Archive for: 5月 2014

偏差値30台の生徒が1年で60に!? チャレンジカップ2014グランプリ決定戦開催

4月27日(日)に、北千住のシアター1010でチャレンジカップ2014グランプリ決定戦(主催:一般社団法人日本チャレンジ教育協会)が開催された。チャレンジカップは半年間のチャレンジ目標を子ども達自身が設定し、エントリーする。「志望校合格」や「サッカー全国大会出場」、「募金を100万円集める」など、チャレンジ目標は様々。まさに、何でもありの甲子園だ。

チャレンジカップ2014の会場

チャレンジカップ2014グランプリ決定戦の会場

今年で7回目となるチャレンジカップ2014は、過去最高となる
Robe demoiselle d’honneur violette 1万4000名を超える子ども達が学校・学習塾から参加。グランプリ決定戦では、3月に開かれた地域審査・全国審査を勝ち抜いてきた8組が半年間の活動の軌跡や、その中で得た気付きを発表した。

学習塾からは、小学生ながら2人で合計1400時間の勉強マラソンにチャレンジをした「チルドレン」(ITTO個別指導学院仙台中田校)、偏差値30台で学年ビリから1年で偏差値を60まで上げて大学合格を果たした「★あきなん★」(ITTO個別指導学院新小平校)、長年会話をしていなかった友達に謝罪することに挑戦した「琴音」(ITTO個別指導学院多摩落合校)の3組がグランプリ決定戦で発表した。

当日は、パズドラやブックオフのCMにも出演中の、日本で唯一のプロ応援団「我武者羅應援團」や、チャレンジカップ公式ソングを歌う「カラーボトル」が会場に応援に駆け付け、チャレンジカップに参加した全生徒にエールを送った。

杉山愛さんや柴田亜衣さん、土田和歌子さんといった世界一に輝いたプロのアスリートをはじめ、経済界・教育界の著名人が特別審査員として参加し、会場参加者の投票と合わせて日本一となるグランプリが決定した。

グランプリ表彰を受ける長崎創成館高等学校のYUDAIさん

グランプリ表彰を受ける長崎創成館高等学校のYUDAIさん

選ばれたのは、フリースタイルフットボールに挑戦し、100種類を超える技を身に着けた「YUDAI」(創成館高等学校)。ケガによりサッカー人生を断たれた高校生が、自分の人生をあき
Robe demoiselle d’honneur rouge らめることなく、サッカー部のマネージャーとして、そして、フリースタイルフットボールプレイヤーとしてサッカーに関わり続けたその活動は、多くの参加者の胸を打った。

「怪我をした事実は変えられない。でも、怪我をしたことをどうとらえるかは自分の考え方次第。それは変えられます」

「怪我をしたからサッカーができないと思うか、サッカーはできないけど他にできることはある、と思うかは自分次第です」

学校、学習塾の垣根を越えて参加できるチャレンジカップは、今年も9月に開催予定。実行委員は「子ども達に自信をつけさせることで、成績の向上はもちろん、自分の人生を主体的に生きる姿勢を身に着けさせることができると考えています。ぜひ、多くの学習塾にも参加してほしいと思っています」と話す。詳しいエントリー方法は7月中旬に公式ウェブサイトで公開予定。同サイトでは4月27日の発表内容の詳細も紹介している。

「教育3.0」の実現! ICT教育の最前線情報を共有

「iTeachersカンファレンス2014 Spring」開催

近年多くの学校や学習塾関係者が関心を寄せ、その必要性を感じている「ICT教育」。しかし、まだ言葉のみが先行しているのが現状ではないだろうか。実際に、「ICT教育をどのように導入するか」「どう取り組むのか」「どの程度の設備投資すればいいのか」「ICTを担う人材はどう育成すればいいのか」といった声が現場から聞こえてくる。

こうした現状は、「関心はあるが具体的な手法がわからない」といった現場の状況に応える具体的かつ有益な情報が不足しているのも一因ではないだろうか。そのようななか、4月27日(日)東京・五反田の学研ビル ホールにICT教育の第一線で活躍する実務家、研究者が一同に介したイベント「iTeachersカンファレンス2014 Spring」が開催された。

トークセッションの様子

トークセッションの様子

「iTeachers(アイ・ティーチャーズ)」は2013年4月、小学校・中学校・高校・大学・専門スクール・学習塾、それぞれの領域で日本を代表する9人の先駆者が集まり結成された、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム。互いのICT導入・活用事例を共有し、実践の中で培われた経験やノウハウを、全国のイベントやセミナー、メディア等を通じて広く情報発信している。

今回のイベントでは、iTeachersチームメンバーを中心に、最新のICT教育実践事例に関するプレゼンテーションが行われた。他にも、プレゼンター全員が登壇してのトークセッションも行われ、ICT教育に関心を寄せるイベント参加者にとって、理論理屈ではないICT教育分野における現場の実情、実践的な導入手法を知る機会となった。

今後も教育界において「ICT」が真の価値をもって広がっていくためには、今回のイベントで登壇した先駆的にICT教育に取り組む学校、学習塾の実践例が多くの関係者に共有され現場レベルで新たに実践されることが不可欠ではないだろうか。ICT教育におけるiTeachersの取り組みには今後も注目していきたい。

「iTeachers カンファレンス2014 Spring」プレゼンターとテーマ

永野直先生(千葉県立袖ヶ浦高等学校) 情報コミュニケーション科第1期生卒業とこれから
栗谷幸助先生
(デジタルハリウッド/デジタルハリウッド大学)
クリエイティブを『楽しく』伝えるということ
片山敏郎先生(新潟大学教育学部附属新潟小学校) 小学校でのICT Revolution!〜タブレット活用の成功要件〜
小酒井正和先生(玉川大学) デバイスは進歩した。先生は進歩しないといけないのか?
岩居弘樹先生(大阪大学) とりあえずやってみる
小池幸司先生(俊英館/教育ICTコンサルタント) iPadを授業で使うたった1つのシンプルな目的
金子暁先生(広尾学園中学校・高等学校) 2014広尾学園のICT
杉本真樹先生(神戸大学/医師・医学博士) 教育を動かすインセンティブプレゼンテーション

外部リンク:iTeachers 公式ウェブサイト

学童保育の定員枠を約30万人分拡充する方針

政府は、共働き家庭などの小学生を放課後に預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)の定員枠を約30万人分拡充する方針を固めた。整備の目標期間は5年を軸に調整する。安倍政権の成長戦略の柱である「女性の活躍」を具体化する政策の一環で、6月に見直す成長戦略に盛り込む。女性の子育てを支援し、就労を後押ししたい考えだが、予算確保が課題になりそうだ。

三陽商会「バーバリー」のライセンス契約を2015年6月で終了

三陽商会は5月19日、英バーバリーと結んでいた高級ブランド「バーバリー」のライセンス契約を2015年6月で終了すると発表した。派生ブランドの紳士服「バーバリー・ブラックレーベル」と婦人服「バーバリー・ブルーレーベル」は15年7月以降から「バーバリー」の名前を冠さずに商品展開する。派生ブランドも含めると、バーバリーは三陽商会の売上高の半分を占めており、今回契約を終了する商品は売り上げの2~3割程度を占めるとみられる。バーバリーと三陽商会は1970年にライセンス契約を始めた。

インドKVSの最高幹部が来日 タマイインベストメントエデュケーションズと業務提携した学研で歓迎式典

株式会社学研ホールディングス(東京・品川、宮原博昭代表)のグループ会社で、塾事業を統括する株式会社学研塾ホールディングス(東京・品川、鱸 洋之代表)は5月12日、 株式会社タマイインベストメントエデュケーションズ(京都、玉井満代代表)と業務提携することを発表した。

両社は、教育ICTを重要な先駆的戦略と位置づけ、商品の開発とシステム構築を実施し、設立する新会社を通じて、教育ICTコンテンツを、国内、そして世界に提供していく予定。

タマイインベストメントエデュケーションズが提供する教育ICT教材の『玉井式国語的算数教室』『図形の極』は、国内の多くの塾の導入実績があり、中でも『図形の極』は、インドのKVS(Kendriya Vidyalaya Sangathan)で正式採用される運びになっている。

KVSとは、インド全土で1091校(2013年9月時点)を運営する政府管轄の小中高一貫校であり、生徒数は、合計で112万1012名(同3月時点)にも上る。日本発の教材がインドの政府管轄の学校において採用されるのは史上初の試みである。

この業務提携の発表とともに、タマイインベストメントエデュケーションズのコーディネイトにより実現したインドKVSの歓迎式典を同日に学研本社ビルで開催した。今回はインドKVSからはDr.ディネッシュ・クマール氏をはじめとする最高幹部たちを迎え、大々的に式典が催された。

会の中では、『図形の極』のインドでの導入事例の紹介が映像で為され、国内の塾の導入事例の実践報告もあり、活発な意見交換も為された。
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中国人の米大学院入学希望、2年連続減

全米500以上の大学院で構成する米大学院協議会が集計した2014年秋入学の応募状況によると、中国人の入学希望は前年比1%減と2年連続で前年割れした。中国人の米大学院への応募は、12年まで7年連続で2ケタ増を続けたのち、13年は3%減とブレーキがかかった。今年はさらに1%減となり、「中国の冷え込みは、もはや1年限りのつまずきではない」(米教育紙)との見方が出ている。米国の大学や大学院に留学する中国人が急速に膨らみ、就職で「留学」の経歴がさほど有利にならなくなったことが一因とみられている。

2014年5月21日の塾株

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進学会 消費者庁が景品表示法違反で措置命令 「及び在籍」の表示漏れていた

消費者庁は5月20日、全国に学習塾を展開する進学会(札幌市)に対し、進学会が配布した新聞の折り込みチラシに「講師の98%が国公立大・大学院の出身」と記載しながら、実際には約14・6%しかいなかったのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、再発防止を求める措置命令を出した。

進学会は、2011年5月〜13年3月に、同社が運営する「北大学力増進会」「東北大進学会」「名大進学会」のブランドで展開する9道県で、夏期講習や冬期講習の生徒募集の新聞折り込みチラシは約1324万枚に、全国の講師1548人について「国公立大出身98%」と表示していたという。

進学会によると「実際には国公立大を卒業した社員が14・5%、在学中のアルバイト講師が約83・6%となり合計が98・1%となるが、広告に『及び在籍』という表示が漏れていたものがあった」ことが今回の措置命令に繋がったという。同社の松田啓専務は「ご迷惑をかけおわびする。再発防止に努める」とのコメントを出した。また、13年4月以降はこの表示を改善している。

 

「個別指導キャンパス」児童養護施設の高校生に無償で学習指導

「新教育総合研究会」(本社:大阪市北区・代表:福盛訓之)が今春、児童養護施設の高校生に無償で勉強を教える取り組みを始めた。施設の入所者を巡っては、学力と経済力の両面で大学進学が難しいことが問題とされ、学習塾の社会貢献活動として注目される。現在、個別指導キャンパスで受け入れている施設入所者は男子生徒も含めて2人。福盛社長は「今後は拡大も検討したい」と話す。「新教育総合研究会」は関西地方を中心に「個別指導キャンパス」などの教室名で約180カ所の学習塾を展開する。

世界最大の恐竜かも アルゼンチンで化石発見

南米アルゼンチン南部パタゴニア地方で、約1億年前の恐竜の化石が見つかった。地元博物館などは17日までに、大腿骨などの大きさから、世界最大の恐竜だったとみられると発表した。全長は約40メートルで、体重は約77トンと推定される。この恐竜は、白亜紀に生息していた首と尾が長い草食のティタノサウルスの仲間で、まだ命名されていない。歩行時の高さは約20メートルで7階建てのビルに相当する。