大正大学 産学連携 エンターテインメントの力で社会課題の解決を模索

 大正大学(髙橋 秀裕 学長、東京・豊島区)の表現文化学科アート&エンターテインメントワークコースの 2 年生 57名が、ワークショップ形式で実施される2022年度秋学期ソーシャルデザイン基礎(担当教員:外川智恵)の授業において、企業・団体と共同で様々な社会課題の解決をエンターテインメントの力で模索する。
 11月22日(火)から始まった第3弾のテーマは「医療」。昨年度から「Patient Empowerment Program(以下、PEP)」(主催:一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト 理事長:福岡正博、所在地:東京都港区)の活動である「患者力(=患者自身の病気への理解力や情報の見極め方を上げていく力)」を普及させることを目的とした啓蒙活動(PR方法)を、大学生の目線で提案する。

 授業では、学生が本学で身につけた表現力やコミュニケーションスキル、分析力を駆使した PBL(課題解決型学習)で実用的かつ実践的な学びを可能とし、本授業の到達目標10項目のうち、「社会課題に対して自分事として問題意識を持つ」「共同研究企業、当該業界の取り組みを踏まえて企画立案する」「様々なデータを駆使しながら効果的にPRする」を重点的に追究する。
 1回目の授業では、企業・団体の方から、「2025年問題」が医療現場に与える影響についての説明を受けるとともに、それぞれの立場で「患者力」についても学んだ。今後、学生たちは「患者力」を普及させる視点でPR ・イベント等の企画をグループにて立案し、7回目の授業で発表する。

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