Category: 塾ニュース

学研がカワイ音楽教室に新コース

学研HDは4月、河合楽器製作所の「カワイ音楽教室」に国語や算数を教えるコースを新設する。全国約2千ある既設のカワイ音楽教室に「学研教室コース」を埼玉県と浜松市に計5教室を設ける。年内には30教室に広げる計画だ。受講料は2教科で月8230円。早期に100教室5千人の受講を目指す。

株式会社成学社(開成教育グループ)が保育園を開園

かいせい保育園の外観

かいせい保育園の外観

学習塾「開成教育セミナー」や「個別指導教育学院フリーステップ」を運営する株式会社成学社(開成教育グループ)が、この4月、大阪府豊中市に「旭丘かいせい保育園」を開園する。

同園の特徴は、「かいせいピグマリオン」というカリキュラムを、知育教育として導入しているところにあるだろう。これは、幼児英才教育「ピグマリオンメソッド」の創設者・伊藤恭氏によって、同園のため独自に作成されたカリキュラムとなっている。

ピグマリオン・メソッドとは、教えるのではなく、子どもたちの自ら学ぶ意欲を大事にし、指先→空間→図形→数論理→言語という順番で認識能力を高 め、養うことを目的としたメソッド。その教材には、たくさんの図形に触れ、遊びを通して図形形態把握能力を育成する「天地パズル」や、数を数えるのではな く、『5進法』から入り、20までの足し算・引き算を自在に行えるようにするための教具「ヌマーカステン」などを使用し、楽しみながら、数・図形・空間把 握能力、言語力、知識力を養う。そして最終的には、社会性・人間性を身につけ、自己愛だけでなく、他者への愛を育めるようになっている。

かいせい保育園の内装

かいせい保育園の内装

さらに、絶対音感トレーニングとして、田中準子氏の音楽指導法「J・Tメソッド」を毎日の保育に取り入れる。遊びの楽しさから達成する喜びへ無理な く導くこのメソッドを通して、見る力、聞く力、集中力を高め、絶対音感・リズム感を育成する。言語教育としては、週1回の英会話の時間も設けられている が、英会話だけでなく、詩などの音読の時間を設け、母国語である日本語をしっかりと身につけることを何より大事にするそうだ。

また、腰骨を立て(背筋を正して姿勢を伸ばし)精神を統一する「立腰(りつよう)」プログラムを導入し、子どもたちが自ら心と体を整える力を育成し、挨拶など、基本的なマナーや礼儀作法を学べるようになっている。

成学社の平野秀一取締役

成学社の平野秀一取締役

成学社の平野秀一取締役は「未来を担う子どもたちは、みな素晴らしい可能性を秘めています。これらのプログラムは、それを引き出し、豊かな感性、知性が育まれるようなプログラムになっています」と話す。

同園の知育教育プログラムは、小・中学受験にも対応できるように想定されているといい、園児たちの卒園後の成長も見据えたサービスを提供するのだと いう。ここ数年、学習塾が幼児教育に進出するケースが増えているが、旭丘かいせい保育園のように、学習塾の特性を活かし、子どもの学力を長期的に育成して いく保育園や幼稚園の開園は、今後も続くものとみられる。

明光教育研究所の第1回給付奨学金、募集が締め切られる

一般財団法人明光教育研究所が、第1回給付奨学金制度の奨学生募集を2月13日に締め切られた。今回支給される奨学金は、返済不要の給付型奨学金となっており、1家族最大50万円が支給される。

対象者は、特別の考慮に値する事情があり、学習意欲が高くても経済的理由で学習の機会に恵まれない小学校から大学(高等専門学校及び専修学校(専門学校など も含む)に在籍する児童、生徒、学生。45名程度の採用者を予定している。給付期間は、1年間となっており、再度審査した上で、最長申込時の在籍校、又は 入学予定の学校の最終学年まで支給される(※審査により進学時の継続支給も可能)。

奨学金は、授業料や入学金などの学費のほか、教材や給食費、塾などの費用など学習に関するものを対象に支給される。また、奨学金を給付するだけでなく、学習の相談などにも乗ってくれるなど、金銭以外のフォローも用意している。

明光教育研究所の渡邉弘毅代表理事

明光教育研究所の渡邉弘毅代表理事

個別指導塾「明光義塾」を中心に事業活動を行っている株式会社明光ネットワークジャパン。明光教育研究所は、同社の会社設立30周年を機に、創業者である代 表取締役社長の渡邉弘毅氏と代表取締役副社長の奥井世志子氏の私財により 、昨年5月に設立された。経済的理由で学習機会に恵まれない児童や生徒に対する教育費の援助、自立学習教育システムの研究及び開発を行うことなどを目的と している。

塾に関係する財団による給付型奨学金制度は、ほとんどない。そのような中、勉強を教えることから一歩踏み出した同財団の活動は、これからの塾を考える上でも、とても意義深いものがある。代表理事を務める渡邉氏は今回の奨学金制度についてこう語る。

「我々に続いて同じような活動がもっと増えることを望みます。我々がその先鞭となることができれば大変喜ばしいことです」

同財団は、来年以降も奨学金の給付を続け、将来的には、募集人数を増やすことも考えているそうだ。また、公益財団法人化も視野に入れ、多くの子どもたちの利益となるため、持続的な活動をおこなうという。

盗難被害の寺に、3Dプリンターで仏像レプリカ制作

仏像が盗まれるた和歌山県の寺に、県立和歌山工業高校(和歌山市)の生徒らが制作した3Dプリンターで作られた仏像のレプリカが奉納された。レプリカの愛染明王立像(高さ51センチ)が奉納されたのは、紀の川市穴伏の円福寺。10年10月、江戸時代前期のものなど11体の仏像が盗まれた。13年2月、このうち3体が古美術専門競売会社のカタログに掲載されているのが見つかり、地元住民らが買い戻した。生徒らは、3Dプリンターを使って本物そっくりにかたどった。仕上げの彩色は博物館が担当した。

都立高 173校で入試

東京都立高校の一般入試が2月24日あり、全日制では173校で約4万7000人が試験に臨んだ。昨年、採点ミスが相次いで発覚し、都教育委員会が公立高としては全国で初めて、一部の問題でマークシート方式を導入することを決め、今年はモデル校の20校で試験的にスタートさせた。全国の公立高で、ミスの件数がワーストワンの都立高。信頼回復に向け、各校は採点作業の予行演習を重ね、入試本番に臨んだ。

東京芸大、世界4美大で「共同学位」

東京芸術大は2月23日、ロンドン芸術大、パリ国立高等美術学校、米国のシカゴ美術館付属美術大と、4大学での「共同学位」の設置に向けた連携協定を結んだ。東京芸大は新年度、10人程度の大学院生と教員がパリで2週間の共同授業を行った後に、新潟県で開かれる芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」で成果を発表する。2、3年後には、4大学の連名で修士の学位を得られるようにする方針だ。これまで、それぞれの大学と交流協定を結んできたが、今後は4大学間で教員や学生を交流させるという。

駒込学園が創立90周年記念して「天台声明公演」を開催

学校法人駒込学園(東京・文京区)は2月26日、同学園が創立90周年を迎えることを記念して「慈覚大師(じかくだいし)御影供天台声明公演(みえくてんだいしょうみょうこうえん)」を開催した。同学園は、前身の天台宗中学から、宗外の生徒も迎え入れ普通課程の教育をおこなう駒込中学校として、大正14(1925)年12月12日に文部省から認可を受け、翌年4月に開校した。

天台声明公演慈覚大師円仁(えんにん)は、比叡山の天台宗を開祖した伝教大師最澄(でんきょうだいしさいちょう)の意志を継承して数々の業績を残したことから、伝教大師とともに日本ではじめての大師号を朝廷から贈られた。今年は円仁の遷化から1150年目の遠忌にあたることから、大導師に同学園監事の天台宗知行院名誉住職の坂本観晃大僧正を迎え、声明(儀礼に用いられる仏典に節をつけた仏教音楽のひとつ )と雅楽を厳粛かつきらびやかに演奏した。

納曽利の演舞平安中期から現代に伝わる最高傑作とされる舞曲「納曽利(納蘇利=なそり)」も演じられ、今回のように30人あまりの出演者を迎えた大規模な声明公演は、国立劇場でもあまり見ることができないといい、同学園の生徒や同窓生らも参加して、日本文化の伝統や歴史を伝える貴重な催しとなった。

小中学校の統廃合「賛成」66%  文科省調査

文部科学省は、これまで全国で進められてきた学校の統廃合をめぐる実態調査をまとめ、小規模校の統廃合の検討を自治体に促す「手引」を公表した。通知が出た59年前と昨年を比べると、小中学生の数は約1858万人から54%とほぼ半減したのに対し、学校数は約4万校から77%と2割余りしか減っていない。調査では、統廃合の賛否が2対1に割れた。賛成派が反対派の2倍に達したとはいえ、今なお反対派が3分の1に上る意味は重い。

佐賀の小学1年生がプログラミング授業の成果発表

タブレット端末を使ってプログラミングに親しむ学習実証研究の最後の授業が2月12日、武雄市山内町の山内農村環境改善センターであった。市立山内西小学校の1年生40人を対象に、DeNA(ディー・エヌ・エー)、東洋大学と市が昨年9月、三者協定を結び、昨年10月から今月までに隔週ペースで計8回の授業を実施してきた。DeNAの川崎修平最高技術責任者がすべての授業で講師を務めた。この日、児童たちは自分で完成させた作品を1人ずつ発表した。

個別指導学院フリーステップ、四国初のフランチャイズ教室を開校

学習塾「開成教育セミナー」などを運営する株式会社成学社(大阪市北区、太田明弘代表)が、個別指導形態の学習塾「個別指導学院フリーステップ」のフランチャイズ(FC)教室を四国に開校する。同塾にとっては、四国で初めての教室展開となり、徳島県に2校、香川県に1校開校する。

フリーステップ甲南山手教室の外観

フリーステップ甲南山手教室の外観

同社は、同塾の教室展開の拡大を推し進め、直営教室の新規開校に加え、フランチャイズ展開も積極的におこなっている。そして、「個別指導学院フリーステップ」ブランドの教室を、2016年3月期を目途に、300教室運営することを目標に掲げている。同塾のは、生徒に対し細やかな気配りや目配りができる「1対2の指導」、計画的な指導を継続的に行うことができる「担任講師制」を採用している。また、2014年の大学受験では、関関同立の合格者数が672名にのぼるなど、個別指導塾としては、他塾を圧倒する大学受験指導ノウハウを持ち、フランチャイズ加盟塾に対しても、きめの細かいバックアップ体制を備えている。

FCに加盟した株式会社エスシャイン(徳島県板野郡、森誉範代表)は、四国で地域密着型学習塾を運営する「四国進学会」のグループ会社。四国進学グループは、小学生対象の学習塾からキャリアアップ支援など、幅広い年齢をカバーした教育事業を展開している。同グループでは、個別指導部門の強化を目指しており、フランチャイズ展開による新たな営業エリアの開拓を重点施策におく成学社とビジョンが合致し、今回のFC契約締結に至った。

教室は、3月2日に開校予定。成学社は、今回の3教室だけでなく、今後も四国進学会グループが運営するFC教室を拡大していくという。なお、本誌3月号の「学習塾フランチャイズ研究所」では、フリーステップのFCについて特集している。