ユニバーサル ミュージック合同会社と東京書籍株式会社は4月3日、英語教育分野での協業を発表した。ユニバーサル ミュージックの教育プロジェクト「UM English Lab.」と、東京書籍の中学校英語教科書『NEW HORIZON』を連携させ、洋楽を活用した新たな英語教材の共同開発と教育現場への提供を進める。
今回の取り組みでは、『NEW HORIZON』の学習内容と連動した教材を開発し、英語の「聞く・話す・読む・書く」の4技能の向上を図る。加えて、楽曲の背景理解や歌詞の文法・表現の解説などを組み込み、生徒が音楽を通じて英語を実践的に学べる構成とする。教材は教員向けに無料で提供され、授業ですぐに活用できる指導サポート資料も整備することで、現場の負担軽減にもつなげる。
具体的には、Stevie Wonderの楽曲などを題材とした教材を用意。歌詞理解を深めるコンテンツに加え、東洋大学の湯舟英一教授が開発した発音支援ツール「Nipponglish(ニッポングリッシュ)」監修の音訳歌詞も導入し、発音習得のハードルを下げる工夫を施す。
教材は、東京書籍が運営する教育情報サイト「NEW HORIZON 英語の広場」からダウンロード可能とし、全国の教員が無償で利用できる仕組みを整える。
背景には、英語教育において「実践的なコミュニケーション能力」や「主体的な学び」の重要性が高まる中、生徒の関心を引き出す教材ニーズの拡大がある。音楽は自然な英語表現やリズムを体得できる手段として注目されており、両社はそれぞれの強みを掛け合わせることで、新たな学習体験の創出を目指す。



