ベネッセホールディングス(HD)は2月7日、前払いで個人情報を登録せずに使えるオンライン学習サービスを17日に始めると発表した。ローソンで専用プリペイドカードを販売し、パソコンで受講する。プリペイドカードは500円と1000円の2種類。全国のローソン約1万1千店舗で取り扱う。講座の内容は数学(算数)と英語の2種類。利用者は裏面に記載されたコードを専用のウェブサイトに入力し、500円のカードで1コマの授業を受ける。1000円では2コマを受けられる。
成基コミュニティグループ(京都市)の幼児教育部門・TAMは2月11日(祝)、『私立小学校体験プログラム』を開催した。京都近郊の私立小学校から実際の教員らを招き、ミニ授業やワークを体験できるイベントだ。これは同社初の試みだったが、定員は即座に満席となったそうで、受験家庭からの関心の高さがうかがえた。
体験プログラムは、各校が力を入れている教育の特色を反映し、英語やICT活用、歌やゲームなどを織り交ぜた楽しいもの。各校15分程の持ち時間が終了するたびに、子ども達も「えー、もっとやりたい!」と残念がるほど盛況を博した。
子ども達がプログラムに参加しているころ、別室では、保護者向けに小学校入試の傾向分析セミナーと教育講演会を実施。「将来を見据えた小学校選びを考える」と題して講演した同社常務取締役・荒木茂氏はこう語って、長期的視野に立った受験対策の重要性を説いた。
「2021年、センター廃止を軸とする大学入試改革が行われる見込みだ。国際バカロレアやグローバル教育、ICTもスタンダードになる中で、みなさんのお子さんは『日本の教育が変わる』という激動のまっただ中に直面する。その小学校は新しい波にどう対応するのか、卒業後にどんな進路を辿るのかにも目を配って受験先を検討して欲しい」。
それをふまえ、各校がどんな教育に力を入れているのか、卒業後の内進率や外部進学率はどうなっているか、またその理由は……など、具体的な情報を開示。保護者らも熱心にメモを取る姿が見られた。
参加した保護者らに話を聞くと、「母親はつい目の前のことに目を奪われがち。小学校卒業後のことなど考えてもいなかった」「子どもに『小学校へ行くことは楽しい』と感じてもらえて良かった」「親子ともども、意欲が高まった」などの声が多数。大いに刺激となったようだ。
近年は塾が学校の補習をフォローしたり、教員研修に招かれたりなど、いわゆる校塾連携の動きが活発化している。このような場が持てることは、私立小にとっても非常に有益な広報の場であり、塾ならびに家庭との相互理解を深めるにも最適だ。これもある種の公私連携・校塾連携と言えるのではないか。
小中高校生向けの出前実験教室や、課題研究サポートなどの科学教育サービスをはじめとした事業を展開する株式会社リバネス(東京都新宿区、丸幸弘代表)。同社が、中・高校生を対象に「アントレキャンプ」を東京都市大学世田谷キャンパスにて開催する。同キャンプは、「アントレプレナー シップ」を発揮できる人材育成のための教育プログラムを集めた特別キャンプになっている。
「アントレプレナーシップ」とは、既存の枠組みを超えたユニークな発想で、世の中の課題を解決するための新たな解決方法を探究し、それを実行する考 え方。その育成に主眼を置いたこのキャンプには、合計7つのプログラムが用意されており、どれも最先端の知識を学び体験することができるようになってい る。
プログラムの一例を挙げると、パラリンピックや障害を題材にしながら、未来の暮らしを豊かにするサービスの考案や作成をするプログラム、自分だけの iPhoneアプリを開発し、実際にApp Storeに公開するまでを体験するプログラム、遺伝子組換えによって蛍光タンパク質を導入し、様々な色を発現する微生物を創り出すプログラムなど多岐に わたっている。このキャンプに参加することで、「研究開発力」「批判的思考力」「事業化力」などが鍛えられ、子どもたちの社会を生き抜く力や創造力を身に つけるきっかけになるのではないだろうか。
最終日には全体発表会が行われ、各プログラムの受講生たちが一堂に集まり、各々が学び生み出した成果をプレゼンテーションする。自分が受講したプログラム以外の同年代の人たちの成果を目にすることで、新たな刺激を得て、視野をさらに広げることになるだろう。
期間は、3月25日(水)~28日(土)の4日間にわたって開催。募集締め切りは、2015年3月16日。宿泊型ではなく、通いのプログラムとなる が、遠方で宿泊を希望する場合は、宿泊先の手配などの相談に乗ってくれる。定員は、プログラム毎に決まっており、合計で最大200名。申し込みは、同社のウェブサイトから。
中学受験研究会セミナーは2月20日(金)、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で首都圏中学入試の結果分析セミナーを開催する。微増に転じる兆しもある中学入試は、今春の入試でどのように変化したのか最新の資料をもとに考察する。ゲストスピーカーには、SAPIX小学部 教育事業本部の広野雅明本部長と早稲田アカデミー教務部の入吉弘幸部長を迎え入試の実態に迫る。
また、株式会社森上教育研究所が主催する「学校対象・中学入試の結果と分析」セミナーも会場内の別室で同時開催される。このセミナーに関する問い合わせ、申し込みは、事務局(森上教育研究所、TEL.03-3264-1271)へ。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市下京区/代表理事:髙坂節三)は、漢字を学びはじめた子供たちや漢検合格を目指す受検者向けの入門編の問題集『いちまるとはじめよう!わくわく漢検』シリーズ全6 冊を2015年2月初旬より書店にて発売する事を発表した。このシリーズは、漢検の問題集で初めてキャラクター「いちまる」が登場。子供のうちに身につけたい日々の学習習慣と、すべての学力の基本となる語彙力を同時に修得するための工夫随所にちりばめられている。主な特長は3点あり、1日わずか10分で、学習習慣が身につく漢字教材。二つ目は「生きものの漢字」「季節の漢字」などテーマ別に配列し、日常生活とのつながりから漢字を学べる構成。三つ目が、楽しいシール・遊びのページが盛りだくさん。となっている。
価格は各級 本体750円+税。販売に関するお問い合わせ先は公益財団法人 日本漢字能力検定協会のフリーコール:0120-509-315まで。
学習塾が教室数を拡大する上で懸念されることの一つに、教育サービスの質の低下があります。いかに社内研修や教室間での情報共有を徹底するかが課題となる中で、神奈川県内に60教室を構える個別指導専門の学習塾『創英ゼミナール』では、ブラザーのWeb会議システム『OmniJoin(オムニジョイン)』を活用し、質の向上を目指します。
創英ゼミナールの社内研修はエリアごとに週1回、教室長レベルで月2回、全体では月1回行っています。通常、塾の授業は午後から始まりますので午前中に2時間ほど集まって研修を行うのですが、夏休みなど学校が休みのときは朝から塾を開けているので、その時間がなかなか設けられません。そうすると、どうしても授業が終わってからの研修となり、日にちをまたいでしまうことも。
教室数が増えるにつれ、一カ所に集まって研修をすることによる社員のストレスが大きくなっているのを感じました。また、経費や時間的なロスも実際に出てくるようになりました。例えば、社員100人を集めるとなるとその規模の会場を借りなくてはなりませんし、研修のために教室長が不在にしている間は教室でお客様の対応ができないという事態も起こっています。
なんとか社内研修をストレスなく効率よくできる方法はないかと考えたときに選んだのが、遠隔コミュニケーションができるOmniJoinでした。
OmniJoinを使った社員からは、「移動することなく、休み時間などに気軽に研修できるのが良い」という声が圧倒的でした。Skype™を利用してミーティングをしていた一部の教室からは、「画面のレイアウト変更が簡単にできる」「発言者が誰だかすぐにわかる」という評価もありました。OmniJoinなら参加メンバーの映像だけでなくMicrosoft® Office®などパソコン内の資料も共有でき、レイアウトスタイルも自由に変えられるなど、利用シーンに合わせて柔軟な使い方ができます。また、発言者の映像は囲みで点滅されるので、非常にわかりやすい。しかも、通信の安定性やセキュリティも確保されているので安心して利用できます。
アプリケーションの共有ができるのもいいですね。例えば、イベント案内などの広告ツールは本社で専用のデザイン作成ソフトを使って作成しているのですが、各教室のパソコンにはそのソフトは入れていないので、校正するときはPDFにして各教室に送り、プリントアウトして赤字を入れてスキャンしたものを戻すといった手間がありました。 ところが、OmniJoinを使えばあらゆる資料が共有・編集できるので、修正したいところがあればその場でファイルの上書きや書き換えができます。また、画面を共有しながら議事録を作成できるので、部下が作成する議事録チェックが簡単になり、業務効率の向上につながっています。
今後は、エリア別に何日かに分けて開催していた講義形式の保護者会や、採用時の最終面談にも利用できるのではないかと可能性を感じています。