エプソン「3Dプリンター」2023年実用化へ、特殊材料を使わずコスト削減

 2023年実用化を目指し、セイコーエプソンは3Dプリンター事業に参入することが明らかになった。3Dプリンターとは、設計データから立体物を造形する装置のこと。これまで製造コストが高く、強度面に不安があり生産手段としては普及していなかったが、エプソンは印刷用プリンターの噴射技術を応用し、ステンレスなど硬い金属や樹脂などあらゆる硬さの材料を精密に押し出す独自技術を開発。特殊素材を使わないことで、従来に比べ約10分の1にまで製品の製造コストを削減した。自動車や航空機など幅広い業界で活用に期待される。装置の価格は1台2千万~3千万円程度で2023年にも生産、販売をスタートさせるという。

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