文科省 持続可能な部活動運営のため、休日の部活動を「学校から地域に移行」 渋谷区は全国に先駆けて「シブヤ『部活動改革』プロジェクト」を開始

 全国の中学校の部活動は、長時間勤務など、教師の負荷の要因になっていることから、教育現場だけで担うことが難しくなっている。持続可能な部活動運営と教師の負担軽減の両方を実現できる改革が必要であることを受けて、文部科学省は、令和5年度以降に、休日の中学校の部活動運営を、段階的に地域に移行させる方針を示した。
 渋谷区では、全国に先駆けて、「シブヤ『部活動改革』プロジェクト」を立ち上げた。区内の中学校の実態調査や、学区域を超えた合同部活動を導入するなかで、子どもたちの思いや要望を反映させるためには、地域単位でスポーツ・文化活動を楽しめる組織が必要と考え、2021年10月に渋谷ユナイテッドを設立した。

 渋谷ユナイテッドは、子どもたちのニーズに即した既存の部活動を継続し、それらを地域に移行するシステムを作りながら、新たな部活動の開発にも取り組む予定。具体的には、区にゆかりがある企業・団体と連携して、9種目の部活動で生徒への専門的な指導体制を整えたり、「部活動マネージャー」という運営人材を配置したりして、教師の負担を軽減する取り組みを進めていく。
 これらの部活動支援事業を持続的に運営するために、渋谷区のまちに点在する人的ネットワーク、スポーツ施設等のリソースを生かしながら、全世代・多種目の総合型地域クラブ運営を見据えた活動に取り組む予定だ。

 転職サイト「ビズリーチ」を運営するVisionalグループの株式会社ビズリーチ(東京・渋谷区、多田 洋祐 代表取締役社長)は、渋谷区の中学生を対象にした「部活動改革」プロジェクト推進のため、本日より、一般社団法人渋谷ユナイテッド(東京・渋谷区、豊岡 弘敏 代表理事)の最高執行責任者(事務局長)を公募する。
公募ページURL:https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/ng635yq/

 渋谷区が目指す「地域クラブ経営モデル」を実現するためには、行政のノウハウだけではなく、スポンサーセールスを含めた自主財源の確保など、クラブ経営の基盤づくりが必要だ。しかし、現状は教育や行政関連の職員が中心となっており、経営面に長けた専門人材が少ない。

 渋谷ユナイテッドはビズリーチで渋谷区の「部活動改革」プロジェクトを推進する最高執行責任者(事務局長)を公募する。経営等の知見を生かし、自主財源で運営していくためのビジネスモデルの企画立案から実行までを担うことで、渋谷区に関わる全世代の方々が、生涯にわたってスポーツや文化活動に親しめる「総合型地域クラブ」の実現を目指す。

公募概要
・募集期間:2022年2月22日~2022年3月21日
・応募方法:「ビズリーチ」のサイトから応募
・公募ページURL:https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/ng635yq/

・募集ポジション:
【募集職種名】 
事務局長/渋谷区のスポーツ・文化振興を推進する最高執行責任者
【募集団体】  
一般社団法人渋谷ユナイテッド
【業務内容】
・渋谷区と連携した活動ビジョンづくり、事業プログラムの計画作成、広報プロモーション
・区内リソースと連携した各事業プログラムの企画・立案
・スポンサーセールスを含めた自主財政基盤の確立 等
【応募資格】
・資金繰りも含めた事業立ち上げや企業経営の経験
・スポンサーセールスやPRなどのスキルやネットワークを有する方(スポーツクラブの設立や運営の経験がある方は歓迎)
・法人の目的を理解し、学校や区役所の関係者、区民、支援団体などの多岐にわたる事業者との業務を円滑に進めていける高いコミュニケーション能力を有する方
・学校教育への関心や部活動経験があり、子どもの未来をより良くしていこうと考えている方
【募集人数】
1名
【勤務地】
東京都
【勤務時間】
週5日
【給与等】
年収:約900万円(年俸制:750,000円/月)

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