武蔵高等学校中学校 生成AI英語対話サービスELSAの試験導入を決定

 ELSA(米国カリフォルニア州、CEO Vu Van)は、武蔵高等学校中学校(練馬区、杉山剛士校長)が、8月からAIによる発話支援サービスELSA Speakを中学1年生、高校2年生に試験導入を開始したことを発表した。

 ELSA(English Language Speech Assistant)は、英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためにAIによる発話支援サービスELSA Speakを提供している。

 武蔵高等学校中学校は、「自調自考」に代表される建学の三理想のもと、真に信頼し尊敬される「独創的で柔軟なリーダー」を育成すべく6年間の学びを行っている。その中で、武蔵本来の教育とICT教育との融合を目指し、2021年度より一人一台の学習用端末としてApple社のiPadを各年進行で導入し、授業を中心とした学習活動に加え、生徒主体の校友会や部活動など、授業内外での教育活動に活用してきた。英語科においても、個人用学習端末が導入に伴い、授業設計や学習方法の最適化を模索してきた。

 武蔵高等学校中学校の英語科では、高校卒業後、学究の場において実務的に英語を使用することになったとき、確実に対応できる英語力の「幹」を育てるべく、日々、指導に努めている。とりわけ低学年では「聞く・話す」に重点を置きつつ、クラスを半分に分けた分割少人数授業を中心として4技能のバランスのとれた発達を目指してきた。そのような中で、分割授業とはいえ、生徒への個別の音声面でのフィードバックは教師対生徒個人となる場面が殆どで、また授業外での生徒個人の発音・音読学習のフィードバックについても課題意識があった。その点において、音素ごとの正確で細やかな即時フィードバックができるELSA Speakは、特に英語学習入門期の学習者への音声学習のサポートとして最適であると考え、試験導入を決めた。

 ELSA(English Language Speech Assistant)は英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリ。2015年にGoogleのAI投資部門から出資を受けて以来、100カ国以上の5400万人のユーザーに利用されており、世界のAI企業100にも選ばれた独自の音声認識技術と生成AIにより、学習者は個人のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法)を特定し、短期間で改善することができる。アプリは京都大学をはじめとした世界中の教育機関や日本の京都府京丹後市・秋田県湯沢市といった地方自治体、聖光学院・栄光学園といった私立学校でも採用されている。

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