Category: 塾ニュース

都の来年度原案 一般会計6.9兆円

東京都が16日発表した2015年度予算原案は税収の増加を受けた積極型で、20年五輪の開催準備のほか福祉や雇用の充実を重要施策として掲げた。一般会計の総額は14年度当初比4.3%増の6兆9520億円。7兆円を超えていた1990年代前半のピーク時の規模に迫る。堅調な企業収益を背景に都税収入は7.5%の大幅な伸びで、08年度以来7年ぶりに5兆円の大台に乗る。防災や水素社会実現など16年度以降の中長期の取り組みに充てる基金を14年度最終補正予算と合わせて7つ新設し、舛添要一知事が目指す「世界一の都市」への布石とする。

小1の9割 入学前学習準備

小学館集英社プロダクション(東京・千代田)が2014年11月、小学1年の子供がいる保護者計209人を対象に実施した調査では、88%が小学校に入学する前の学習準備を「行った」と回答した。子供に身につけさせたいことを尋ねると「ひらがなの書き」が77%で最も多く「ひらがなの読み」が71%で続いた。「数字の書き」も58%と半数を超え、文字が書けることを重視していることが分かった。学習準備を意識したきっかけについて聞いたところ「子供の友達の影響」との答えが目立った。

14年の日本人出国、3%減 訪日客は29%増

法務省は1月20日、2014年の出国者数が13年より約3%少ない1690万人だったと発表した。2年連続の減少で、旅行者が最も多かった12年から約160万人減った。一方、日本政府観光局が同日発表した訪日外国人旅客は同29%増の1341万人で過去最多を記録。円安で日本人が海外旅行に行きにくくなった半面、外国人が割安な日本旅行を楽しむ構図が鮮明だ。

2014年の世界の平均気温、観測史上最高値

米海洋大気局(NOAA)は1月19日までに、2014年の世界の平均気温は、観測が始まった1880年以降で最高値を記録したことを明らかにした。世界の陸上、海上の平均気温は20世紀の平均より0.69度高く、これまでの最高記録を約0.04度上回った。先月の陸上の気温は平均を約1.36度も上回り、12月の気温としては観測史上3番目の高さ。史上最高の暖かさを記録した地域はロシア極東地域や米西海岸、欧州など。一方で北半球の積雪も下半期を中心に平均を超え、史上最大級の量を記録した。

宇都宮大、地域デザイン科学部、16年新設

宇都宮大(進村武男学長)が2016年4月、地方行政や建築技術など文系・理系双方の分野を学ぶ「地域デザイン科学部」(仮称)の設置を予定している。新学部は、「コミュニティデザイン」「建築都市デザイン」「社会基盤デザイン」の3学科で構成される予定。それぞれの定員は50人、50人、40人としている。文理を融合させた総合的な教育で、地域の問題解決に役立つ人材の育成を目指す。同大は年度末までに文部科学省へ設置申請する。

東京海洋大 公開講座「フィッシング・カレッジ」

東京海洋大学の品川キャンパス(東京都港区)では月に1度、公開講座「フィッシング・カレッジ」が開かれている。釣りを通じて水辺の環境や水産業についても考えてもらおうと2005年10月にスタート。次回3月の講座で通算100回の節目を迎える。受講は無料なうえ、事前予約もいらないため気軽に足を運べる。仕事や学校帰りの会社員や学生も参加しやすいように、講義は午後6時半から始めている。毎回50人ほどが集まり、参加者には小中学生や女性の姿も目立つ。

東大「軍事研究認めない」 「解禁」報道を否定

軍事に関わる研究を禁止している東京大学で、大学院の情報理工学系研究科が昨年12月、「科学研究ガイドライン」を改訂したことが分かった。「一切の例外なく軍事研究を禁止する」という文言を削除し、「成果が非公開となる機密性の高い軍事を目的とする研究は行わない」と追加した。これについて一部の報道機関が16日に「軍事研究を解禁」などと報道。東大は同日、「報道内容が間違っている」と否定した。

群馬県公立中高一貫校 中央中等は4.2倍

群馬県教育委員会は1月16日、県内の公立中高一貫校3校の選抜検査の最終志願状況を発表した。県立中央中等教育学校は募集定員120人(男女各60人)に505人が志願。倍率は4・2倍(前年4・8倍)で、男女別では男子3・9倍、女子4・5倍。伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校は定員120人(男女各60人)に257人が志願。倍率は2・1倍(同2・6倍)で、男子1・6倍、女子2・7倍。太田市立太田中学校は男女計105人の定員に305人が志願し、倍率は2・9倍(同3・0倍)。選抜検査は24日、2月2日に合格発表される。

小中一貫・人気の施設一体型

2014年5月時点で小中一貫教育を実施する学校は全国に1130校ある。中でも小中学校の施設を一体にした学校は、06年に東京都品川区が作った「区立日野学園」を皮切りに全国へ拡大した。日野学園は他学区からの入学希望者が多く例年抽選を実施。大阪府箕面市が11年度に開校した施設一体型の「市立彩都の丘学園」は、当初71人だった児童生徒数は、直近では7倍以上の509人に増えた。こうした一貫校は人口減や少子化の進んだ過疎地や都心部に多い。新設なら再編統合に伴う反対が少なくなるといった側面もあるようだ。

センター試験の平均点の中間集計を発表

大学入試センターは1月21日、17、18日に実施したセンター試験の平均点の中間集計を発表した。理科では新課程の「生物」と旧課程の「物理1」の平均点が20.34点開くなど、得点調整の基準を超える20点以上の差が複数生じた。得点調整の有無は23日に決定する。得点調整が行われれば、1998年に「地理B」との得点差があった「日本史B」に最高7点が加点されて以来、センター試験としては2回目となる。同センターは、受験者数が1万人以上の科目間で平均点に20点以上の差が生じた場合、点差が15点程度になるよう調整するとしている。