男子生徒のスカート着用、許可は約4割 実際の着用は10・7% カンコー学生服調査

 菅公学生服株式会社(岡山市、尾﨑茂代表取締役社長)は8月25日、調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.247で、「男子生徒のスカート着用状況と学校環境」の結果を公表した。全国の中学校・高校の教員1,077人を対象に、2026年6月、インターネットで調査した。調査結果

 性別に関わらず、生徒が希望する制服を着用できる環境や雰囲気が勤務校に「とてもある」「ややある」と答えた教員は、全体の54・6%だった。校種別では中学校が59・6%、高校が49・4%となり、中学校が10・2ポイント上回った。

 男子生徒のスカート着用については、「許可していない」が52・3%で最も多かった。「学校として許可しているが、実際に着用している生徒はいない」は33・0%。「日常的に着用している生徒がいる」は6・2%、「たまに着用している生徒がいる」は4・5%で、実際に着用する男子生徒が在籍しているとの回答は合計10・7%だった。制度上は選択できても、実際の着用には至っていない学校が多いことが分かった。

 男子生徒のスカート着用がみられる学校の教員に、周囲の生徒の反応を尋ねたところ、「全く違和感なく自然に受け入れている」が40・9%、「最初は気にする様子もあるが、徐々に慣れて受け入れている」が27・8%だった。両者を合わせた割合は68・7%で、中学校は74・1%、高校は63・1%となった。

 一方、「珍しがったり、からかったりする様子が一部で見られる」は8・7%、「偏見や反発があり、生徒の理解はまだ進んでいない」は7・0%だった。両回答の合計は高校で21・1%となり、中学校の10・4%を上回った。

 同社は、性別に関わらず制服を選択できる制度を設けるだけでなく、その選択を生徒同士が受け入れられる学校環境を整えることも必要だとしている。なお、本調査は生徒本人ではなく、教員が勤務校の状況について回答したものである。

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