Category: 塾ニュース|塾・企業

私立の学習費、公立の3.38倍 文科省「子供の学習費調査」

文部科学省の「2014年度子供の学習費調査」で12月24日、幼稚園~高校がすべて私立だと、授業料や塾代などの学習費は、すべて公立の場合の3.38倍なることが分かった。私立と公立の差は、比較できる06年度以降で最大だった10年度と並んだ。15年間すべて私立に通った場合の学習費は約1770万円。すべて公立だと約523万円で、12000万円以上の開きがあった。差は3.38倍で、前回12年度を0.02ポイント上回った。

 1年間に必要だった授業料や修学旅行費、通学費、図書費、学習塾費、その他学校外活動の月謝などの学年別平均を単純合計した。

マニアックな講師募集? 武田塾が業界の常識を打ち破る新たな講師採用サイトをオープン

「授業をしない」独自の個別指導スタイルで教育業界に旋風を巻き起こす武田塾。その武田塾を全国87箇所に展開する株式会社A.ver(東京都文京区、林尚弘社長)が、特設サイト「マニアックすぎる塾講師・採用2016」をスタートさせた。

おいおい、「マニアック」ってなんだよ……。

塾講師がマニアックだったら、生徒たちをきちんと指導できないだろ……。

でも、武田塾はそうは考えない。これは、勉強が好き、受験が得意、でも「マニアック」な趣味や価値観を持っていて、社会に相容れない若者を校舎長、塾講師(常勤/非常勤)として採用するというもの。「これらの背景には、人とは違う「マニアック」な人生を尊重し、社会の新しい居場所としてありたいという武田塾の想いがあるのだ。

そして武田塾には、そんな「マニアック」な講師たちが大勢所属している。例えば、芸能プロダクションやタクシードライバーを経た校舎本部長。中卒で大企業に就職し、起業し、さらに大検を取って、早稲田大学政経学部を卒業した校舎長。武田塾に魅かれて大学を中退した講師、などなど。

みな人とは違う生き方、価値観を持っている人たちばかり。しかし、そんな人たちが一堂に集まり、難関大学合格者を輩出しているのが武田塾なのだ。

今回は、大学生~30代ぐらいを対象にこんな「マニアック」な人材を大々的に募集する。さらに「マニアック」な人たちのために、勤務スタイルは、正社員、契約社員、アルバイトと自由に選ぶことができる。

まずは、2016年1月13日(水)と1月21日(木)の19時から、東京・御茶ノ水で現役の校舎長・講師を交えての説明会を行う(いずれの日程も参加できない場合は、個別に対応してくれる)。

応募・詳細は、特設サイト「マニアックすぎる塾講師・採用2016」から。武田塾は、授業スタイルだけでなく、講師募集まで独自のスタイルを貫く。どうやら新年も武田塾は歩みを止める気は全くないようだ。

 

「マニアックすぎる塾講師・採用2016」

関東・東北豪雨 被災地の受験生、「無料塾」で応援 石岡のNPO団体

関東・東北豪雨で自宅が被災したり、学校が休校したりして、勉強の進み具合に不安を感じる常総市内の中学3年生のために、無料の学習支援教室が12月20日から始まった。石岡市のNPOが企画した。学習支援教室は日曜日を中心に残り16回。次は28日で、冬休みは年末年始の3日間だけ休んで追い込みをかける。水害の影響を受けた市内の中3生のうち教室に通える人が対象で、あと数人余裕があるという。

学研ホールディングス、英語教材を共同開発・販売

学研ホールディングス(HD)は、英教育出版大手ピアソン日本法人と英語教材の共同開発や販売に乗り出す。英語教育の教室事業も視野に入れる。まず2016年春以降、ピアソンの英語教材を学研HDの販売チャネルを通じて高校や学習塾などに売り込む。教材の売上高で年1億円を見込む。ピアソンの教材はレベル別に「読む・聞く・話す・書く」の4技能を養う内容。

新著『学力は「食育」でつくられる。』 札幌・池上学園の池上公介理事長が上梓

食材や栄養バランス面から良い食事をするのみではなく、食生活にも注意を払うことで、子ども学力は大きく伸びるという。実際、寮に入り食習慣を改めたことによって、体調や性格が変わり、学力面でも驚くような飛躍を遂げる受験生を、毎年何人も見てきた著者による新著。偏差値35以下の生徒を一流大学合格に導いた著者が、脳に良い影響を与え、学力を支えるために大切な食材や栄養素、食習慣を奇跡の難関校合格ストーリーとともに紹介。教育者としての豊かな経験をもとに食育の重要性を説く1冊。

学力は「食育」でつくられる

『学力は「食育」でつくられる。』
幻冬舎 刊/池上公介 著/定価 1,300円+税

〈著者プロフィール〉
池上 公介(いけがみ・こうすけ)
1940年札幌生まれ。昭和60年(1985年)に札幌の中学浪人予備校が計画倒産し、中学浪人生が投げ出されたニュースに接し、その子どもたちを救おうと成績上位者から不登校や非行に陥った生徒に至るまでを対象とした中学浪人予備校「池上学院」を開校。
2004年、学校法人池上学園「池上学院高等学校」開校。不登校や高校中退者を積極的に受け入れる。
2009年、池上学院グローバルアカデミー専門学校開校。社会生活学科は全国唯一で発達障がい者支援を必要とする若者たちを就労に結び付けている。
また、学年、学力が異なるさまざまな生徒を広く全国から受け入れる総合学院として教育界における重責を担っている。 全国でも例を見ない「英語教師のためのプロ講座」はNHKで特番が組まれ話題を呼んだ。
ラジオ、TV等での「池上公介のワンポイントイングリッシュ」は今もファンが多い。教育、食育の講演は全国で感動を呼んでいる。一般社団法人・日本青少年育成協会理事、食と健康財団副理事長、北海道健康医療フロンティア理事。

就学支援金の不正受給、5人で91万円 運営会社が確認

株式会社立ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)で就学支援金を不正に受給していた疑いがある事件で、親会社「東理ホールディングス」(東京都中央区)は12月21日、「四谷LETSキャンパス」(東京都千代田区)の5人の生徒に計約91万円の不正受給が確認されたと発表した。同社によると、5人はいずれも既に高校を卒業していて、支援金の受給資格がなかったという。東京地検特捜部は今月、同社などを家宅捜索し、詐欺容疑で調べている。同社は、四谷LETSのほか数カ所のキャンパスを、年内に閉める方針を明らかにした。

奈良の同立有志会 新ブランドの幼児向け教室を開講

体験会に参加した生徒が、自発的に学習に取り組む「ロジカルキッズプログラム」

体験会に参加した生徒が、自発的に学習に取り組む「ロジカルキッズプログラム」

同立有志会グループ(奈良県大和郡山市、中村尊裕代表)と株式会社アーテック(大阪府八尾市、藤原悦社長)は、同立有志会が提供する自立学習システム「Iシステム」と、アーテックが提供する「ロジカルキッズプログラム」を使った、幼児向けの新しい学習塾ブランド「同立有志会アーテック」を開講する。12月14日には、その第一弾として、同立有志会とアーテック共催の授業体験会が、同立有志会の大和小泉駅前校にて催された。

「ロジカルキッズプログラム」は子ども達の論理的に考える力を引き出す、アーテック社のオリジナル学習システム。論理的思考力だけではなく、空間認識力、推理力、忍耐力を引き出すことができる。すべての辺が同じ立方体で構成された「アーテックブロック」を使用し、その組み合わせの中で、生徒の納得するものを組み立てさせ、答えを導くプロセスを自然と学ばせる。

数や量的感覚を見た目で理解させやすい「アーテックブロック」

数や量的感覚を見た目で理解させやすい「アーテックブロック」

また、「アーテックブロック」は、全ての辺が同じ立方体で構成されていることもあり、数や量的感覚を見た目で理解させやすく、算数の学習時にも相性が良い。この思考力、応用力を楽しみながら養うことのできる利点を最大限活用し、同立有志会が提供する「Iシステム」と合わせて、従来の受験対策、学校の定期テスト対策だけには留まらない、新しい教育サービスを目指す。第1回目の体験会には、ウェブサイト、チラシ等の事前告知がほとんどなかったにも関わらず、多くの小学生と保護者が参加し、このプログラムの注目の高さがうかがえた。今後の展開にも期待したい。

就学支援金詐取、関与を否定 東理HD社長

国の就学支援金の不正受給事件で、運営する高校が詐欺容疑で家宅捜索を受けた東理ホールディングス(HD)の福村康広社長が12月9日、東京都中央区の本社で記者会見し「法律違反しているという認識はない」と述べ、不正受給への関与を否定した。福村社長は、同社傘下の「ウィッツ青山学園高校」(三重県伊賀市)が生徒3人分の支援金計約90万円を不正受給した疑いで東京地検特捜部の捜査を受けていることも明らかにした。

カドカワ N高校に続き、新事業を発表 東大合格に特化した「N塾」、全寮制で30人

カドカワ株式会社は、12月10日、ニコファーレ(東京都港区)にて、2016年4月に開校予定のネット上の高校「N高等学校」に続く教育系の新事業を発表した。今回発表されたのは、東京大学進学を希望する生徒を対象にした全寮制個別指導塾「N塾」だ。

N塾について語る川上量生氏(株式会社カドカワ代表取締役社長)

N塾について語る川上量生氏(株式会社カドカワ代表取締役社長)

この塾は、子別指導塾「坪田塾」との共同事業で、塾長は坪田塾を運営する坪田信貴氏が務め、2016年4月に開塾する。坪田氏は、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』を著書に持ちその指導方法には定評があるという。

初年度は男性のみ30名の募集。応募資格は、東京大学への進学希望者。高校卒業資格を保有していない15歳~85歳となっている。初年度以降は、応募資格の変更も視野に入れられている。

そして生徒は、栄養管理士による朝夕食付の寮で生活しながら、授業を受講する。費用は、月額6万円/年間72万円(受講費+寮費)。また、特待生制度があり、費用に関しても補助が受けられる。

また、提携校であるN高等学校に入学することで、高校卒業資格も取得することができる。2015年12月10日(木)から選抜試験募集開始(2016年2月5日(金)締切)し、2016年2月14日から試験が開始される。

IT人材を養成する専門スクールも開校

N塾に加えて新たに発表されたのは、即戦力となるIT人材を養成する専門スクール「バンタン プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクール」(通称プロハイハイ)の開校も発表された。このプロハイハイは、N高等学校の提携通学コースとして用意され、2016年4月開校予定。

設立の背景には、IT業界の人材不足だけでなく、別業界においてもITやプログラミングの知識や技術が求められていることがある。そのような社会のニーズにあった能力・技術、そして、子どもたちの進路選択の幅を広げることが念頭に置かれている。

講師には、最先端で活躍する現役エンジニアなどを迎え、実践的な講義を平日週5日行うことにより、1年間で即戦力のプログラマを育成することを目標にしている。さらに、様々な提携企業へのインターンシップの場の提供、基本情報処理技術者の資格取得も可能となっている。また、プロハイハイの授業後にネットで高校過程の勉強をする。応募資格は、N高等学校生であること。定員は30名。来春に控えるN高等学校の開校とともに、その動向が注目される。

がっちり握手をする川上量生氏(株式会社カドカワ代表取締役社長)、坪田信貴氏(坪田塾塾長)

がっちり握手をする川上量生氏(株式会社カドカワ代表取締役社長)、坪田信貴氏(坪田塾塾長)

京都にて入試分析会・教育改革研究会を開催

11月27日、キャンパスプラザ京都にて、学習塾団体の「中高進学研究会」が、平成28年度入学選抜分析会・第4回新教育改革研究会を開催した。「中高進学研究会」は、学習塾が塾生に対して正確でミスマッチのない進路指導を実現するために、会員塾が必要とする進路指導情報を集約し 、共有化する場を提供することを趣旨として、2013年4月に京都府に設立された。

この趣旨のもと、同会では年間6回の入試情報報告会・研究会、さらには京都府の塾対象公立高校説明会を開催している。また公立高校の入試結果分析においては、京都府下全域の全数調査を実施し、その全容を資料としてまとめている。今後、他通学圏の公立高校合同説明会や私立中学・高校の合同説明会も開催すべく準備を進めている。

なお本年度より、今後の教育行政における教育制度改革の内容と、その塾業界に与える影響を継続的に分析・報告する企画も開始し、174塾の加盟塾と共に学びの場を共有する努力を続けている。

冒頭には同団体の代表の西川時代氏から挨拶があった。「お忙しい中お越しいただきありがとうございました。子ども達にとっては人生で一回しかない進路指導になります。
この資料が少しでも生徒諸君の進路指導上に役立つものになればと考えています」と述べた。

その後、五ツ木書房・大阪進研の模擬試験データ、同団体の加盟塾から提供のデータを基に作成された資料を用いて、主に公立高校の入試最新情報を踏まえた資料の活用法の説明が為された。

近畿圏を中心に多くの学習塾関係者が集う

会の後半には「高大接続改革」をテーマに、代表の西川氏から、高大接続システム改革会議の中間まとめに対する各団体の答申の紹介があった。

西川氏は「改革の流れに対して,批判側・推進側の表面的な意見だけを追い求めるということではなく、全国高等学校長協会やPTA連合会などが出している意見書を見比べ、その全体の方向性と問題点を確認してもらいたい。高大接続改革は、途中に紆余曲折があることと思うが、大学への予算化など実際に動き出しているものも多数あり、この方向性へ進んでいくのは間違いないと思う」と述べた。

会の最後には、同氏が閉会の言葉としてまとめる。

中高進学研究会代表 西川時代氏

中高進学研究会代表 西川時代氏

「以前、私は模擬試験会社様から頂戴する進路資料をあまり詳細には使わず、自分の経験値や感覚で目の前の生徒の状況を見ながら進路指導してきました。その感覚的な進路指導はある時期までは概ね問題もなく過ごせてきました。しかしながら、ミスマッチのない進路指導を強く意識し始めてからは、各社からご提供される進路資料の細かい部分にこそ重要な部分があることに気付きました。生徒諸君への進路指導の要は、単にデータにのみ頼る指導をすることではなく、我々塾人が個々の生徒の状況をどれだけ正確に把握し、最適な方向性を示せるかであることは間違いない。ただ、その判断をする際に私たちが経験値のみに頼るのではなく、資料を真摯に読み込み自身の思い込みなどを修正していく姿勢は大切だと思う。その想いを込めた進路指導は必ず生徒に届くと思う。

年内、一番お忙しい時期ですが、健康に留意されて、子ども達により良き進路指導をなされるよう、また来年度の募集に向けて大いなる飛躍をなさるよう祈念し、本年度のお礼も重ねまして挨拶と代えさせていただきます」年度内最後の第6回中高進学研究会は、2016年3月10日に開催される。