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新しい教育サービス「A&Iシステム」、2016年1月より加盟校の募集開始

同立有志会グループ(奈良県大和郡山市、中村尊裕代表)と株式会社アーテック(大阪府八尾市、藤原悦社長)は、共同で「A&Iシステム」を開発した。

同システムは、4歳から12歳までを対象にした、1回45分(入門コース)から60分(継続コース)の講座を月4回、6000円から提供する。今回の正式なリリースに先立ち行われた、同立有志会の大和小泉駅前校での保護者・生徒向けの「A&Iシステム」の体験会での盛況ぶりが、地域での期待度が伺える。

「A&Iシステム」は、確かな知識の蓄積とそれを活かす豊かな思考力を両立させ、21世紀型教育のスタンダードを目標に開発。様々なロケーションに簡単に導入可能で、講師のスキルに依存しない。大きく「入門編」と「継続編」で構成され、生徒の学力に応じた教育サービスが可能となる。

また、同立有志会グループとアーテック(株)は、2016年1月より直営校での生徒募集に留まらず、加盟校の募集を開始する。加盟校の対象としては、学習塾はもちろんのこと、カルチャースクール、商業施設、幼稚園、保育園、学童保育、パソコン教室など多岐に渡る。

左から同立有志会グループ 中村尊裕代表 アーテック株式会社 藤原 悦代表取締役社長

左から同立有志会グループ 中村尊裕代表
アーテック株式会社 藤原 悦代表取締役社長

SAPIX・代ゼミグループ 中学1年生を対象に大学入試改革に向けた論理力評価テストを実施

SAPIX・代ゼミグループは、「中高一貫 中1トップレベル模試」(英・数・国)に続けて、「論理力評価テストSRT(高大接続・大学入試改革対応)」を11月15日に初めて実施した。2020年に向けて高大接続・大学入試改革が進められているが、新制度のもとで新たなテストを受験予定の中学1年生を対象におこなわれた。

このテストでは、「数理探究」と「解釈探究」の2科目で試験を実施。「数理探究」は、数学・理科をベースに定量的表現から論理的思考力や表現する力を測り、「解釈探究」は、定性的表現から論理的思考力や表現する力を測った。問題は、「数理探究」が大問3問、「解釈探究」は大問2問から構成され、選択式問題と記述式問題が複合的に出題された。試験時間は、1教科45分。

髙宮敏郎氏

SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表の髙宮敏郎氏

実は、この模試は新テストだけに対応しているとは言っていない。「必ずしもひとつのテストだけを見ているわけではなく、現在議論されている新テストの全容がわからない中では、国公立大学は既存のテストを続けるしかありません」と髙宮敏郎(SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表)氏は言う。では、このテストの真意は何か?

髙宮氏はこう続ける。「ただ、その中で、思考力を測る問題にシフトしていくのだろうと思っています。我々の選択式問題+記述式問題で、記述式はそういった国公立大学の個別試験の対策にもなりうるのかなと思っています。もうすこし広くとらえ、個別の試験も含めて対応しています。おそらく新テストは、思考力をいろいろな教科でトレーニングして、それを総合的に見ることになるのではないでしょうか」

このSRTテストを受験した人には、解説動画を提供しており、受験後の復習などに役立てることができる。また、出題の方針や意図も同時に公開している。さらにこの模試の結果を踏まえ、現在いろいろな科目との相関が分析されている。2016年の早々に、試験の採用校や来年度実施を検討中の学校に向けて、それぞれの教科との相関関係について発表するという。同グループは、英語の外部テストに関しても対応を進めている。2016年4月からGTEC CBT、TEAPといった日本の高校生向けに開発された英語4技能型試験の対策講座を開始する予定だ。

私立の学習費、公立の3.38倍 文科省「子供の学習費調査」

文部科学省の「2014年度子供の学習費調査」で12月24日、幼稚園~高校がすべて私立だと、授業料や塾代などの学習費は、すべて公立の場合の3.38倍なることが分かった。私立と公立の差は、比較できる06年度以降で最大だった10年度と並んだ。15年間すべて私立に通った場合の学習費は約1770万円。すべて公立だと約523万円で、12000万円以上の開きがあった。差は3.38倍で、前回12年度を0.02ポイント上回った。

 1年間に必要だった授業料や修学旅行費、通学費、図書費、学習塾費、その他学校外活動の月謝などの学年別平均を単純合計した。

マニアックな講師募集? 武田塾が業界の常識を打ち破る新たな講師採用サイトをオープン

「授業をしない」独自の個別指導スタイルで教育業界に旋風を巻き起こす武田塾。その武田塾を全国87箇所に展開する株式会社A.ver(東京都文京区、林尚弘社長)が、特設サイト「マニアックすぎる塾講師・採用2016」をスタートさせた。

おいおい、「マニアック」ってなんだよ……。

塾講師がマニアックだったら、生徒たちをきちんと指導できないだろ……。

でも、武田塾はそうは考えない。これは、勉強が好き、受験が得意、でも「マニアック」な趣味や価値観を持っていて、社会に相容れない若者を校舎長、塾講師(常勤/非常勤)として採用するというもの。「これらの背景には、人とは違う「マニアック」な人生を尊重し、社会の新しい居場所としてありたいという武田塾の想いがあるのだ。

そして武田塾には、そんな「マニアック」な講師たちが大勢所属している。例えば、芸能プロダクションやタクシードライバーを経た校舎本部長。中卒で大企業に就職し、起業し、さらに大検を取って、早稲田大学政経学部を卒業した校舎長。武田塾に魅かれて大学を中退した講師、などなど。

みな人とは違う生き方、価値観を持っている人たちばかり。しかし、そんな人たちが一堂に集まり、難関大学合格者を輩出しているのが武田塾なのだ。

今回は、大学生~30代ぐらいを対象にこんな「マニアック」な人材を大々的に募集する。さらに「マニアック」な人たちのために、勤務スタイルは、正社員、契約社員、アルバイトと自由に選ぶことができる。

まずは、2016年1月13日(水)と1月21日(木)の19時から、東京・御茶ノ水で現役の校舎長・講師を交えての説明会を行う(いずれの日程も参加できない場合は、個別に対応してくれる)。

応募・詳細は、特設サイト「マニアックすぎる塾講師・採用2016」から。武田塾は、授業スタイルだけでなく、講師募集まで独自のスタイルを貫く。どうやら新年も武田塾は歩みを止める気は全くないようだ。

 

「マニアックすぎる塾講師・採用2016」

関東・東北豪雨 被災地の受験生、「無料塾」で応援 石岡のNPO団体

関東・東北豪雨で自宅が被災したり、学校が休校したりして、勉強の進み具合に不安を感じる常総市内の中学3年生のために、無料の学習支援教室が12月20日から始まった。石岡市のNPOが企画した。学習支援教室は日曜日を中心に残り16回。次は28日で、冬休みは年末年始の3日間だけ休んで追い込みをかける。水害の影響を受けた市内の中3生のうち教室に通える人が対象で、あと数人余裕があるという。

学研ホールディングス、英語教材を共同開発・販売

学研ホールディングス(HD)は、英教育出版大手ピアソン日本法人と英語教材の共同開発や販売に乗り出す。英語教育の教室事業も視野に入れる。まず2016年春以降、ピアソンの英語教材を学研HDの販売チャネルを通じて高校や学習塾などに売り込む。教材の売上高で年1億円を見込む。ピアソンの教材はレベル別に「読む・聞く・話す・書く」の4技能を養う内容。

新著『学力は「食育」でつくられる。』 札幌・池上学園の池上公介理事長が上梓

食材や栄養バランス面から良い食事をするのみではなく、食生活にも注意を払うことで、子ども学力は大きく伸びるという。実際、寮に入り食習慣を改めたことによって、体調や性格が変わり、学力面でも驚くような飛躍を遂げる受験生を、毎年何人も見てきた著者による新著。偏差値35以下の生徒を一流大学合格に導いた著者が、脳に良い影響を与え、学力を支えるために大切な食材や栄養素、食習慣を奇跡の難関校合格ストーリーとともに紹介。教育者としての豊かな経験をもとに食育の重要性を説く1冊。

学力は「食育」でつくられる

『学力は「食育」でつくられる。』
幻冬舎 刊/池上公介 著/定価 1,300円+税

〈著者プロフィール〉
池上 公介(いけがみ・こうすけ)
1940年札幌生まれ。昭和60年(1985年)に札幌の中学浪人予備校が計画倒産し、中学浪人生が投げ出されたニュースに接し、その子どもたちを救おうと成績上位者から不登校や非行に陥った生徒に至るまでを対象とした中学浪人予備校「池上学院」を開校。
2004年、学校法人池上学園「池上学院高等学校」開校。不登校や高校中退者を積極的に受け入れる。
2009年、池上学院グローバルアカデミー専門学校開校。社会生活学科は全国唯一で発達障がい者支援を必要とする若者たちを就労に結び付けている。
また、学年、学力が異なるさまざまな生徒を広く全国から受け入れる総合学院として教育界における重責を担っている。 全国でも例を見ない「英語教師のためのプロ講座」はNHKで特番が組まれ話題を呼んだ。
ラジオ、TV等での「池上公介のワンポイントイングリッシュ」は今もファンが多い。教育、食育の講演は全国で感動を呼んでいる。一般社団法人・日本青少年育成協会理事、食と健康財団副理事長、北海道健康医療フロンティア理事。

就学支援金の不正受給、5人で91万円 運営会社が確認

株式会社立ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)で就学支援金を不正に受給していた疑いがある事件で、親会社「東理ホールディングス」(東京都中央区)は12月21日、「四谷LETSキャンパス」(東京都千代田区)の5人の生徒に計約91万円の不正受給が確認されたと発表した。同社によると、5人はいずれも既に高校を卒業していて、支援金の受給資格がなかったという。東京地検特捜部は今月、同社などを家宅捜索し、詐欺容疑で調べている。同社は、四谷LETSのほか数カ所のキャンパスを、年内に閉める方針を明らかにした。

奈良の同立有志会 新ブランドの幼児向け教室を開講

体験会に参加した生徒が、自発的に学習に取り組む「ロジカルキッズプログラム」

体験会に参加した生徒が、自発的に学習に取り組む「ロジカルキッズプログラム」

同立有志会グループ(奈良県大和郡山市、中村尊裕代表)と株式会社アーテック(大阪府八尾市、藤原悦社長)は、同立有志会が提供する自立学習システム「Iシステム」と、アーテックが提供する「ロジカルキッズプログラム」を使った、幼児向けの新しい学習塾ブランド「同立有志会アーテック」を開講する。12月14日には、その第一弾として、同立有志会とアーテック共催の授業体験会が、同立有志会の大和小泉駅前校にて催された。

「ロジカルキッズプログラム」は子ども達の論理的に考える力を引き出す、アーテック社のオリジナル学習システム。論理的思考力だけではなく、空間認識力、推理力、忍耐力を引き出すことができる。すべての辺が同じ立方体で構成された「アーテックブロック」を使用し、その組み合わせの中で、生徒の納得するものを組み立てさせ、答えを導くプロセスを自然と学ばせる。

数や量的感覚を見た目で理解させやすい「アーテックブロック」

数や量的感覚を見た目で理解させやすい「アーテックブロック」

また、「アーテックブロック」は、全ての辺が同じ立方体で構成されていることもあり、数や量的感覚を見た目で理解させやすく、算数の学習時にも相性が良い。この思考力、応用力を楽しみながら養うことのできる利点を最大限活用し、同立有志会が提供する「Iシステム」と合わせて、従来の受験対策、学校の定期テスト対策だけには留まらない、新しい教育サービスを目指す。第1回目の体験会には、ウェブサイト、チラシ等の事前告知がほとんどなかったにも関わらず、多くの小学生と保護者が参加し、このプログラムの注目の高さがうかがえた。今後の展開にも期待したい。

就学支援金詐取、関与を否定 東理HD社長

国の就学支援金の不正受給事件で、運営する高校が詐欺容疑で家宅捜索を受けた東理ホールディングス(HD)の福村康広社長が12月9日、東京都中央区の本社で記者会見し「法律違反しているという認識はない」と述べ、不正受給への関与を否定した。福村社長は、同社傘下の「ウィッツ青山学園高校」(三重県伊賀市)が生徒3人分の支援金計約90万円を不正受給した疑いで東京地検特捜部の捜査を受けていることも明らかにした。