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世界の「人材確保力」、60カ国中日本は28位 スイスIMDが初報告

スイスのIMD経営開発国際研究所(IMD)は11月20日、「世界人材リポート」(国別に優秀な人材を確保する力を数値化した報告書)を初めて発表した。日本は評価対象60カ国・地域のうち28位で、1位はスイスだった。報告書は統計やアンケート調査23項目から各国が人材を育てたり、国外から引き寄せたりする力を評価した。個別項目では、日本は従業員訓練で3位、見習い制度が5位、勤労意欲も6位と高い評価を得た。一方、語学力は54位と低く、国際経験も59位と最下位に近かった。

進路の相談は「母親に」最多

教育情報会社ライセンスアカデミー(東京)が3~7月、高校生2435人に、進路に悩んだ時の相談相手を複数回答で尋ねたところ、64%が母親と答え、最も多かった。2位は担任の先生で49%だった。友人が31%、父親29%、進路指導の先生27%と続いた。学年が上がるにつれ、相談相手に変化が見られた。1年生の75%が母親と回答したが、3年生では63%に減少。一方、進路指導の先生との回答は1年生で24%だが、3年生になると31%に増えた。

世界の人口72億4400万人 日本10位

国連人口基金(UNFPA)は18日、2014年版「世界人口白書」を発表した。白書によると、世界の人口は昨年から8000万人増えた72億4400万人。若者は18億人で、うち6割は学校に行っていなかったり、仕事が不定期だったりするという。人口が最も多いのは中国(13億9400万人)、次がインド(12億6700万人)で、日本(1億2700万人)は10位だった。

「英検準1級以上」の力持つ先生の割合、文科省調査

文部科学省の調査で「英検準1級以上」などの力を持つ英語の先生の割合は、公立高校で53%、公立中学校では28%だったことがわかった。都道府県別に比べると、高校で最も高かったのは香川県の82%。2位富山県の76%、3位鳥取県の74%と続いた。目標の75%をクリアしたのは2県だけだった。一方、最も低かったのは奈良県の33%だった。中学校では、目標の50%に届いた都道府県はなく、富山県が47%で最高だった。続いて福井県が43%、東京都41%。最低は岩手県の10%だった。

毎年度400校近くが廃校 文科省調査

文部科学省は11月13日、全国の公立学校のうち2012年度に598、13年度に482の計1080校が廃校になったと発表した。12、13両年度の廃校数の内訳は、小学校765校、中学校221校、高校84校、特別支援学校10校。都道府県別では北海道の85校が最多で、山形57校、熊本52校、岩手50校と続いた。最少は奈良の3校だった。少子化による児童・生徒の減少や、市町村合併に伴う統廃合などが主な原因という。03年度以降、毎年度の廃校数が400校を超える結果となった。

神奈川県 子供のネット接続器、最も所持率が高いのはゲーム機

神奈川県の横浜、川崎、相模原の3政令指定市が初めて共同で調査し、県内の小中高生のネット利用の実態が明らかになった。ゲーム機やスマートフォン、パソコン、携帯音楽プレーヤーなど、ネットに接続できる何らかの情報通信機器を96・6%の子どもが使っていることがわかった。最も所持率が高いのがゲーム機で59・8%。スマートフォンは小学生が29・1%、中学生で50・8%、高校生では90・2%が使っている結果となった。

自転車事故率、上位固定化 ワーストは埼玉県草加市 4位に台東区

人口10万人以上の全国289都市について毎日新聞が2012年まで10年間の自転車乗用中の死傷事故発生率を調べたところ、平均で埼玉県草加市がワーストだったことが分かった。同じ埼玉県の戸田市が2位、高松市が3位、東京・台東区が4位だった。顔ぶれは固定化する傾向にある。専用レーンの整備が進まず歩道上で人と混在するなど、自転車に危険な道路環境が影響しているとみられる。

いじめ、学校の認知のきっかけは 本人記載によるアンケート

東京都教育委員会が6月、都内の公立小中高校を対象に実施した「いじめの実態及び対応状況把握のための調査」によると、学校がいじめを認知したきっかけで、小中高全体を通して最も多かったのは、児童生徒に対するアンケート調査での本人による記載(34.5%)だった。保護者からの訴え(18.7%)や学級担任による発見(15.8%)が続いた。学校主導の調査を経ず、いじめられた子供本人が直接訴えたケースは13.3%。周囲の子供からの申告方法についてみると、直接の訴えが3.4%で、アンケートへの記載は6.1%だった。

医学部、志願14万人

文部科学省の学校基本調査によると、2010年度に約11万人だった国公私立大の医学科への志願者数は、14年度には14万人を超えた。少子化に伴う学生獲得競争が激しさを増す中、近年は多くの私立大が6年間で計数百万円の学費値下げに踏み切っている。削減や抑制が続いていた医学部の定員増加も人気に拍車をかける。地方での医師不足などを背景に国は08年度から定員増にかじを切り、15年度の総定員は過去最多の9134人となる見込み。16年春には1981年の琉球大以来となる医学部が東北医科薬科大に開設予定だ。

日本人の国民性、「親切」「礼儀正しい」「勤勉」7割超 文科省調査

文部科学省所管の統計数理研究所は10月30日、全国の成人を対象に2013年に実施した「日本人の国民性調査」の結果を発表した。「親切」や「礼儀正しい」を日本人の長所として選ぶ人が08年の前回調査から約20ポイント増え、70%を超えた。調査は1953年以降、5年ごとに実施しており今回が13回目。昨年10~12月、20~84歳の男女6400人を抽出し、49%が回答した。