城南進研×箱根町の公営塾「箱根土曜塾」受講する中学生全員が、志望校に合格

 株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村 勝己 代表取締役社長CEO)が神奈川県の箱根町教育委員会から運営を受託する「箱根土曜塾」は、2024年3月に第7期目を終了した。2023年度受講生全員が志望校に合格した。

「箱根土曜塾」は、箱根町が町内の中学3年生に高校受験対策の場を提供することを目的とし、2017年から開講している公営の塾。オンライン学習教材「デキタス」を用いて、生徒の主体的かつ協働的な深い学びを促進することで、短期間での学力向上に効果を上げており、民間企業×教育委員会の先行事例として評価されている。第7期は、2023年8月2日~2024年2月3日の期間に計30日間開講した。

 箱根町には⼤⼿の進学塾がなく、以前は町内の中学3年⽣の約半数が、隣接する⼩⽥原市内または御殿場市内へ⽚道30分〜1時間強かけて通塾していた。家庭の事情によっては通塾をあきらめているところもあり、居住地によらず受験勉強のできる環境づくりが課題だった。そこで箱根町教育委員会は、塾に通いたくても通えない受験⽣を⽀援するため、2017年に公設の高校受験を目的とした学習塾の開校を決定。その思いに賛同した城南進学研究社は、箱根町から「箱根⼟曜塾」の運営を受託し、現在に至る。官⺠⼀体となった公営塾の運営は全国的にも珍しく、毎年⾼い合格実績を上げている。

 授業は「デキタス」で視聴し、演習は城南進学研究社が運営する個別指導教室「城南コベッツ」から派遣された講師が担当。教材は、過去の神奈川県公立高校入試問題を分析し、参加者の学力を考慮しながら作成する。指導対象教科は「英語」「数学」を基本として「理科」「社会」を冬期および直前期に追加し、「国語」については「デキタス」により補習的に学習。さらに、「英語」と「数学」は直前期に受験対策として総合問題も加え、実践力も鍛えていく。

【開催概要】
対象:神奈川県足柄下郡箱根町に在住の中学校3年生
期間:2023年8月2日~2024年2月3日
場所:箱根町社会教育センター(神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷520番地)
科目:英語・数学・理科・社会
HP:https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/7,14614,31,html

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