花粉症対策の一環として、東北森林管理局は2025年度、花粉の発生量が通常のスギやヒノキの約半分以下に抑えられるスギの苗木およそ5万8000本を、山形市を中心とした半径50キロ圏内の国有林に植えると発表した。
政府は花粉症対策として、2033年までにスギの人工林を2割削減し、約30年後には全国的な花粉発生量を半減させる方針を掲げている。今回の植栽はその方針に沿ったもので、苗木は山形県が開発した低花粉性のスギを使用。福島県を除く東北5県を管轄する東北森林管理局において、この苗木を実際に国有林に植えるのは山形県が初めてとなる。