSのおかげで出版やテレビ出演が叶ったり、フリマアプリの社長と会えたりするなど奇跡的な出来事を体験している。同時に、SNSで言葉の暴力を受けたことも紹介し、SNSや情報と上手に付き合う5つのポイントを伝える。

3 実際のSNS投稿画面を教材に、「SNSの定義や特徴、機能」を説明する
 Facebook、LINE、Instagram、TikTok、Twitterなどの実際の画面を映しながら、SNSの定義や各SNSの特徴を解説。実際に知らない人から講師に来たメッセージなどを用いながら、最低限知っておきたい「自分を守るための機能」も説明する。

• 授業の実施
<生駒南小学校> 6月16日2・3・4時間目…5年生、17日1・2・3時間目…6年生
<桜ヶ丘小学校> 6月18日1・2時間目…6年生、3・4時間目…5年生

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