就きたい職業がある小中高生の7割以上が「努力していることがる」―保護者は“好き・得意”重視栄光ゼミナールが意識調査実施、生成AIの影響にも注目

 教育・学習支援事業を展開する株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)は、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者2,250人を対象に「家庭の職業観に関する意識調査」を実施。子どもの“将来の職業”と保護者の職業観・価値観の関係を分析した。

主なポイントは以下の通り。
• 「将来就きたい職業がある」と保護者が回答した子どもは、小学生で62.4%/中学生で45.6%/高校生で55.4%。そのうち、「その職業に就くために取り組んでいること・努力していることがある」とした回答は、小学生70.3%、中学生72.0%、高校生78.6%。つまり、7割前後が「職業あり」「努力していることあり」と回答。
• 保護者が子どもに就いてほしい職業の条件として最も重視しているのは「好きなこと・得意なこと・資格が活かせること」で83.6%。保護者自身の職業選択時の重視点(68.2%)と比べて、「子どもには好き・得意を重視したい」という傾向が強い。
• また、生成AI(いわゆる“チャットGPT型”AIなど)について、保護者の約6割が「子どもの将来の職業選択に影響を与えると思う」と回答。子どもの生成AI使用経験も、小学生35.1%、中学生50.3%、高校生60.7%という結果。

企業側はこの結果をふまえ、「小学生からのキャリアをサポートするサービス『栄光キャリアルート』」などのプログラムを展開し、子ども自身の“夢・将来像”を早期に育てていく構えを示している。

この調査から、以下のような示唆が読み取れる。
• 子ども自身が“将来の職業”を意識し、その実現に向けて何らかの行動をとっている割合が高いことは、キャリア教育や主体的学びの機運が高まっていることを示している。
• 保護者側も“好き・得意”を生かせる職業を望む傾向が強く、「安定」「収入」「働きやすさ」などの従来型価値観に加え、自己実現やスキル適用といった視点が優先されている。
• 生成AIの普及・使用経験の拡大が、子どもの学び・将来選択にも影響を及ぼしており、この点を教育・進路指導において無視できない要素となっている。

 教育機関・塾・家庭においては、従来の「受験・成績重視」から一歩踏み出し、「子どもの将来像・興味・得意を育てる」観点を重視したキャリア支援が重要となるだろう。また、生成AI時代における“AIに奪われないスキル”や“人間だからできる仕事”の視点を子どもと共有することも、保護者・教育者双方における課題と言える。

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