武雄市教委が進める、タブレット端末を使った反転授業(スマイル学習)の公開授業が30日、山内東小と武内小で始まった。来年2月まで、市内全11小学校で2回ずつ公開し、保護者や地域住民らの意見を聞く。
山内東小では2年生の生活科、4年生の理科、3、5、6年生の算数の計6クラスの授業が公開された。同市では今年度、全児童2849人と教職員らにタブレット端末(予備機を含め3153台)を無償貸与し、3~6年の算数と4~6年の理科で実施する。
近年多くの学校や学習塾関係者が関心を寄せ、その必要性を感じている「ICT教育」。しかし、まだ言葉のみが先行しているのが現状ではないだろうか。実際に、「ICT教育をどのように導入するか」「どう取り組むのか」「どの程度の設備投資すればいいのか」「ICTを担う人材はどう育成すればいいのか」といった声が現場から聞こえてくる。
こうした現状は、「関心はあるが具体的な手法がわからない」といった現場の状況に応える具体的かつ有益な情報が不足しているのも一因ではないだろうか。そのようななか、4月27日(日)東京・五反田の学研ビル ホールにICT教育の第一線で活躍する実務家、研究者が一同に介したイベント「iTeachersカンファレンス2014 Spring」が開催された。
「iTeachers(アイ・ティーチャーズ)」は2013年4月、小学校・中学校・高校・大学・専門スクール・学習塾、それぞれの領域で日本を代表する9人の先駆者が集まり結成された、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム。互いのICT導入・活用事例を共有し、実践の中で培われた経験やノウハウを、全国のイベントやセミナー、メディア等を通じて広く情報発信している。
今回のイベントでは、iTeachersチームメンバーを中心に、最新のICT教育実践事例に関するプレゼンテーションが行われた。他にも、プレゼンター全員が登壇してのトークセッションも行われ、ICT教育に関心を寄せるイベント参加者にとって、理論理屈ではないICT教育分野における現場の実情、実践的な導入手法を知る機会となった。
今後も教育界において「ICT」が真の価値をもって広がっていくためには、今回のイベントで登壇した先駆的にICT教育に取り組む学校、学習塾の実践例が多くの関係者に共有され現場レベルで新たに実践されることが不可欠ではないだろうか。ICT教育におけるiTeachersの取り組みには今後も注目していきたい。
| 永野直先生(千葉県立袖ヶ浦高等学校) | 情報コミュニケーション科第1期生卒業とこれから |
| 栗谷幸助先生 (デジタルハリウッド/デジタルハリウッド大学) |
クリエイティブを『楽しく』伝えるということ |
| 片山敏郎先生(新潟大学教育学部附属新潟小学校) | 小学校でのICT Revolution!〜タブレット活用の成功要件〜 |
| 小酒井正和先生(玉川大学) | デバイスは進歩した。先生は進歩しないといけないのか? |
| 岩居弘樹先生(大阪大学) | とりあえずやってみる |
| 小池幸司先生(俊英館/教育ICTコンサルタント) | iPadを授業で使うたった1つのシンプルな目的 |
| 金子暁先生(広尾学園中学校・高等学校) | 2014広尾学園のICT |
| 杉本真樹先生(神戸大学/医師・医学博士) | 教育を動かすインセンティブプレゼンテーション |
外部リンク:iTeachers 公式ウェブサイト