松戸市は12月26日、公式ホームページにおいて、千葉県立小金高等学校の探究学習の取り組みを紹介する新規コンテンツを公開した。市が推進するSDGs施策と高校生の学びを結び付け、若者主体の地域連携型教育の実践例として発信する。
松戸市は「松戸市総合計画」においてSDGsの推進を基本目標の一つに掲げ、2022年には「SDGs未来都市」に選定された。こうした背景のもと、近年は若い世代が地域課題を自ら発見し、行動に移す取り組みが注目されている。小金高校では2019年からSDGsを軸とした探究学習を展開しており、9月7日に行われた文化祭「鎬祭文化の部」では、7チームによる探究学習発表会が開催された。
同校の探究学習は、生徒の主体性を重視している点が特長だ。2025年度には生徒主体で運営する「探究局」を新設し、課外活動としても探究の幅を拡大。海洋プラスチックを再利用したアクセサリー制作・販売、教育格差解消を目的とした参考書シェア、防災史を切り口にした地域研究、病児支援のレモネードスタンド、ステンレスボトルのリサイクル、第三の居場所づくり、マイボトル推進など、環境・福祉・教育・地域活性化にまたがるテーマに取り組んでいる。
これらの活動は、単なる校内学習にとどまらず、企業やNPO、地域施設、行政との連携を通じて社会実装を意識している点に特徴がある。また、先輩の活動を後輩が引き継ぐ文化が根付き、継続性のある探究として発展していることも評価されている。
発表会を通じて生徒たちは、自らの活動成果や課題、今後の展望を言語化し、来場者と共有した。人前での発信や外部との協働経験は、社会を見据えたキャリア形成にもつながっているという。
松戸市は今後も、若い世代が主体的に挑戦できる環境づくりを進め、市民・企業・教育機関と連携しながら、持続可能な地域社会の実現を後押ししていく考えだ。




