株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川孝彦 代表取締役)は、教育事業を全国で展開する株式会社サクシードとの業務連携に基づき、同社が受託する兵庫県川西市および東京都葛飾区の学習支援事業において、「すららドリル」が導入された。川西市は2025年5月から、葛飾区は2025年6月から「すららドリル」の活用を開始する。
両自治体の事業は、学習に不安を抱える中学生を対象に、放課後の時間を活用して学習機会を提供するもので、基礎学力の定着や学習習慣の確立を支援することを目的としている。
「すららドリル」は、AIによるつまずき診断、難易度コントロール、復習ドリルの提示などを通じて、生徒一人ひとりの理解度やつまずきに応じた個別最適な学びを実現する。対面で支援を行う学習支援指導員と組み合わせることで、継続的な学習意欲の喚起と、自律的な学びの定着につなげる。
川西市では市内中学校の教室を活用した放課後支援、葛飾区では少人数制での個別対応型の支援が行われており、それぞれの地域の課題や子どもたちの状況に応じた柔軟な学習支援の展開が期待されている。
<すららネットとサクシードの業務連携について>
すららネットと教育・福祉業界の人材派遣・紹介事業、家庭教師紹介事業、個別指導塾の運営事業を手がける株式会社サクシード(以下、サクシード)は、2023年に全国の学校向け学習支援事業における包括的な業務連携協定を締結した。
すららネットは、生徒一人ひとりの理解度に応じて問題を出題するAI搭載のICT教材「すららドリル」を提供し、サクシードは全国の教育現場で蓄積された指導ノウハウと人的ネットワークを活かして、学習支援指導員の派遣や教室運営を担う。この連携により、教師の負担を増やさず、学習につまずきを抱える子どもたちにも継続的かつ効果的な支援を提供し、教育格差の解消と自律的な学びの実現を目指している。