千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」を19年間で729名輩出 2023年度は学生59名に資格を認定

 千葉大学西千葉キャンパスで、12月20日に今年度の「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」の資格認定証授与式が行われ、大学の環境マネジメントシステムの運用に貢献した「環境ISO学生委員会」の3年生59名に認定証が授与された。

 千葉大学は2004年度にISO14001を取得、2013年度にISO50001を取得(2019年に50001のみ自己宣言化)し、環境・エネルギーマネジメントシステム(以下EMS)の構築と運用を「学生の実務教育の機会」と捉え、教職員の指導・サポートを得ながら学生主体で行っている。千葉大学は、この学生の活動を「環境マネジメントシステム実習」という授業の単位としているのが大きな特徴。

 1年次に、EMSの理解や仕事の進め方、内部監査などのノウハウの習得を行うとともに、環境ISO学生委員会の環境活動に参加する。
 2年次はリーダーとなって10~30人程度の班員を牽引して、様々な活動・業務を行うほか、EMSの根幹に関わる「基礎研修講師」「内部監査員」「外部審査の議事録作成」などの実務を担当する。
 3年次では、2年間で培った知識や経験を、外部の団体や自治体、企業のEMS関連部署などで発揮する5日間のインターン科目(希望者のみ)になっている。 そして、インターン科目とは別に、3年次まで学生委員として大学のEMSに貢献した学生は、3年生の12月に「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」という学内資格を与えられる資格認定制度がある。
この資格を取得した学生は2005年度から2023年度までの19年間で729名となった。

2023年度「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」資格の認定式
日時:2023年12月20日(水)13:00~14:00
場所:西千葉キャンパス 自然科学系総合研究棟1

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