株式会社ポプラ社(東京・品川区、加藤 裕樹 代表取締役社長)が小・中学校向けに教育ICTプラットフォーム「MottoSokka!(もっとそっか!)」を通じて提供する読み放題型電子図書館「Yomokka!」が、2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。
「Yomokka!」は、小・中学校の1人1台端末で、場所や時間にとらわれず電子書籍が読み放題となるサービスだ。こどもの興味・関心に応える豊富なコンテンツを揃え、児童書出版社ならではの視点で、読書が苦手なこどもにも親しみやすく楽しめる機能を実装している。既に全国の自治体・学校において活用されている実績と、居住地域や家庭の経済環境に左右されない読書環境が高く評価された。
■製品名称
子どものための読み放題型電子図書館「Yomokka!」
■製品概要
「Yomokka!」は、小・中学校で配布されている1人1台端末向けに提供する電子書籍読み放題サービス。豊富な児童書コンテンツを揃え、読書が苦手な子でも楽しめるUI/UXを採用。読書履歴の可視化や本棚カスタマイズ、本の感想コメントを書いたり閲覧したりできる機能などを搭載し、読書習慣の定着と主体的な学びを促進する。全国の自治体・学校単位で導入可能で、教員用ダッシュボードにより読書量や利用時間の把握も可能。クラス全員が同じ本を同時に読める環境を提供し、教育現場の負担軽減にも貢献する。
■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
十分な図書予算を確保していない小規模自治体等に向けた、子どもに特化した読み放題サービスの提供が評価のポイントとなった。既に75,000人を超える子どもたちが利用している実績も重要な評価要素である。また、子どもにもわかりやすい楽しげでフレンドリーなUIデザインも評価された。このようなサービスは、地域格差による教育機会の不平等を解消する社会的意義も持っている。図書館予算が限られた自治体においても、デジタル技術を活用して子どもたちの読書環境を充実させる取り組みとして、今後のさらなる展開に期待したい。




