Category: 塾ニュース|各種リサーチ

中学生の45.5%が家庭学習にPCやネットを利用

デジタル・ナレッジ(本社:東京都台頭区・代表:はが弘明)が9月、小学生から高校生の子供を持つ30~50代の母親100人を対象に実施した調査によると、中学生の45.5%が家庭学習にパソコンやインターネットなどを利用していることが分かった。小学生が35.3%、高校生は30.3%で、利用内容については半数近くが「調べもの」と答えた。一方、家庭学習でインターネットなどを利用することに対する好感度は「あまり好ましくない」「好ましくない」と答えた人が28%を占めた。

「家で復習」 中学生の半数 学習状況調査

文部科学省が2014年春に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)によると、「家で復習をしている」「どちらかといえば、している」と回答したのは50.5%で、アンケートを始めた07年度(39.5%)以来、最高だった。調査対象は全国の中学3年生約100万人。「復習を全くしない」は17.3%だった。家で復習をしている生徒は、全くしていない生徒よりも数学・国語ともに平均正答率が約8~14ポイント高かった。

「走る」「跳ぶ」子供の運動能力1964年に比べ向上

文部科学省が実施した2013年度の体力・運動能力調査で10月12日、「走る」「跳ぶ」といった子供の運動能力は、東京五輪が開かれた1964年当時を上回っていることが分かった。10歳の結果によると、20秒間に幅1メートルの間を行き来して敏しょう性を測る反復横跳びは男子42.97回、女子40.69回となり、64年(男子33.6回、女子33.53回)を大きく上回った。握力は男子が50年前の16.74キロから17.36キロに、女子が同15.04キロから16.55キロとなり、50メートル走のタイムも男女とも0.02秒縮まった。 一方、ボール投げは男子24.45メートル、女子14.37メートルで、いずれも50年前を下回り、特に男子は6メートル近く下がった。

総務省調査 高校1年生のネット入り口は「スマホ」88%

総務省がまとめた調査で、高校1年生の9割近くがスマートフォン(スマホ)を所有し、このうち半数が休日に3時間以上使っていて、平日でも3割強が3時間以上使っていることが分かった。所有するインターネット接続機器(複数回答)は「スマホ」が88.1%で最も多かった。2年前の6割弱から昨年84.2%に達し、さらに伸びた。「タブレット端末」は16.5%に増えた。調査は3回目。総務省が6~7月、16都道府県の高校・高専の1年生約3700人を対象に実施した。

民間給与3年ぶり増  国税庁調査

国税庁の民間給与実態統計調査で9月26日、民間企業に勤める人の2013年の1年間の平均給与は、前年比1.4%増の413万6千円で3年ぶりに増えたことが分かった。雇用形態別にみると、正規労働者が1.2%増の473万円、パートや派遣社員など非正規労働者は0.1%減の167万8千円だった。給与総額は3.4%増の192兆1498億円。源泉徴収された所得税は13.6%増の8兆2907億円だった。1年を通じて勤務した給与所得者数は2.0%増の4645万4千人で2年ぶりに増加。うち女性は3.4%増の1891万9千人で、いずれも過去最多となった。

教育熱心だと思う?、7割の夫が妻を「熱心」、4割の妻が夫を「熱心」

不動産・住宅情報サイトのオウチーノ(東京)が、12歳以下の子供を持つ20~35歳の親482人に「配偶者を教育熱心だと思うか」と尋ねたところ、7割の夫が妻を「熱心」と答えたのに対し、夫を「熱心」とした妻は4割程度だった。自身についてはどうかを問うと、57%が「熱心と思う」と回答した。子供の教育で重視していることについては「礼儀・マナー」(57%)が最も多く、「コミュニケーション力」(43%)、「自分で考える力」(40%)が続いた。

日経 学長アンケート 149大学 企業から研究費12.9%増367億円に

日本経済新聞社が9月25日にまとめた学長アンケートで、基礎研究だけでなく製品の実用化にも共同研究の領域が拡大しているため、149校が13年度に企業から得た研究資金は前年度比12.9%増の367億円に増えた。京都大学は塩野義製薬とアルツハイマー病の新薬の共同研究を推進。大阪大学はテルモと重症心不全の患者の細胞から作ったシートの早期の実用化に向けて、臨床試験に取り組んでいる。自動車分野では名古屋大学がトヨタ自動車や東レなど約10社と20年をメドに炭素繊維を使った車の量産を目指している。

敬語は「必要」8割超  国語世論調査

文化庁がまとめた「国語に関する世論調査」で9月24日、敬語が必要だと思う人が8割を超え、10年前に比べ約17ポイントも増加したことが分かった。「今後とも敬語は必要」「ある程度必要」と答えた人の割合は98・0%で、前回(15年度)調査に比べ1・9ポイントの微増だったが、「必要」と答えた人だけを見ると84・5%で、16・7ポイントも増加した。必要だと思う理由は、「相手を尊敬する気持ちを表せるから」(70・6%)、「表現がやわらかく人間関係を円滑にすることができるから」(52・2%)。

「チンする」は90%、文化庁が国語調査

文化庁の2013年度の「国語に関する世論調査」で9月24日、文電子レンジで加熱する意味の「チンする」など、名詞や擬音、英単語の一部などに「る・する」を付けて動詞化した造語が広い世代に浸透していることがわかった。調査は今年3月、全国の16歳以上約3500人に尋ね、約2000人から回答を得た。「チンする」は90%、「サボる(怠ける)」は86%、「お茶する(喫茶店などに入る)」66%、「事故る(事故に遭う)」53%、「パニクる(パニックになる)」49%を使うと回答した。

ゲーム機、保護者6割否定的

ベネッセ教育情報サイトが3月、小中学生の子供を持つ保護者約1500人に家庭用ゲーム機について調査したところ、86.1%が「持っている」と答えた。子供がゲーム機で遊ぶことについては「あまりよくない」が51.3%、「よくない」が8.4%で約6割が否定的。「勉強がおろそかになる」「運動をしなくなる」などが理由で、一方、保護者の31.3%は、ゲーム機用の学習コンテンツを使って子供が勉強していると回答。内容別では「漢字学習」(28.3%)「計算練習」(22.8%)が多かった。