Category: 塾ニュース|塾・企業

成学社 学童保育付き保育園 4月、豊中にオープン

成学社は4月、大阪府豊中市に学童保育を備えた認可外保育園「かいせい保育園」をオープンする。1階が保育園、2階は学童保育。建物の総面積は300平方メートル程度。保育園は定員40人で、英語や漢字はタブレットなどを使って教える。卒園者は学童保育に優先して移れる。学童は夜9時まで子供を預かる。料金は保育園が月10万円前後。学童は約3万円で1万円程度を追加すれば塾の授業を受けられる。3年内に関西で10カ所程度に広げ、その後は首都圏での展開を狙う。

新テスト対策始動 英語から Z会、駿台、ナガセ

2020年度に大学入試センター試験が廃止された後の英語試験は「読む、聞く、書く、話す」能力を問う内容になる見通し。Z会、駿台、ナガセはそれぞれ入試改革を先取りして、英語力を高めたい高校生などの需要に応える。「Z会」の増進会出版社(静岡県長泉町)は4月から、大学受験対策の英語を教室で学ぶ講座を新設する。駿河台学園(東京・千代田)は「TOEFL」対策のネット講座を始める。ナガセは昨年12月から、会話力を高めるための高校生向け講座を全教室でスタートした。

徳島でオンライン塾 神山町、上勝町の団体

徳島県神山町と上勝町でインターネットのテレビ会議システムを使ったオンライン学習塾が始まる。神山町と一般社団法人マチのコトバ徳島(上勝町)が東大生講師の遠隔授業を行うフィオレ・コネクション(東京・目黒)と提携。ITを活用した教育環境の改善を通じて、両町は学習塾の少なさを補い、企業誘致にもつなげる考えだ。神山町は1月13日から2月26日までの火、木曜日の放課後に計14回の授業を開講する。高校受験を控えた中学3年生が対象。科目は数学と英語で受験の直前対策を実施する。授業時間は1回90分。

取得したいビジネス関連資格 日経調査

日本経済新聞社と日経HRは共同でビジネスパーソンを対象に新たに取得したい資格(語学検定含む)を調査した。首位は英語能力テスト「TOEIC」の最上位であるAレベル(860点以上)だった。宅地建物取引主任者(宅建)など仕事に生かしやすい資格も人気だった。今後取得したい資格について「勉強したい、勉強を始めている分野がある」と回答したのは86.2%に達した。

資格取得の目的では「自分の知識・スキルの客観的な証明になるから」(37.9%)が最も多かった。「将来のキャリアアップのため」(29.3%)、「体系的な知識やスキルが身につくから」(14.4%)との回答も多かった。

ロボット科学教育、Pepper を用いた新教育カリキュラムを開始

ロボット教材を使ったオリジナル・カリキュラムで科学を楽しく学ぶ学習塾(クレファス 及びクレファスジュニアエリート)を全国的に展開しているロボット科学教育は、ソフト バンクグループの感情認識パーソナルロボット Pepper を使ったプログラミング・コースを 2015年5月に開講すると発表した。
pepper_cN55ic9f_03_02 同プログラミング・コースは小学3年生~中学3年生を対象とし、ロボット科学教育が 10年以上の歳月を通して作り上げたオリジナルの科学教育カリキュラムにPepperの感情認識機能のプログラミング学習を取り込んだもの。Pepperには表情と声から人の感情を察 することができる最新テクノロジーが備わっているため、物体を動かすためのプログラミングだけではなく、人とコミュニケーションをとるために必要な動きや感情を表現するプログラミングを学べることが特徴です。同コースではアイコンを使った人工知能のプログ ラミング技術に加え、人間の制御を超えてロボットは自律すべきかなどといった人とロボットの共生の在り方についてもクラス内で議論したり、エッセーを書いたりします。
ロボット科学教育では今後ますますロボットが生活や社会に身近なものになっていくと考え、このような機会を提供することで子どもたちが自らロボットが動く仕組みや活用方法、社会に及ぼす影響などについて学び考えることで、科学技術立国日本の将来を担う子ども 達を育んでいきたいと考えています。
また、ロボット科学教育では誰もがカリキュラムに沿って指導できるよう、教師向けの指導書を作成し、小・中学校や学習塾などの教育機関にパッケージとして提供することも検 討しています。
2015年5月のプログラミング・コース開講に先立ち、ロボット科学教育ではロボットを作 りながら科学を学ぶ教室「クレファス」において、ロボット基礎講座であるプレスクール (4月から始まる本コースの準備講座)の受講生(新小学 3 年生以上)を対象に、2014年12 月から Pepper を使ったプログラミング体験イベントを開催。同体験イベントではPepperに挨拶をさせるためのプログラミングを体験してもらうとのこと。

クレファス首都圏各校における Pepper プログラミング体験授業スケジュール
2015 年 1 月 11 日(日)15:00〜16:30 クレファス新百合ヶ丘教室
2015 年 1 月 12 日(月・祝)15:00〜16:30 クレファス池袋教室

ロボット科学教育は、科学技術立国日本の将来を担う子ども達を育てる革新的な学習塾です。全国に38教室展開しており、約2,000 人以上の年長から高校生までの子ども達が在籍。自ら手を動かしてロボットを製作するという体験学習を通して、科学について学んでいます。 詳細は http://crefus.com/ を参照。

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社ロボット科学教育 関根・足立
TEL: 03-5784-9791
Email: sekine@crefus.com
ロボット科学教育広報代理 バーソン・マーステラ 恩田・相庭
TEL: 03-3264-6701(会社代表) Email: CrefusJP.PR@bm.com

ベネッセ情報流出、子供や親13人が提訴

ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、精神的苦痛を受けたとして顧客の子供やその親計13人が同社と関連会社に計100万円の損害賠償を求めて東京地裁に訴えを起こしたことが分かった。代理人の弁護士によると、氏名や生年月日、住所などが漏れたとしており、慰謝料などの請求額は、子供1人10万円、親1人5万円。このほかにも別の弁護士らが「被害者の会」を結成し、集団訴訟を起こす準備を進めている。

ソニーCSL オンライン教育サービスの新会社を設立

ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)は12月18日、ソニーとオンライン教育サービスの新会社「ソニー・グローバルエデュケーション」を2015年4月1日に設立すると発表した。オンライン教材を集めたポータルサービスを構築し、利用者が多様な学習を体験できるようにする。まず算数学習アプリとインターネット上の算数世界コンテストを提供する。

働くママの視点に立った、地域密着型学童保育

──市進ホールディングスの学童保育『ナナカラ』に地域の期待集まる

塾をはじめとする民間事業者による学童保育分野への参入が活性化するなか、株式会社市進ホールディングスの『ナナカラ おおたかの森』が注目を集めている。

ナナカラは、同社が2015年4月に千葉県流山市に満を持して開校する学童保育事業ブランドで、特徴は「働くママ」の視点に強く寄り添っていること。プロジェクトスタッフの全員が女性で、その感性をふんだんに活かしたものになっている。

『ナナカラ』が入居予定の新築ビル。流山おおたかの森駅徒歩一分の好立地だ。

『ナナカラ』が入居予定の新築ビル。流山おおたかの森駅徒歩一分の好立地だ。

公設の学童保育を利用できないことも多い小4以上への手厚く柔軟な対応がその一例。高学年向けのキャリアプログラムや、送迎をせずに料金を安くするプランを設定するなどしたことで、同年齢層の子を持つ母親が利用・就業しやすくなった。また学童に通う児童を対象に知識・特技を教える『市民先生』として、就労意欲の高い主婦たちを講師として採用し、活躍の場を提供する。

もう一つの特徴は、出店地域を限定しない一方で、密着性には強くこだわる点だ。一般的に民間の学童保育は、商圏となる地域を特定し、集中出店してシェア率を高めるエリアドミナント戦略を取ることが多く、展開は人口過密地域に集中し、比較的人口が少ない地域は後回しになりがちなのが現状だ。そこでナナカラは、ベッドタウン・流山市にあえて展開。事業立ち上げに当たっては、市内在住の母親たちを集めてモニタリングを実施し、「お料理や運動などの体験型ばかりでなく、お習字やサイエンス教室などの習い事ができると嬉しい」「子供だけで帰れるようにして欲しい」など、細やかなニーズを汲み上げた。

自らも二児の母だという、学童事業室長の橋本アキさん

自らも二児の母だという、学童事業室長の橋本アキさん

反応も上々で、70名の定員に対し、開校4ヶ月前の時点ですでに50名を超える申し込みが入っているという。同社学童事業室長の橋本アキ氏も「塾企業が母体ではあるが、子供たちには『合格』というひとつの目標ではなく、いろんな色に輝いて欲しい」と、『ナナカラ』(7colors)の名に込めた想いを語る。まずは流山をステップに、地に足を付けた形でその地域で求められているものを活かしたコンテンツ作りをしながら急がず展開していくという。

リスクマネージメントを考える 公益社団法人 全国学習塾協会 関東支部がワークショップ

公益社団法人全国学習塾協会 関東支部の渡辺浩支部長

公益社団法人全国学習塾協会 関東支部の渡辺浩支部長

公益社団法人全国学習塾協会の関東支部が主催する合同研修会が、勤労感謝の日(11月23日)に栃木県宇都宮市の岡本教育センター(阿部倫久塾長)でおこなわれた。この合同研修会は、2014年から同支部が定期的に開催しているもので、昨年は「間違いだらけの塾選び」をテーマに、千葉県銚子市の総合教育商社 翔英館(井原大平代表)を会場にワークショップがおこなわれた。今年のテーマは「もしもカンファレンス」と題して、危機管理の意識向上と、危機を好機に変えるリスクマネジメントについてワークショップを開いた。参加したのは同協会に加盟する学習塾の経営者ら24名。

ファシリテーターを務めた翔英館の井原大平代表

ファシリテーターを務めた翔英館の井原大平代表

今回も井原氏がファシリテーターとなり、リスクについて「もしも塾の近くで事故が起こったら?」、「もしもインターネットで自塾の誹謗中傷が流布されたら?」といった、比較的発生する可能性が低いものから、「椅子が壊れた」「保護者からクレームが入った」といった発生する可能性が高いものまで、事象をピックアップしながら、「発生する可能性が高いもの」から順番に、事前の対策から、万が一起こってしまった場合の事後対策までしっかりと行う必要があることをレクチャーした。その後に6人ひと組となり4つのグループに分かれて、リスクとは日常的に当たり前に起こることとして、各々の塾で想定されるリスクへの対応について意見を出し合った。

テーブルごとに議論が繰り広げられる中、参加した経営者からは「あまり考えたくないことだが、リスクとして想定しておけば、いざとなったときにすぐに行動できると思う」という声も挙がっていた。

井原氏は「起こりうる可能性のある事はすべて〝起こること〟として想定し、事象が発生した瞬間に〝どうしよう?!〟と焦らずに、その事象を生かして行動するにはどうしたらいいかということを日頃から考えることがリスクマネージメント」と話す。この研修を受け「明日から自塾での対応も見直したい」という感想を持つ経営者もいた。

ワークショップに参加する塾の経営者たち

ワークショップに参加する塾の経営者たち

同支部では2015年度より、こういったワークショップ形式の研修を全国各地でおこない「教育サービス業界の質を向上に務めたい」としている。

塾全協東日本ブロック主催 教材教具展

12月9日(火)、千葉県柏市にある柏商工会議所にて、NPO法人全国学習塾連合協議会東日本ブロック主催の「教材教具展2015」が催された。例年2月初旬に開催したイベントだが、今年は一足お先にこの時期に開催。同団体の理事長の沼田広慶氏の挨拶から始まった教材教具展。来場者は会場内に展示された、各スポンサー企業の新年度に向けたソリューションを食い入るように見入っていた。会場中央に設営されたセミナー会場では、3つの出展企業からのプレゼンテーションも実施。アルクテラスの新井代表をはじめ、日本教材出版、進学研究会からの入試情報などの説明もあり、最後まで飽きさせない展示会となった。

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展示会場の様子

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会に先立ち挨拶をする、塾全協東日本の理事長の沼田広慶氏