産経オンライン英会話Plus、「日常英会話」基幹テキストを全面刷新

 産経ヒューマンラーニング株式会社(東京・新宿区)は、オンライン英会話サービス「産経オンライン英会話Plus」の基幹コースである「日常英会話」テキストを全面リニューアルした。改訂監修には、日本におけるCEFR(欧州言語共通参照枠)普及の第一人者として知られる東京外国語大学の投野由紀夫教授を迎え、国際的な到達度指標に基づいた学習設計へと刷新した。

 今回のリニューアルでは、各レベルのCAN-DO(学習者が「できるようになること」)を全面的に見直し、学習者が実生活で求められる英語コミュニケーション能力を段階的に身につけられる構成とした。従来の「会話のやりとり」に加え、出来事や手順をまとまった英語で伝える「説明する力」を重視した点が特徴だ。

 具体的には、CEFR A1〜B1レベルの各コースを4つのカテゴリに分け、目標となるCAN-DOを整理。学習者が自身の目的や強化したいスキルに応じてレッスンを選択しやすい設計とした。中盤に配置された「Narrative(説明する力)」パートでは、写真や図版を活用し、料理の手順説明や掲示物の内容説明など、実生活に即したタスク型アクティビティを強化している。

 また、上位レベルのB2コースではディスカッションテーマを刷新。衣食住といった身近な話題から、AIや自動運転、カスタマーハラスメントなど現代的な社会課題まで50テーマを用意し、意見表明や合意形成に必要な表現を体系的に学べるようにした。画面上に「ディスカッションで役立つ表現」を常時表示することで、実践的な対話力の定着を図る。

 投野教授は、CEFR-Jの研究・普及を長年牽引してきた研究者で、語彙習得やコーパス言語学の専門家としても知られる。今回の改訂では、各レベルで扱うべき文法事項や言語機能の妥当性を精査し、学習活動へと落とし込む監修を行った。

 産経オンライン英会話Plusは、これまでに法人約500社、学校200校以上に導入されており、学生から社会人まで幅広い層が利用している。英語教育において「到達度の可視化」や「実用性」が一層重視される中、CEFRに基づくCAN-DO設計を前面に打ち出した今回のリニューアルは、学校教育や企業研修での活用拡大も見据えた動きといえそうだ。

 語学教育の質保証と実践力育成をどう両立させるかが問われる中、オンライン英会話におけるカリキュラム設計の高度化が、今後さらに注目を集めそうだ。

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