千葉と岡山の中学校で、地域探究の合同授業を開催。Inspire Highを活用し、地域ごとの違いや共通点をディスカッション

 EdTech教材を提供する株式会社Inspire High(東京・千代田区、杉浦 太一 代表)と、千葉県市川市立東国分中学校、岡山県総社市立昭和中学校が、オンラインで千葉と岡山の両校を繋ぎ、中学1年生を対象に地域探究の合同授業を実施した。

 Inspire Highは世界中の創造力と10代をつなぐEdTechプログラム。世界中で活躍する大人たちの多様な生き方や価値観・社会課題に触れ、「答えのない問い」に挑戦することで、自己理解/表現力を養うと同時に、全国の10代と意見を共有することで、他者を知る心も育む。

 千葉県の東国分中学校と岡山県の昭和中学校は、今年度からInspire Highを活用し、探究的な学びを促進している。今回、普段コミュニケーションをとる機会がない他の地域に住む同年代との交流を促し、生徒自身の世界を広げるきっかけを創ることを目的とし、オンラインで両校を繋いだ合同授業を実施した。

 また「地域によって変わるもの、変わらないものはなんだろう?」というテーマの元、2校の生徒が、地域の違いと共通点をディスカッションし、「なぜその違い・共通点が生まれるか」についても掘り下げて考えることで、地域の性質を深掘りし、多角的な視点から学びを深めることを目指した。

 生徒たちは夏休み期間中に、Inspire Highのセッション「建築家 隈研吾と考える、居場所ってなんだろう?」を視聴し、事前に「自分の住む地域のお気に入りの場所」を考えた上で合同授業に臨んだ。

 当日は少人数のグループに分かれ、「地域によって変わるもの・変わらないものは何か」「なぜその違い・共通点が生まれるか」について、ディスカッションを行った。
 各グループ、生徒主導の活発な意見交換が行われ、「変わる点は建物や景色。その土地の文化や歴史、人口、気候の違いによるものではないか」「公園や学校、図書館などの公共施設は変わらない。地域は違っても、同じ日本で、同じ時代に生きているから」「どちらにも緑がある。自然があると癒やされるなど、感じ方や価値観で共通する部分があるのでは」など、様々な意見が飛び交った。

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