KDDIは2026年3月1日から、全国のau Style/auショップにおいて、小学生向けプログラミング教室「プロクラ Supported by au」を順次開校する。2026年6月までに約60拠点での開校を予定しており、その後も全国へ拡大する方針だ。提供開始に先立ち、対象店舗では無料体験教室を実施する。
本取り組みは、株式会社KEC Miriz(大阪市)が提供する小学生向けプログラミング教材「プロクラ」を、auショップという生活動線上の拠点で展開するもの。世界的に親しまれているゲーム「マインクラフト」の世界観と、Microsoftのビジュアルプログラミング環境「MakeCode」を活用し、楽しみながら論理的思考力や創造性を育む学習体験を提供する。
KDDIは2026年1月、KEC Mirizと業務提携契約を締結。「つなぐチカラを進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる」という同社の理念のもと、子どもたちがより身近な場所で学びに触れられる新たな教育拠点づくりを進める。通信キャリアの店舗網を活用した教育サービス展開は、地域密着型の学習機会創出という点で新たな試みとなる。
講座は学年別に2コースを用意。小学1~3年生向けの「基礎コース」では、パソコン操作の基礎や順次処理を中心とした簡単なプログラミングを学ぶ。小学4~6年生向けの「初級コース」では、順次処理・繰り返し・条件分岐の3要素を用い、テーマに沿った作品制作に挑戦する。カリキュラムは、ICT教育に長年携わる安藤昇氏と、東京大学大学院客員研究員のタツナミシュウイチ氏が共同監修した。
授業は月4回・1回60分で、毎回提示される課題に個々が取り組む形式。各コースの最終回には発表の時間を設け、自らの試行錯誤のプロセスを言語化・共有することで、新学習指導要領で重視される「思考力・判断力・表現力」の育成を図る。必要なパソコンは教室側が用意するため、学校帰りにも参加しやすい点が特徴だ。
月額料金は1人あたり14,300円(税込、授業料・教材費込み)。初回のみMicrosoftアカウントの作成とマインクラフトの購入が必要となる。無料体験教室は2026年1月31日から順次実施し、全国の複数のau Style店舗で開催する。
通信事業者による教育分野への取り組みが広がる中、KDDIはauショップを「学びの入口」として再定義し、デジタル人材育成の裾野拡大を目指す。エンターテインメント性と教育性を融合した本プログラムは、プログラミング教育市場における新たな展開として注目されそうだ。




