大学入学共通テスト 平均点低下科目が多数

 昨年から始まり今年1月、2回目が行われた大学入学共通テスト。平均点が昨年を下回り、記録的な低得点だったことで、大学からは合否判定に使いづらいと不満の声が上がっている。大学入試センターは検証を進めるが、問題の作成方針など取り組むべき課題は多い。
 今回の共通テストでは、受験生の間で差がつかず、選抜に使いにくくなってしまっている。数学1・Aは前回比19・7点ダウン。平均点が43・06点だった数学2・Bも同16・9点下がった。前身のセンター試験時代も通じて過去最低となった科目が数学1・A(37・96点)、日本史B(52・81点)、化学(47・63点)、生物(48・81点)など7科目。本試験の全30科目中19科目で平均点が昨年を下回った。

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