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武田塾が校内予備校をスタート 日本音楽高等学校

 日本音楽高等学校(東京・品川区)で校内予備校「日音アドバンス with 武田塾」が2022年度より開始する。大学受験・英検・定期試験等、個々の目標に合わせて成績UPを応援する。「授業をしない塾」や「一冊を完璧に」の武田塾と、日本最古の私立音楽学校をルーツとする全日制高校「日本音楽高等学校」のコラボとなる。

「武田塾」を取り入れた日音アドバンスは以下の4つのポイントを行う。

Point1 授業をしない!
授業は「わかる」だけ。自学自習で「できる」ようにする。
Point2 完璧になるまで絶対先に進まない!
自分のレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にする。
Point3 参考書を使えば復習が楽になる!
「人は忘れるものである」という前提で勉強する。
Point4 自学自習の徹底管理!
2つのチェックでサボれない!勉強法を指定します。

日音アドバンス 4つのメリット

メリット1:成績特待生は3年間【無料】で受講可能
メリット2:成績特待生以外も日音生なら【¥5,000/月】の圧倒的な低価格で受講可能
メリット3:移動時間ゼロで日音生の負担軽減
メリット4:進路指導部との情報連携で日音生をサポート

日本音楽高等学校について

1903年に創立した日本最古の私立音楽学校「日本音楽学校」をルーツとしており、 これまでに島倉千代子、泉ピン子、工藤静香、栗山千明等を輩出し、宝塚歌劇団や劇団四季でも多くの先輩方が活躍している。 現在は4コース(音楽・幼児教育・バレエ・舞台芸術)で、 約300名の学生が“知性と芸術の融合”を目指して学んでいる。
■日本音楽高等学校公式サイト:https://www.nichion-h.ed.jp

「入試ありき」ではない「求められる英語力の養成」を考える

増進堂・受験研究社が民間英語検定試験に関するオンラインセミナーを開催

 10月9日、株式会社増進堂・受験研究社主催の「民間の英語検定試験」をテーマにしたセミナ―『“入試”の枠組みを超えた英語力養成を考える ~大学入試検討委員会の報告~』がオンラインで開催される。

 去る7月30日に「民間の英語検定試験」を共通テストに導入することが、文部科学大臣によって正式に断念された。今回は、その導入に反対していた渡部良典氏(上智大学言語科学研究科教授/ELPAアドバイザー)が登壇する。

 文部科学省は令和元年12月に、有識者による「大学入試のあり方に関する検討会議」を発足。その会議は令和3年6月30日に終了し、その中で出てきた提言は7月8日に公開された。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/103/toushin/mext_00862.html

 渡部良典氏はその会議の委員として参加。本セミナーでは、会議の中で何が論点になり、どのような視点のもと、どのような提言がされたのかを開示。英語力育成に入試ではなく、何が必要なのかを「大学入試のあり方に関する検討会議」での活動をもとに講演する。

 そして、「入試ありき」ではない「求められる英語力の養成」を整理し直し、現場で指導する教員との意見交換も進めていく。

 渡部氏は同検討会議で、次の3点に力を入れて発言してきた。

(1)4技能は便宜的な分け方に過ぎず、英語運用能力を高めるためには技能の統合が必須であること

(2)入試改革の効果は限定的であり、入試の改善は拙速を戒め、受験者や教員の心理とそれを取り巻く社会的な条件を考慮しながらく暫時進めてゆくべきこと

(3)民間試験は共通テストの代わりにはなりえず、民間試験と共通試験は棲み分けをすべきこと

「これらを自分の意見としてではなく、できる限り言語テストの理論と実践研究の成果を紹介しながら述べました。委員会でとりまとめた提言は膨大なものですし、マスコミの報道はもとより要点に限られています。今回は、私が委員会で提出した資料をもとにして、委員としてではなく一人の教員としてまた研究者としてお話をし、参加者の方々のご意見を伺いたいと考えています」

 と、渡部氏は本セミナー開催するにあたりメッセージを寄せている。

●セミナー概要

・タイトル:“入試”の枠組みを超えた英語力養成を考える ~大学入試検討委員会の報告~

・講師:渡部良典(上智大学言語科学研究科教授/ELPAアドバイザー)

・日時:2021年10月9日(土)15:00~16:30

・実施:オンライン開催(Zoom/YouTubeLIVE)

・申込:Peatixにて受付 http://20211009watanabe.peatix.com

ヒューマンアカデミージュニア「さんすう数学教室」を今秋に全国展開

 ヒューマンアカデミー株式会社(東京・新宿区、川上 輝之 代表取締役)は、ヒューマンアカデミーが展開する子ども向けの教育事業、ヒューマンアカデミージュニアSTEAMスクールにて「さんすう数学教室(humath)」を今秋より全国展開する。

「さんすう数学教室(humath)」は、ITを活用し、子どもたち一人ひとりの学習の最適化をはかることで、Society 5.0時代に必要な知識(統計学・線形代数・微分・積分)の習得を見据えた学習コンテンツだ。出題数はタブレット教材として業界最多(ヒューマンアカデミー調べ(2021年8月25日現在))の33,888問以上で構成され、学習を深めていくことにより高等数学レベルの知識習得を可能にする。

 学習にはタブレットを使用し、正答数や解答数・時間などから習得度合いを科学的に分析する。そして、個別の理解状況や能力・適正に合わせた問題からスモールステップで進める「ムリ、ムダのない学習」を自動化することに成功した。
 また、この学習環境を実現するために、子どもにも扱いやすい機能と性能を兼ね備えた京セラ株式会社(京都・伏見区、谷本 秀夫 代表取締役社長)が開発したWi-FiⓇタブレットを採用した。
 これによりヒューマンアカデミージュニアは、「STEAMスクール」として全てのコンテンツを取り揃え、AI時代が求める人材を育成するため、「STEAM教育」をさらに強化していく。

早稲田アカデミー ICTを活用した学習環境の利便性を大幅に強化

 株式会社早稲田アカデミー(東京・豊島区、山本 豊 代表取締役社長)は、9月から、これまで提供してきた「早稲田アカデミーOnline」をアプリ化するとともに、答案提出アプリ「早稲田アカデミーEAST(Electronic Answer Sheet Transfer)」の機能を拡充する。

「早稲田アカデミーOnline」アプリ化
「早稲田アカデミーOnline」は、早稲田アカデミーのWebサービスを利用する全ての生徒・保護を対象としたもの。このポータルサイトは、早稲田アカデミーのさまざまなサービスのデジタル化・オンライン化を加速させる基盤であり、次世代型教育サービスのプラットフォームとなる。
 これまではWebサイトとして提供していたが、9月よりiPhone及びAndroid スマートフォンのアプリとして提供する。

早稲田アカデミーEAST
「早稲田アカデミーEAST」は、自宅受験した模擬試験の答案用紙をスマートフォンやタブレットで読み込むだけで簡単にアップロードできるアプリ。「早稲田アカデミーEAST」を使うことにより、受験後に答案用紙を「郵送する、宅配便で送る」「校舎に届けに行く」「写真を撮ってメールで送る」といった作業が不要になる。また、首都圏外や海外にお住まいの方へも、遅れることなく採点・添削・結果のフィードバックが可能となる。
 2020年5月の提供開始から1年を経て、現在早稲田アカデミーで実施しているほぼすべての模擬試験は、「早稲田アカデミーEAST」から答案を提出している。

 今回の機能拡充
 これまで行っていた模擬試験の答案用紙に加えて、授業後に取り組む家庭学習などの課題も「早稲田アカデミーEAST」から提出できるようになる。

「EAST 受信BOX」
 さらに、添削済みの課題は、新たに提供を開始する「EAST受信BOX」にPDFファイルで返却される。「次の授業日」を待つことなく課題が返却されるので、学習サイクルが大幅に短縮。効率よく学習を進めることができる。課題が返却されたときには、新たに提供する「早稲田アカデミーOnline」アプリからプッシュ通知が届くのでタイミングを逃すこともない。

※ 一部のコース(小6NN志望校別コース、中3必勝志望校別コース)から順次提供を開始し、適用コースを拡大していく。

学書 デジタルコンテンツの試用キャンペーンを開始

 教育図書教材の出版社の株式会社学書(愛知・名古屋、田村 茂彦 代表取締役)は自社の3種のデジタルコンテンツを試用できるキャンペーンをおこなう。該当コンテンツは「基本のキ」、「基本のキ 思考力編」、「デジタルドリル(中学版)」の中から1種選んで試用ができる。利用期間は2021年9月〜11月末(うち1ヶ月間)。申込期間は2021年8月23日〜10月31日までとなっている。

申込の手順は
「試用デジタル特別セット/専用申込書」を記入。
※ 試用デジタルコンテンツを1種選択。
※ 複数コンテンツの試用に関しては弊社営業担当は問い合わせ下さい。
※ 専用申込書は学書HP及び各種コンテンツWEBページよりダウンロードできる。
→ 登録申込先へFAX送信すると、記入したメールアドレス宛に登録通知及び利用開始に関する案内届く。(2〜3営業日以内)

利用に関しては
・ 1 拠点当たり:1か月間無料
・ 生徒 ID:ID 50 名分 (上記込み)
・ 先着順:100 拠点まで。
・ テキスト教材は別途用意が必要。
※ 期間終了後の該当コンテンツの利用に関しては別途契約が必要となる。

株式会社 学書
HP : http://www.gakusho.com

学習塾・学童保育対象の入退室管理システム Kazasu(カザス)に請求・振替機能が新登場

 株式会社学書(田村 茂彦 代表取締役)が提供する、カザス(教室管理者向けのサービス)で、請求・振替機能を新しくリリースした。

< 請求・振替機能 >

請求書お知らせ配信

保護者はスマホアプリ( L I N E )、メールで請求書を確認。
毎月の請求内容の印刷、郵送等の業務を大きく軽減。

口座振替( 今秋実装予定)

口座情報の収集・申請がスマホアプリを通して簡単に行うことができ、面倒な手続きや手間が軽減。安価な利用料と振替手数料で、コストを抑えて運用できる。

クレジット決済( 実装予定)

口座振替以外の支払い方法を保護者に提示できる。保護者の利便性アップと未収リスクに対応。

【Kazasu(カザス)】は学習塾・習い事・学童保育を対象とした入退室管理システム。専用のカードをカメラにかざすと、入退室時刻と画像がリアルタイムで保護者様に送信される。入退室の2枚の顔写真がお子様の体調・気分・教室の雰囲気を伝え、保護者が安心して子供を教室に預けることができる。

【写真で伝える入退室管理システム/Kazasu(カザス)】
http://www.anshin-kazasu.com/

サインウェーブ 小学校英語教育とICT活用 オンラインセミナーを開催

 英語4技能対策アプリ「ELST®︎」や小学生向け「ELST®︎Elementary」、一般ユーザー向けのペン型スキャナー辞書「NazoritAI Pro(ナゾリタイ プロ)」、「NazoritAI for School(ナゾリタイ フォースクール )」を提供する株式会社サインウェーブ(東京・千代田区、赤池 雅光 代表取締役 )は、2020年からの小学校英語の新学習指導要領実施やGIGAスクール構想により変化を遂げている小学校英語教育と教育ICT活用に関するオンラインセミナーを9月15日(水)13:00より開催する。

「小学校英語教育とICT活用を考える」テーマタイムライン

 ■早期英語教育の重要性について(13:00〜13:20)

学習院女子大学 教授 萓 忠義 先生

小学校英語教育とICT活用の展望、実践と課題(13:25〜14:05 各登壇15分)

※登壇は学校名五十音順

​昭和女子大学附属昭和小学校 校長(昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校 校長 兼務) 真下 峯子 先生

田園調布雙葉小学校 副校長 筒井 三都子 先生

仁川学院小学校 副校長 平石 光生 先生

小学校英語におけるフォニックスの有用性(14:10〜14:30)

​株式会社mpi松香フォニックス 教育事業部 教育課 教育コンサルタント主任(元東京都公立中学校英語科教員)近藤 理恵子 様

新英語教科書独自分析レポート報告、

小学校英語教育の重要性とELST®︎Elementaryについてのご紹介(14:35〜14:55)

 ■事前アンケートから登壇者への質問〜全体総括(14:55〜15:00)

対象

  1. 小学校受験を検討している保護者の方
  2. 学習塾の教務、運営を担当されている方
  3. 学校教育関係者の方

【オンラインセミナー実施概要】

  • 日時:9月15日(水) 13:00〜15:00
  • 会場:ZOOMによるオンラインセミナー形式
  • 参加料:無料
  • お申込URL: https://tinyurl.com/yjodzfho   ※当日の参加用ZOOM URLは、後日参加者に連絡がいく。 ※講演の内容等は予告なく変更する場合がある。
  • お申込締切: 9月14日(火)23:59
  • 注意事項:競合他社の参加不可。

ウィザス(JASDAQ上場)が就労移行支援事業に参入 2021年9月、第一号事業所『ライラ・梅田センター』をオープン

 株式会社ウィザス(大阪・中央区、生駒 富男 社長)は、100%子会社「株式会社ライラ」を設立し、就労を希望する障害を持つ方々への訓練・就職支援・就職後サポートを実施する、就労移行支援事業に参入。2021年9月、大阪駅前第1ビルに「就労移行支援事業所ライラ・梅田センター」をオープンする。

 厚生労働省『障害者の就労支援対策の状況』によると、日本の障害者総数は約964万人、この内18-64歳の在宅者数が約377万人いると言われている。しかし、障害福祉サービス利用者数は37.5万人に留まり、日本の障害者法定雇用率も達成企業の割合が48.6%(厚生労働省『令和2年 障害者雇用状況の集計結果』)と全体の半数を割るなど、障害を持つ方々の雇用が十分に進んでいない現状がわかる。

 ウィザスグループは1976年の設立以降、「3つの貢献(顧客への貢献・社員への貢献・社会への貢献)」を経営理念に掲げ、「社会で活躍できる人づくりを実現できる最高の教育機関をめざす」というコーポレートビジョンのもと、学習塾事業、高校・キャリア支援事業のほか、英語・能力開発事業やヘルスケア事業にも積極展開をするなど、教育を軸に、幼児からシニアまで幅広い層を対象とした総合教育サービスを提供してきた。これまで培ったノウハウを最大限に活用し、就労移行支援事業に於いても「社会で活躍できる人づくり」に全力で取り組んでいく。

 新会社の社名「ライラ(Like a rainbow)」には、『虹のように色とりどりな個性を持つ人たちが関わり合い、成長し、活躍できるように』という願いと、『障害を持つ方々と社会との架け橋(虹)になりたい』との想いが込められている。

【新会社の概要】
会社名:株式会社ライラ
代表取締役:吉田 健太朗
所在地:大阪市中央区
設立:2021年6月10日
株主:株式会社ウィザス(100%)
事業内容:就労移行支援事業所の運営
https://www.lira.co.jp/

【ライラ 梅田センター】※2021年9月オープン
住所:大阪市北区梅田1丁目3番1号大阪駅前第1ビル11階 1-1-2号
電話番号:0120-974-524
E-mail:info@lira.co.jp

創業6年余りで2200社以上が導入したマネジメント理論『識学』 

学習塾経営者を対象に無料オンラインセミナーを開催

 9月24日、株式会社識学が、学習塾経営者を対象にしたオンラインセミナー「属人化組織からの脱却~少子化の未来を生き抜くための組織づくり~」を開催する。

 同社が提供する『識学』は、創業6年余りで2200社以上が導入するマネジメント理論。その柱にあるのは、「『意識構造』で発生する誤解・錯覚への対応であり、この誤解・錯覚が組織の成長を妨げる。「意識構造」は、ヒトが行動する前の認識のこと。この「意識構造」にアプローチすることで、組織運営を発展させていくのが『識学』だ。

 誤解と錯覚が生まれる原因に、「相互認識のズレ」がある。例えば、「甲子園に行く」と言うと、どんなことを思い浮かべるだろうか。「甲子園球場へ野球観戦に行く」と考える人もいれば、「高校球児として甲子園に出場する」と考える人もいる。そうすると、相互で「甲子園にいく」の認識が異なり、「相互認識のズレ」が生まれ誤解・錯覚が生まれる。

 あるいは、「事実の仕組に対するズレ」がある。仕事に対する対価がどのように発生するかを考えると、

①お客様へサービスを提供する
②お客様から対価をいただく
③(対価をもとに)会社から給料をもらう

 が正しい。しかし、

⑴ 会社から給料をもらう
⑵(給料をもらったから)お客様へサービスを提供する
⑶お客様から対価をいただく

とズレが生じる

 事実は、「労働の対価として給与が支払われる」のだが、「○○をしてくれるから、仕事をする」という錯覚する場合がある。つまり事実は、「有益性を発揮しない = 糧(給与)を得られない」のだが、給与をもらえる仕組みを誤解しているゆえに、極端に言うと、「糧をもらっていないから仕事をしない」ということになりかねない。

これは一例だが、組織内の誤解・錯覚は数多く、大小に関わらず誤解・錯覚を取り除くための調整が発生するために莫大なロスタイムが生じる。『識学』は、この誤解や錯覚を最小化することで、コミュニケーションにおけるロスタイムも最小化し、社員一人一人の集中力が向上させるマネジメント理論なのだ。

 セミナーでは、この『識学』に基づいた組織内における成長や変化ポイント、組織づくりについて、学習塾運営経験がある識学講師が解説する。

●開催概要

タイトル:「属人化組織からの脱却~少子化の未来を生き抜くための組織づくり~」

日時:2021年9月24日(11時30分〜13時00分)

登壇講師:中島 孝(株式会社識学講師)

登壇者経歴:

1978年埼玉県生 東京工業大学工学部卒

前職では首都圏の大手学習塾に18年勤務し、学習塾部門の運営本部長、新規事業開発部長の経験を持つ。「組織と社員の成長するマネジメント」に悩み失敗を繰り返す中で、マネジメント理論「識学」を知る。個人と会社が成長し続ける「環境」を作り上げられるのが識学であると確信し、当社講師として入社を決める。

定員:30名

実施形態:オンライン

費用:無料

申込:https://corp.shikigaku.jp/seminar/2021_0924_01

金沢学院大学附属中学校が来春開校予定 寮を完備で全国から生徒を募集

 金沢学院大学附属中学校が来年開校する。これにより、中高大一貫教育が可能になった。9月2日には、東京のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で、学習塾対象学校説明会の開催を東京で予定している。

 同校は、「予測困難な時代」を生きる上で、生徒が一人ひとり確固たる価値観を持ち、それを全世界に発信していくことのできる人材の育成を目標に掲げる。そのために、共創型対話学習、探究型学習、体験型学習を重視していく。

 その一端が、金沢学院大学の教育資源のフル活用だ。例えば、『KGゼミ』。これは大学のゼミ活動を中学生の段階から行うもので、大学教員から直接、助言や指導が受けられるなど、刺激的な内容になっている。加えて、『KGフロントランナープログラム』では、授業時間以外にプロジェクト担当教員とともに、一人ひとりが設定した目標を達成するための活動を行う。プロジェクトは3~5名の少人数制で、一人ひとりの就職や進学の希望に応じた専門的な学びや研究に取り組む。このような実践的な学びに中学生の段階から取り組める。

 学科コースは、「特進コース」と「総合コース」を用意。特進コース1期生の目標は、全員が旧帝大もしくは医学部に合格を念頭にしており、「特に、東京大学への合格は必須と考えています」と入試広報担当者は語る。

 また、中学校の創立にあたり、生徒・学生の自立学習を促進するコーチングに強みを持つプラスティー教育研究所(東京・新宿区、清水章弘代表)がアドバイザーとして参加。教員の研修や授業設計・学校運営などに関するアドバイス、開校後のフォローなど、新しい学校づくりに協力をしている。

 同校は、部活動にも力を入れている。これまでに学園の教職員・卒業生・在校生から、トランポリン・ウエイトリフティングなどでオリンピック選手を15名(うち3名は今夏の東京オリンピック)輩出。中学校が開校すると、中高大10年一貫の指導が可能になり、より充実した環境が用意される。石川県内で初の硬式野球部やラグビー部、サッカー部は男子だけでなく、女子サッカー部も創部する予定だ。

 また、同校は寮制度(中学清鐘寮)を用意し、県外からの入学希望者も受け入れる。生活上のサポートや指導を寮監、寮母が担当するが、それにプラスして夜間の学習指導や質問対応は、学校教員、教育学部の学生が応対し、学習上のサポート態勢も充実させる。

 保護者への対応にも力を入れる。学期ごとに寮生保護者会(個別)を行い、2週間スパンで、寮生ニュースを配信する。また、1週間に1度、朝礼・登校・食事・学習の様子をライブ配信。中学清鐘寮イベントは、動画、写真を編集してユーチューブで限定配信など、短いスパンで中学清鐘寮の様子を自宅で確認でき、いつでも相談ができる態勢を整える。

 9月2日に開催される学習塾対象学校説明会は、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)午前10時から開催される。東京に試験会場が用意されるので、東京にいながらも受験が可能だ。

●金沢学院大学附属中学校「第1回 学習塾対象学校説明会」

・日時:2021年9月2日(木)10:00~12:00

・場所:アルカディア市ヶ谷私学会館(東京都千代田区九段北4丁目2-25)

・申し込み締切:8月31日(火)

専用フォームもしくは、金沢学院大学附属中学校のウェブサイト(https://www.kanazawa-gu.ac.jp/jhs/)から申し込みできる。