教育DXを推進!DID/VCプラットフォームを活用したハイブリッド型デジタル学生証プロトタイプ版を開発

 共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大橋輝臣)は、ICカードとスマートフォンアプリを連携させることで、リアルとオンラインの双方において高いセキュリティを確保したハイブリッド型デジタル学生証プラットフォームのプロトタイプを開発した。
 教育現場におけるデジタル化の進展に伴い、学内手続きや授業のオンライン化が進んでいる。学生も日常的にオンラインサービスを活用しており、学生証の画像提出による本人確認が一般的となっているが、この方法には個人情報の不正利用といったリスクが指摘されている。また、確認する側にとっても、データ改ざんやなりすましの防止に手間がかかるという課題があった。
 こうした背景を踏まえ、同社はセキュリティ性の高いデジタル学生証の提供を目指し、今回のプロトタイプを開発。現在、本製品の実用化に向けた検証を進めるにあたり、試用に協力する実証実験パートナーを募集している。
 今後は、教育業界を対象に概念実証(PoC)を進め、新たな価値を提供する製品のリリースをめざすという。

【製品の主な特徴】
◎学生証アプリとICカードの併用で利用範囲が拡大
学生証による身分証明機能はそのままに新たにデジタル学生証を導入可能。

◎DID/VC技術を使った証明書の検証プラットフォームを実現
国際規格であるDID/VC(分散型識別子/検証可能な資格情報)技術により、他者へ提出する証明書の信頼度が高まり、検証者はその有効性を容易に確認できる。

◎ICカードによる高セキュリティな鍵管理
証明書用の鍵情報をオフライン環境で保管することで、ハッキングや不正アクセスのリスクを低減。

みんなが私塾界!