十文字学園女子大、「実践食事学」で対談授業を実施

多様な職業人から学ぶ「食べる力」と食育リスキリング

 十文字学園女子大学は、2026年度前期の総合科目「みんなの『実践食事学』(『食べる力』を養うプロの技)」において、外部講師を招いた対談授業を実施する。食に関わる多様な考え方や実践に触れ、学生が自身の生活や将来のキャリアに生かせる「食べる力」を養うことを目的としている。

 同科目は、食の学びを社会生活につなげることを重視した「実践食事学」の授業として開講される。学生は、実践食事学の基本的な考え方を学んだうえで、異なる分野で活動する3人の講師との対話を通じ、現代社会における食の在り方、健康管理、地域文化について理解を深める。

 授業は、食物栄養学科の國井大輔特任教授が担当し、外部講師との対談形式で行う。講師の実体験に基づく言葉を通じて、日々の生活で実践できる食事の選び方や食べ方の判断軸を身につけるとともに、多角的な課題発見・解決力を養う。

 6月25日には、SNSマルチクリエーターのおかもとまり氏が登壇し、「頑張りすぎない食べ方のヒント」をテーマに講義する。自身の経験を踏まえ、食事の大切さを女性目線でわかりやすく伝える。

 7月2日には、日本航空のボーイング737機長である髙桑久仁昭氏が、「空の安全を支えるプロの健康・食事管理」をテーマに登壇する。安全運航を担う機長として、厳しい健康管理が求められる現場での身体管理や食との向き合い方を紹介する。

 7月9日には、YouTuber「埼玉うどん子TV」として活動する武正倫氏が、「地域文化としての埼玉うどんの発信」をテーマに講義する。埼玉独自のうどん文化を広める活動を通じて、食による地域振興や文化継承の重要性を学ぶ。

 学生は講師に対して事前に質問を送り、授業後には自身の課題解決に向けたアクションプランとして「実践食事学レポート」を作成する。単に知識を得るだけでなく、自分の生活や将来に引き寄せて考え、実践につなげる学びを目指す。

 十文字学園女子大学は、人間生活学部、教育人文学部、社会情報デザイン学部を展開する埼玉県新座市の私立女子大学。専門知識や資格取得支援に加え、企業や地域社会と連携した実践的なプロジェクト型学習にも力を入れている。2027年4月からは5学部9学科体制への移行も予定している。

 食をめぐる学びは、栄養や健康だけでなく、働き方、地域文化、情報発信、ライフスタイルとも深く関わる。今回の対談授業は、学生が多様なプロフェッショナルの視点から「食べる力」を捉え直し、自立した生活力や社会で生きる力を育む取り組みとして注目されそうだ。

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