生成AIで教員研修の質向上へ 埼玉県立総合教育センターが実証

 埼玉県立総合教育センターは、民間企業と連携し、生成AIを活用した教員研修用のフィードバックシステムを構築した。受講者一人ひとりの記述内容に対し、個別に最適化された助言を提供することで、技術的および教育的な有効性を検証する。
 従来の教員研修では、受講者が記述した振り返りに対して十分な反応が得られにくい一方通行の形式が課題となっていた。今回の研究では、生成AIとの対話を通じて双方向の学びを実現し、内省の質を向上させることを目指している。システムの設計と開発には、教育分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する株式会社カナメプロジェクトが協力した。
 同センターの専門研修で実施された試行導入の結果、受講者による評価は4点満点で3.3点に達した。定性的な効果として、学習内容の定着や学習意欲の向上のほか、教育現場におけるDX推進への意識が高まったことが確認されている。
 昭和23年に設置された同センターは、現在「令和の日本型学校教育」の構築を掲げている。ICT技術を活用した教育活動の変革を促進しており、今回の研究成果を今後の学校現場におけるDX人材の育成に役立てる方針だ。

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