Category: 塾ニュース

上野学園大 日本音楽史研究所

上野学園大学(東京・台東)が埼玉県草加市に置く日本音楽史研究所は、能楽や雅楽、仏教音楽など、明治維新より前の日本の音楽に関する史料を収集している。開設は1973年。楽器などを含めて約7万点を所蔵する。一つが1472年(文明4年)に高野山で印刷されたという仏教音楽の声明の楽譜。世界最古の楽譜は1476年にローマで印刷されたものとされていたが、それより4年早く日本で刷られていたと分かった。

蕪村212句 新発見  天理大で

天理大学付属天理図書館(奈良県天理市)は10月14日、江戸中期の俳人・文人画家、与謝蕪村の句集が見つかり、収められた1903句のうち212句がこれまで知られていないものと分かったと発表した。 見つかったのは「夜半亭蕪村句集」上下2巻。蕪村の自筆ではなく、句会などで詠んだ俳句を弟子の寺村百池が1772~83年ごろに書きためた。図書館と関西大の藤田真一教授(日本文学)が共同で調査していた。今後、各句が詠まれた時期を詳しく検証する。

太陽光から水素、変換効率世界一…宮崎大・東大

西岡賢祐・宮崎大工学教育研究部准教授(40)、杉山正和・東京大大学院工学系研究科准教授(43)、藤井克司・同大総括寄付講座特任教授(55)の研究グループが、太陽光発電で得た電力で水を分解し、効率よく水素を生み出すことに成功した。太陽光が持つエネルギー量の24・4%を水素に蓄えることができ、エネルギー変換効率は世界最高という。グループは「二酸化炭素を出さない水素を活用する社会の実現につながる」としている。

園児の教材、今やデジタル 筆順・お絵かき…端末で

朝日新聞は10月16日、教育ICTの波が幼稚園や保育園にまでせまっていると報じた。取材先は、信学会グループの「栗田保育園」、福生市の「聖愛幼稚園」、鹿児島県鹿屋市の田園地帯にある「つるみね保育園」、東京の知育アプリ事業会社「スマートエデュケーション」、文科省、 東大大学院の山内祐平教授(教育工学)と幅広い。「幼児の端末使用については、心配する声も根強い」まとめかたが実に朝日新聞らしい。

 タブレット端末を使った教育が、幼稚園や保育園で少しずつ広がっている。小中学校の授業で活用が進む中、幼いうちから慣れさせる狙いがある。ただ、幼児が端末に触れることには、保護者などから心配の声もある。

全ての野菜 関税撤廃 TPP

環太平洋経済連携協定(TPP)で主要な野菜約100品目にかかる輸入関税がすべて撤廃されることが10月15日分かった。重要5項目の関税を維持したが、それ以外の農産品は大半で関税がなくなる。ピーマン、キャベツ、レタス、ホウレンソウなどの主要野菜に3%の関税をかけているが、TPPの発効後すぐになくすほか、タマネギは6年目になくす。消費者に恩恵が及ぶほか、海外産の野菜を使う外食産業にも追い風になる。ただ攻勢を受ける国内の農家には不安が広がっている。

「河野太郎とかけて釧路と解く その心は、〇〇が多い」麻生氏

10月15日に東京都内で開かれた河野国家公安委員長のパーティーでの一幕。

 麻生副総理兼財務相は、率直な物言いが多い河野氏について、「河野太郎とかけて釧路と解く。(その)心は湿原(失言)が多い」とちゃかした。
 その直後にあいさつした菅官房長官は「(河野)太郎ちゃんに失言が多いとの話だが、私は福岡(出身)の(麻生)太郎さんの失言を気にしている」と一刺し。

立命館大が「食科学部」 18年度開設

立命館大学(本部・京都市中京区)は10月14日、「食科学部(仮称)」をびわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)に新設すると発表した。2018年度の開設を目指す。定員は300人前後を想定。「食」を農学や栄養学からだけでなく、文化的な背景やビジネス、環境といった総合的な視点からとらえることができる人材を育成したいとしている。

フリースクールに法的位置づけを 馳文科相、立法後押し

フリースクールでの学習内容を義務教育の制度に位置づける法制化の動きが加速する。超党派の議員連盟で法案づくりを主導してきた自民党の馳浩氏が文部科学相に就任し、さっそく議員立法を後押しする姿勢を鮮明にした。13日の会見では、文科省内に自らを本部長とする「1億総活躍推進本部」の設置を表明。本部で取り組む課題として、フリースクールなどを念頭に「多様な場で、子どもたちが自信を持って学べる環境の整備」を強調した。

授業以外でするスポーツ、小中学生は水泳1位

バンダイ(東京)が小中学生を対象に実施した意識調査で、体育の授業以外でやっているスポーツで最も多かったのは水泳の16.5%。2位はサッカー(9.2%)で、テニス(6.3%)、野球(3.8%)と続いた。始めた理由は、水泳とテニスは「体力づくりをしたいから」がともに45.3%でトップ。サッカーは「友だち・兄弟がやっているから」の51.9%、野球では「親が好きだから」の37.5%が最多。好きな選手は1位がフィギュアスケートの浅田真央選手(13.1%)、2位がテニスの錦織圭選手(12.7%)、3位がフィギュアの羽生結弦選手(7.6%)だった。

電通、「アクティブラーニング」研究の専門組織設置

電通は10月15日、子供に能動的な学習を促す「アクティブラーニング」を研究する専門組織を設置する。広告の企画立案のノウハウなどを応用した学習法を研究する。アクティブラーニングは新しい学習指導要領に盛り込まれることが検討されている。