大日本印刷と武蔵野美術大学が証明写真機「Ki-Re-i」を活用した新ビジネスを共創

 武蔵野美術大学(東京・小平市、長澤 忠徳 学長)は、大日本印刷株式会社(東京・新宿区、北島 義斉 代表取締役社長)と連携し、DNPグループ会社の株式会社DNPフォトイメージングジャパン(東京・中野区、林雅史 代表取締役社長)が国内で約7,400台運用する証明写真機「Ki-Re-i」を活用した新規事業創出の産学共同プロジェクトを開始した。

 2022年5月から参加学生に向けたオリエンテーションを行っており、同年夏に最終報告会を実施のうえ事業化への検討を進めていく。

「Ki-Re-i」の新たな利用法を開発して、新サービスや新しい撮影体験など、これまでにない価値や体験の提供を目指す。
 日本では近年、人口の減少に加え、スマートフォンのカメラ機能の向上などによって気軽に顔写真を撮影できることなどから、証明写真機の需要が徐々に減少している。こうした状況に対してDNPは、全国に設置している「Ki-Re-i」の用途を拡大して、マイナンバーカードのオンライン申請や、各地の「Ki-Re-i」で撮影した顔写真を社員証用にネットワークで収集するといった多様なサービスを提供している。
 1990年後半から2000年代に生まれた「Z世代」や美術系大学等の学生ならではの発想と「Ki-Re-i」のIoT機能や半個室空間といった特徴との掛け合わせによって、「次世代のデジタルデバイスブース」として「Ki-Re-i」の新たな活用方法を創出していく。

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