経団連は8月30日、新卒学生の就職活動日程について、2018年卒も今年と同じ「学生の就職活動は、会社説明会など広報活動は3月、採用面接など選考活動は6月に解禁する。9月にも正式決定する」とする方針を固めた。16、17年卒で日程変更が続き、学生や企業の間で混乱が出たことに配慮した。経団連に加盟しない企業は日程に拘束されずに採用活動を行うことも多く、ルールの形骸化も指摘される。
米グーグルは三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と組み、今秋にも日本でスマートフォン(スマホ)を使った電子決済サービス「アンドロイドペイ」を始める。日本はIC交通乗車券「スイカ」や「楽天Edy(エディ)」などが普及するが、利用は国内に限られる。「世界仕様」のサービス上陸で、消費者は海外でも自分のスマホで買い物ができるようになる。
スマホ決済を巡っては米アップルも「アップルペイ」と呼ぶ独自サービスを日本で始める準備を進めているもようだ。スマホの基本ソフト(OS)を握る世界2強が参入することで、国内勢との顧客の囲い込み競争は激しくなりそうだ。世界で使える便利さや他のサービスとの連携など使い勝手の良さで消費者の支持を集め、利用可能店舗を増やせれば、勢力図を塗り替える可能性もある。