島根県公立高校入試 2026年度からインターネット出願導入へ 24時間対応で利便性向上

 島根県教育委員会は、2026年度(令和8年度)から県立高校の入学者選抜に「インターネット出願」を導入する。対象は特色選抜、一般選抜、第2次募集、通信制課程の新入学で、24時間いつでも出願が可能になるほか、クレジットカードやスマートフォン決済など、多様な納付方法にも対応する。
 インターネット出願は、自宅のパソコンやスマートフォンからアクセスでき、出願書類の書き直しが不要になるなどの利便性に加え、入試事務のデジタル化による人為的ミスの防止効果も期待されている。受検票は自宅のプリンタやコンビニのマルチコピー機で印刷可能で、証明写真も紙ではなくサイトにデータとしてアップロードできる仕組みとする。
 決済方法は、クレジットカード、コンビニ払い、ペイジー、ATM、ネットバンキング、PayPayなどに対応。利用にあたっては出願サイトのID登録と、メールアドレスの準備が必要となる。
 8月には操作マニュアルを発行し、9月には運用テストを実施予定。セキュリティについては、政府の情報システムセキュリティ基準「ISMAP」を満たしたサービスを利用し、操作に不安がある家庭にも配慮し、24時間365日対応のコールセンターを設置する方針だ。
 インターネット出願は全国的にも利用が進んでおり、島根県でも利便性と効率性の両立を図りながら、円滑な制度移行を目指す。

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