Category: 塾ニュース|教育ICT

武雄市今度は 小学1年生向けにプログラミング授業

佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は6月25日、タブレット端末を使ってプログラミングに親しむ授業の実証研究を10月から同市の山内西小学校で始めると発表した。ITサービスのDeNA(ディー・エヌ・エー)、東洋大学と市が9月に三者協定を結び、来年2月までに計8回授業するという。この授業は、教育課程外のため放課後の時間を利用する。同小の1年生40人(分校の3人を含む)が対象で、各回40分程度。すべてDeNAの川崎修平最高技術責任者が、担任と協力しながら進める。

日本版ムーク、2ヵ月で6万人

大学の講義をインターネットを介して無料で受講できる「MOOC(ムーク、大規模公開オンライン講座)」が今年4月、日本でもスタートした。開設2カ月で受講登録は約6万人に達し、運営者側は「まずまずの出足」と安堵する。今後、新たな高等教育の場として定着するには、より多くの大学の参加を促し、受講者の関心をひき付ける講義をどれだけ提供できるかが課題となる。

教育開発出版の「マイクリア」 FLENSにコンテンツ提供

FLENS株式会社(東京・品川区、大生隆洋社長)は10日、教育開発出版株式会社(東京・杉並区、蔭山正生代表)とコンテンツ提供ならびに、販売パートナー契約を締結し、全国の教育開発出版の営業拠点で、FLENS特訓シリーズの取り扱いを始めるほか、「FLENS特訓シリーズ」に教育開発出版の高校受験用教材の「マイクリア」(理科・社会)を搭載すると発表した。

FLENS算数特訓の様子

FLENS算数特訓の様子

「FLENS特訓シリーズ」は、タブレット端末を使い全国の学習塾をネット上で繋ぎ、対戦型の学力向上支援サービス。自分の学力に近いライバル同士で競いあうことで、モチベーションを喚起する。

教育開発出版の「マイクリア」

教育開発出版の「マイクリア」

7月20日から搭載する「マイクリア」(理科・社会)は、中3生向けの受験対策用教材で、基本事項・知識の復習と定着および、総合的に科目を網羅している。夏期講習から始め、年明けの受験直前期までに、中1~中3の理科と社会の全単元を集中して復習・定着できるようにする。 入試対策の効率を高める「確認テストモード」や、弱点克服のための「達成度判定」「解答解説」「サジェスト機能」を搭載する。

「ロボットつくりプログラム」 公立校、導入に予算の壁

教材用ブロック「レゴ マインドストーム」は世界60カ国以上の教育施設で採用されている。日本でもブロックは、各地の工業高校や私立の小中学校の授業などで活用されているが、公立校の場合、予算配分の裁量が教育委員会にあるため、導入が広がっていない。公立校で使用する教材は、文部科学省が学習指導要領に沿って定める「教材整備指針」を参考に、各地の教委が購入計画を立てる。各教委が既存の教科になじまないと判断すれば、新たな教材を購入することが難しいのが現状だ。

反転授業の公開授業始まる 武雄市

武雄市教委が進める、タブレット端末を使った反転授業(スマイル学習)の公開授業が30日、山内東小と武内小で始まった。来年2月まで、市内全11小学校で2回ずつ公開し、保護者や地域住民らの意見を聞く。

山内東小では2年生の生活科、4年生の理科、3、5、6年生の算数の計6クラスの授業が公開された。同市では今年度、全児童2849人と教職員らにタブレット端末(予備機を含め3153台)を無償貸与し、3~6年の算数と4~6年の理科で実施する。

先生専用サイト「SENSEI NOTE」

3月末に始まった「SENSEI NOTE(センセイノート)」(https://senseinote.com/)は、教師だけが参加できるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、いま、人気を呼んでいる。サイトを運営するのはベンチャー企業の「LOUPE(ルーペ)」(東京都目黒区)。「先生を支え抜く」を社の方針として掲げ、2013年2月に設立された。職員室で孤立しがちな先生たちをつなぎ、互いに相談し合ったり、仲間を見つけてもらったりするサイトとなっている。

武雄スマイル学習 30日から一般公開

武雄市教育委員会は小学校のスマイル学習(反転授業)を5月30日から順次一般公開する。保護者に限定せず誰でも授業を参観でき、事前申し込みも不要という。スマイル学習は、タブレット端末を使って自宅で予習をすませ、教室では話し合いを中心に、協働的問題解決能力の習得を目指す。30日は午前10時25分〜11時10分、山内東小の4年生の理科と3、5、6年生の算数の授業を公開する。午後1時35分〜2時20分、武内小の4年生の算数と6年生の理科を公開。問い合わせは同課0954・23・9226。

電子教材へ著作物、権利者と包括契約  東大など9大学

東京大など国私立9大学は5月22日までに、学術論文などの著作物を電子教材に利用しやすくするための共同組織「大学学習資源コンソーシアム」(CLR)を立ち上げた。著作権者と包括許諾契約を結ぶことで、教職員が個別に許諾を取る手間を省き、教材作成の自由度を高めるのが狙い。今月から著作権者側との交渉を進めている。大学が連携して著作権者側に許諾申請手続きの省力化を求めるのは全国で初めて。

「教育3.0」の実現! ICT教育の最前線情報を共有

「iTeachersカンファレンス2014 Spring」開催

近年多くの学校や学習塾関係者が関心を寄せ、その必要性を感じている「ICT教育」。しかし、まだ言葉のみが先行しているのが現状ではないだろうか。実際に、「ICT教育をどのように導入するか」「どう取り組むのか」「どの程度の設備投資すればいいのか」「ICTを担う人材はどう育成すればいいのか」といった声が現場から聞こえてくる。

こうした現状は、「関心はあるが具体的な手法がわからない」といった現場の状況に応える具体的かつ有益な情報が不足しているのも一因ではないだろうか。そのようななか、4月27日(日)東京・五反田の学研ビル ホールにICT教育の第一線で活躍する実務家、研究者が一同に介したイベント「iTeachersカンファレンス2014 Spring」が開催された。

トークセッションの様子

トークセッションの様子

「iTeachers(アイ・ティーチャーズ)」は2013年4月、小学校・中学校・高校・大学・専門スクール・学習塾、それぞれの領域で日本を代表する9人の先駆者が集まり結成された、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム。互いのICT導入・活用事例を共有し、実践の中で培われた経験やノウハウを、全国のイベントやセミナー、メディア等を通じて広く情報発信している。

今回のイベントでは、iTeachersチームメンバーを中心に、最新のICT教育実践事例に関するプレゼンテーションが行われた。他にも、プレゼンター全員が登壇してのトークセッションも行われ、ICT教育に関心を寄せるイベント参加者にとって、理論理屈ではないICT教育分野における現場の実情、実践的な導入手法を知る機会となった。

今後も教育界において「ICT」が真の価値をもって広がっていくためには、今回のイベントで登壇した先駆的にICT教育に取り組む学校、学習塾の実践例が多くの関係者に共有され現場レベルで新たに実践されることが不可欠ではないだろうか。ICT教育におけるiTeachersの取り組みには今後も注目していきたい。

「iTeachers カンファレンス2014 Spring」プレゼンターとテーマ

永野直先生(千葉県立袖ヶ浦高等学校) 情報コミュニケーション科第1期生卒業とこれから
栗谷幸助先生
(デジタルハリウッド/デジタルハリウッド大学)
クリエイティブを『楽しく』伝えるということ
片山敏郎先生(新潟大学教育学部附属新潟小学校) 小学校でのICT Revolution!〜タブレット活用の成功要件〜
小酒井正和先生(玉川大学) デバイスは進歩した。先生は進歩しないといけないのか?
岩居弘樹先生(大阪大学) とりあえずやってみる
小池幸司先生(俊英館/教育ICTコンサルタント) iPadを授業で使うたった1つのシンプルな目的
金子暁先生(広尾学園中学校・高等学校) 2014広尾学園のICT
杉本真樹先生(神戸大学/医師・医学博士) 教育を動かすインセンティブプレゼンテーション

外部リンク:iTeachers 公式ウェブサイト

東京都の自治体相次ぎタブレット導入 荒川区、区立全小中「1人1台」今秋から

荒川区、狛江市、葛飾区、目黒区と東京都内の自治体が小中学校の授業にタブレットを相次ぎ導入する。荒川区は9月をメドに、区内の全小中学校で計約9500台のタブレットを利用できるようにする。昨秋、一部の小中学校に約1200台を先行配備。残りの30校に約8300台を導入する。自宅に持ち帰りはできないが、全国的にも大規模な配備となる。無線LAN回線や機器の運用は内田洋行に委託。関連費用は5年間で約30億円を見込み、区の独自事業として2014年度は約6億5000万円を充てる。