Category: 塾ニュース|大学

筑波大 「筑波大学桐飴」地元産ブルーベリーで

「筑波大学桐飴(きりあめ)」は同大学のオリジナル商品で、茨城県つくば市産ブルーベリーを使っているのが特徴。煮詰めたブルーベリー果汁とペーストにした果肉の両方を使用する。金太郎あめと同じ作り方で、模様には大学校章の桐の葉をあしらった。10粒入り247円と手ごろな価格で筑波大生のほか一般客にも人気だ。10粒入りのほかに35粒入り(756円)がある。大学構内やつくば駅の物産店、オンラインで買える。14年度は合計6000袋以上を販売した。

大学発ベンチャーに投資1年で2.6倍 育成ファンド1000億円に

大学発ベンチャー企業に的を絞ったベンチャーキャピタル(VC)のファンド規模が膨らんでいる。2015年度末時点では前年度比2.6倍にあたる1000億円に迫る勢い。国立大や私立大、国内の主要な大学向け民間ベンチャーキャピタルの出資額などをもとに日本経済新聞が推計した。15年末時点のファンド規模は合計で約650億円。14年末時点と比べると1.7倍になった。民間VCに加え、政府が資金を用意した国立大学発VCの設立が相次いでいるためだ。資金の流入で技術系を中心に研究開発や起業意欲が再び活発になりそうだ。

明治大と三陽商会共同開発のチェスターコート

三陽商会は明治大商学部の学生と共同開発した「大学生が着たい憧れのチェスターコート」を発売した。チェスターコートは丈が長く、腰を絞った細身の形状で、普段着としても仕事着としても使える。うまく魅力を伝えれば、手軽なファストファッションを好む若者も少し「背伸び」して購入するはず、と踏んだ。丈やポケットの位置など、デザインにも学生の意見を採用。価格は税抜き3万5千円(男性用)と3万円(女性用)。コストを抑えるため、販路はインターネットにしぼった。

私大授業料の平均は86万4千円

文部科学省によると、私立578大学の2014年度入学生の授業料平均額は86万4384円で、前年度から0.5%増えていた。入学料は26万1089円、実験実習料は3万4914円で、1年生が払う「初年度納付金」の合計は前年度とほぼ同じ、143万4996円だった。学部別に見ると、授業料が最も安いのは神・仏教学部の71万4308円(前年度比0.1%増)で、法・商・経済学部が73万8020円(同0.7%増)と続いた。高かったのは歯学部の304万8247円(同1.8%減)、医学部の254万7399円(同0.4%減)。

法科大学院、4校が補助金ゼロに 16年度配分33校減額

文部科学省は12月25日、法科大学院43校に対し2016年度に配分する補助金の増減比率を公表した。各校が提案した教育プログラムの内容を評価した結果、10校が増額、33校が減額され、4校は初めて補助金がゼロとなった。同省は大学経営に直結する補助金の配分にメリハリをつけることで司法試験の合格率や教育内容の改善を求め、一段の統廃合を促している。法科大学院への補助金額は14年度まで規模に応じて機械的に決まっていたが、一部司法試験合格率の低迷が続くことを受け15年度から実績に基づく傾斜配分を始めた。

大阪医大と大阪薬大、学校法人統合へ

2004年に学術交流協定を結び、共同研究などを進めてきた、大阪医科大(大阪府高槻市)と大阪薬科大(同市)は12月24日、両大学の学校法人を来年4月に統合し、「学校法人大阪医科薬科大学」を設立すると発表した。双方の大学名はそのまま残す。両大学は今年9月、法人統合を文部科学省に申請し、今月22日に認可がおりたという。学生数は医科大が約1200人で、薬科大が約2千人。

多摩大経営情報学部「サンリオピューロランドゼミ」

多摩大学(東京都多摩市)経営情報学部の「サンリオピューロランドゼミ」は、地元のテーマパーク「サンリオピューロランド」の課題をいかに解決するかを探り、イベント企画から実際の集客までを実践する産学連携のゼミだ。今年度は大学生を対象に、館内各所に隠されたプレゼントを探すイベントを企画し、今月25日まで催している。同ゼミの主眼は集客施設のマーケティング。学生の視点を生かして同世代を呼び込むにはどうすべきか、自ら行動しつつ学ぶ。今回は各種SNSや短編動画アプリで告知した。

神田外語大の学生食堂「食神」

千葉市の幕張地区にある神田外語大学には、アジア各国の料理が食べられる学生食堂「食神」がある。ベトナムのフォー360円、海南鶏飯390円。手ごろな値段で味も本格的だ。週替わりや日替わりで提供する約20種類のメニューは、留学生からの意見を取り入れながら味に改良を加えてきた。「ハラル認証」も取得した。土曜日の昼・夜と日曜日の昼は学生以外の一般も利用可。昼の部はプレートセットを千円、夜の部はバイキング形式で大人1人2千円で提供している。昨年9月に本格的に一般開放してから、すでに約1万8千人が訪れた。

神戸大が「国際人間科学部」設置へ

神戸大学は11月27日、現在の国際文化学部と発達科学部を再編統合し、2017年4月に国際人間科学部(仮称)を設置すると発表した。グローバル文化学科・発達コミュニティ学科・環境共生学科・子ども教育学科の4学科を置き、グローバル社会で起きる環境、災害、民族、教育などの分野の課題解決に取り組む。募集人員は4学科で計370人程度を予定している。

千葉・成田に医学部新設決まる

政府は11月27日、国家戦略特区指定の千葉県成田市に、医学部を新設する計画を正式に認めた。空港との近さをいかした国際水準の医師の育成や、外国人患者を受け入れる「医療ツーリズム」の拡大を目指す。2017年4月に開設する予定。新設されるのは国際医療福祉大学(栃木県)の医学部。医学部の新設は、東北薬科大(16年4月開設)を除くと、38年ぶり。教員200人以上のうち10人以上を外国人とし、学生も定員140人のうち20人を留学生とする。大多数の科目で英語の授業を行うほか、全学生が海外での臨床実習を最低4週間受ける。