成学社は4月、大阪府豊中市に学童保育を備えた認可外保育園「かいせい保育園」をオープンする。1階が保育園、2階は学童保育。建物の総面積は300平方メートル程度。保育園は定員40人で、英語や漢字はタブレットなどを使って教える。卒園者は学童保育に優先して移れる。学童は夜9時まで子供を預かる。料金は保育園が月10万円前後。学童は約3万円で1万円程度を追加すれば塾の授業を受けられる。3年内に関西で10カ所程度に広げ、その後は首都圏での展開を狙う。
ロボット教材を使ったオリジナル・カリキュラムで科学を楽しく学ぶ学習塾(クレファス 及びクレファスジュニアエリート)を全国的に展開しているロボット科学教育は、ソフト バンクグループの感情認識パーソナルロボット Pepper を使ったプログラミング・コースを 2015年5月に開講すると発表した。
同プログラミング・コースは小学3年生~中学3年生を対象とし、ロボット科学教育が 10年以上の歳月を通して作り上げたオリジナルの科学教育カリキュラムにPepperの感情認識機能のプログラミング学習を取り込んだもの。Pepperには表情と声から人の感情を察 することができる最新テクノロジーが備わっているため、物体を動かすためのプログラミングだけではなく、人とコミュニケーションをとるために必要な動きや感情を表現するプログラミングを学べることが特徴です。同コースではアイコンを使った人工知能のプログ ラミング技術に加え、人間の制御を超えてロボットは自律すべきかなどといった人とロボットの共生の在り方についてもクラス内で議論したり、エッセーを書いたりします。
ロボット科学教育では今後ますますロボットが生活や社会に身近なものになっていくと考え、このような機会を提供することで子どもたちが自らロボットが動く仕組みや活用方法、社会に及ぼす影響などについて学び考えることで、科学技術立国日本の将来を担う子ども 達を育んでいきたいと考えています。
また、ロボット科学教育では誰もがカリキュラムに沿って指導できるよう、教師向けの指導書を作成し、小・中学校や学習塾などの教育機関にパッケージとして提供することも検 討しています。
2015年5月のプログラミング・コース開講に先立ち、ロボット科学教育ではロボットを作 りながら科学を学ぶ教室「クレファス」において、ロボット基礎講座であるプレスクール (4月から始まる本コースの準備講座)の受講生(新小学 3 年生以上)を対象に、2014年12 月から Pepper を使ったプログラミング体験イベントを開催。同体験イベントではPepperに挨拶をさせるためのプログラミングを体験してもらうとのこと。
クレファス首都圏各校における Pepper プログラミング体験授業スケジュール
2015 年 1 月 11 日(日)15:00〜16:30 クレファス新百合ヶ丘教室
2015 年 1 月 12 日(月・祝)15:00〜16:30 クレファス池袋教室
ロボット科学教育は、科学技術立国日本の将来を担う子ども達を育てる革新的な学習塾です。全国に38教室展開しており、約2,000 人以上の年長から高校生までの子ども達が在籍。自ら手を動かしてロボットを製作するという体験学習を通して、科学について学んでいます。 詳細は http://crefus.com/ を参照。
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社ロボット科学教育 関根・足立
TEL: 03-5784-9791
Email: sekine@crefus.com
ロボット科学教育広報代理 バーソン・マーステラ 恩田・相庭
TEL: 03-3264-6701(会社代表) Email: CrefusJP.PR@bm.com
──市進ホールディングスの学童保育『ナナカラ』に地域の期待集まる
塾をはじめとする民間事業者による学童保育分野への参入が活性化するなか、株式会社市進ホールディングスの『ナナカラ おおたかの森』が注目を集めている。
ナナカラは、同社が2015年4月に千葉県流山市に満を持して開校する学童保育事業ブランドで、特徴は「働くママ」の視点に強く寄り添っていること。プロジェクトスタッフの全員が女性で、その感性をふんだんに活かしたものになっている。
公設の学童保育を利用できないことも多い小4以上への手厚く柔軟な対応がその一例。高学年向けのキャリアプログラムや、送迎をせずに料金を安くするプランを設定するなどしたことで、同年齢層の子を持つ母親が利用・就業しやすくなった。また学童に通う児童を対象に知識・特技を教える『市民先生』として、就労意欲の高い主婦たちを講師として採用し、活躍の場を提供する。
もう一つの特徴は、出店地域を限定しない一方で、密着性には強くこだわる点だ。一般的に民間の学童保育は、商圏となる地域を特定し、集中出店してシェア率を高めるエリアドミナント戦略を取ることが多く、展開は人口過密地域に集中し、比較的人口が少ない地域は後回しになりがちなのが現状だ。そこでナナカラは、ベッドタウン・流山市にあえて展開。事業立ち上げに当たっては、市内在住の母親たちを集めてモニタリングを実施し、「お料理や運動などの体験型ばかりでなく、お習字やサイエンス教室などの習い事ができると嬉しい」「子供だけで帰れるようにして欲しい」など、細やかなニーズを汲み上げた。
反応も上々で、70名の定員に対し、開校4ヶ月前の時点ですでに50名を超える申し込みが入っているという。同社学童事業室長の橋本アキ氏も「塾企業が母体ではあるが、子供たちには『合格』というひとつの目標ではなく、いろんな色に輝いて欲しい」と、『ナナカラ』(7colors)の名に込めた想いを語る。まずは流山をステップに、地に足を付けた形でその地域で求められているものを活かしたコンテンツ作りをしながら急がず展開していくという。
公益社団法人全国学習塾協会の関東支部が主催する合同研修会が、勤労感謝の日(11月23日)に栃木県宇都宮市の岡本教育センター(阿部倫久塾長)でおこなわれた。この合同研修会は、2014年から同支部が定期的に開催しているもので、昨年は「間違いだらけの塾選び」をテーマに、千葉県銚子市の総合教育商社 翔英館(井原大平代表)を会場にワークショップがおこなわれた。今年のテーマは「もしもカンファレンス」と題して、危機管理の意識向上と、危機を好機に変えるリスクマネジメントについてワークショップを開いた。参加したのは同協会に加盟する学習塾の経営者ら24名。
今回も井原氏がファシリテーターとなり、リスクについて「もしも塾の近くで事故が起こったら?」、「もしもインターネットで自塾の誹謗中傷が流布されたら?」といった、比較的発生する可能性が低いものから、「椅子が壊れた」「保護者からクレームが入った」といった発生する可能性が高いものまで、事象をピックアップしながら、「発生する可能性が高いもの」から順番に、事前の対策から、万が一起こってしまった場合の事後対策までしっかりと行う必要があることをレクチャーした。その後に6人ひと組となり4つのグループに分かれて、リスクとは日常的に当たり前に起こることとして、各々の塾で想定されるリスクへの対応について意見を出し合った。
テーブルごとに議論が繰り広げられる中、参加した経営者からは「あまり考えたくないことだが、リスクとして想定しておけば、いざとなったときにすぐに行動できると思う」という声も挙がっていた。
井原氏は「起こりうる可能性のある事はすべて〝起こること〟として想定し、事象が発生した瞬間に〝どうしよう?!〟と焦らずに、その事象を生かして行動するにはどうしたらいいかということを日頃から考えることがリスクマネージメント」と話す。この研修を受け「明日から自塾での対応も見直したい」という感想を持つ経営者もいた。
同支部では2015年度より、こういったワークショップ形式の研修を全国各地でおこない「教育サービス業界の質を向上に務めたい」としている。
12月9日(火)、千葉県柏市にある柏商工会議所にて、NPO法人全国学習塾連合協議会東日本ブロック主催の「教材教具展2015」が催された。例年2月初旬に開催したイベントだが、今年は一足お先にこの時期に開催。同団体の理事長の沼田広慶氏の挨拶から始まった教材教具展。来場者は会場内に展示された、各スポンサー企業の新年度に向けたソリューションを食い入るように見入っていた。会場中央に設営されたセミナー会場では、3つの出展企業からのプレゼンテーションも実施。アルクテラスの新井代表をはじめ、日本教材出版、進学研究会からの入試情報などの説明もあり、最後まで飽きさせない展示会となった。